0200Metal Machine









スウェーデンのテクニカル・ベーシスト、ヨナス・レインゴールド率いるミッドナイト・サンの4thにしてラストのアルバム。結成以来のフロントマンだったピート・サンドベリが脱退し、元ジキル&ハイド、現プードルズのヤコブ・サミュエルが新ボーカリストに迎えられています。この人は元々はドラマーで、タリスマンの1st(再発盤)のボーナスとして収録されたライブ音源のドラムも担当しているそうです。ギターのマグナス・カールソン、ドラムのハイメ・サラザールは前作に引き続き参加しています。プロデュースに初代ドラマーのアンダース・テオ・ティアンデルが関与しているのもこれまで通りです。

このバンドは、ヨナス・レインゴールドのメタル指向と、ピート・サンドベリのメロハー/AOR指向とが融合してユニークなサウンドを展開してきたわけですが、ピート・サンドベリが外れた本作は完全にメタル化しました。硬質なサウンド、大仰なメロディ、劇的に歌い上げる歌唱、これはヘヴィ・メタル以外の何物でもありません。しかも古典的というかマンガチックというか、あまりに類型的で面白くもなんともない。メタル・プロパーなら喜ぶ音なのかもしれませんが、メロハー好きの筆者としては非常に残念です。ジャケットやブックレットにあしらわれたイラストも、CGで人相を変えたメンバー写真も、悲しくなるほどチープで子供っぽい。曲タイトルも"Metal"と"Steel"連発で、もしかしたらパロディかと思いましたが、どうも本気でやっているようです。ピート・サンドベリを追い出してまでやりたかったのがこれかよ、と言いたくなります。しかも、このアルバムを最後にバンドは解散、あるいは消滅してしまいます。なんだかな~。。。

評価 ★★☆☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Metal Gods (Reingold)
02. Distored Eyes (Reingold)
03. Metal Will Stand Tall (Reingold / Samuel)
04. Keeper of the Gate (Reingold / Samuel)
05. Steel to Steel (Reingold)
06. Metal Machine (Reingold)
07. Fight (Reingold)
08. Dungeons of Steel (Reingold)
09. Your Blood Burns in Hel (Reingold / Ohlen)
10. Temple of the Graal (Reingold / Samuel)
11. Genesis [bonus track]

■Personnel
Jakob Samuel -Vocals
Jonas Reingold - Bass
Magnus Karlsson - Guitars
Jaime Salazar - Drums

Inger Ohlen - Backing Vocals
Mattias Frisk - Backing Vocals
Bengtsson - Backing Vocals
Micko - Backing Vocals
Micke - Backing Vocals
Pontus - Backing Vocals
Tomme - Backing Vocals
Rickard Andersson - Keyboard solo on track 2

Producer - Jonas Reingold, Anders "Theo" Theander