メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。 メロディック・ロックのアルバムをレビューしていくブログです。

ミカエル・アーランドソン

Hunting Shadows / Last Autumn's Dream (2007)

0401Hunting Shadows









2007年リリースのLADの5thアルバム。メンバーは前作と同じくミカエル・アーランドソン(Vo, Key)、アンディ・マレツェク(G)、マルセル・ヤコブ(B)、ジェイミー・ボーガー(Ds)の4人ですが、やはりアンディ・マレツェクはリード・パートだけで、リズム・ギターはマルセル・ヤコブが担当しています。また、#4"I'm Not Supposed to Love You Anymore"のキーボードとギター・パートはヨラン・エルムクエスト(Bam Bam Boys, Alfonzetti )が担当しています。国内盤ライナー・ノーツによると、2007年6月にバンド初のライブを日本で行い、その経験・成果を元に制作されたアルバムだそうです。なるほど全体にバンド感が増し、これまでよりハードでエッジの立ったサウンドとなった印象。アップ・テンポの曲が増え、マルセル・ヤコブのテクニカルでメロディックなプレイが前面に出ているのも特色です。

楽曲は概ねこれまで以上に強力で、LADのウリである甘く切ないメロディの魅力を十二分に味わうことができます。アルバム2、3枚でアイディアが枯渇して、メロディの使いまわしやマンネリ化に陥るバンドもあるのに、年1枚のペースでアルバムをリリースして、ほとんどの曲が名曲・佳曲レベルというのは本当に凄いですね。大半がミカエル・アーランドソン、クラエス・アンドレアソン、トルビョン・ヴァッセニウスのチーム作ですが、大したメロディ・メイカーだと思います。全12曲中ジェイミー・ボーガーの曲が3曲と増えましたが、これがまた中々の出来。ただし、ボーナス・トラックの#12"Match Made in Heaven"は、クレジットを見るとおそらく日本のバンドBeagle Hat作だと思いますが、全く好みに合わず感心できません。以前のアルバムでもこのバンドの曲を取り上げていたけれど、自前で良い曲が作れるのに、またアンディ側の曲を全く取り上げていないのに、なんでわざわざこういう面白みに欠ける曲を入れちゃうのかな。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Strange Operation (C. Andreasson, M. Erlandsson, J. Sahlen, T. Wassenius)
02. Rainbow Sky (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
03. My Alibi (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
04. I'm Not Supposed to Love You Anymore (Music : J. Borger  Lyrics : J. Borger, J. S. Soto)
05. Lost in Moscow (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
06. R U Ready to Rock 'N Rol (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
07. Serenity (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
08. War of Your Worlds (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
09. Save Our Love (J. Borger)
10. Every Beat of My Heart (J. Borger)
11. Overnight Sensation (C. Andreasson, M. Erlandsson, J. Sahlen, T. Wassenius)
12. Match Made in Heaven [Bonus Track]  (Music : H. Tanaka, T.Kurashina  Lyrics : C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)

■Personnel
Mikael Erlandsson – Lead Vocals, Keyboards
Andy Malecek – Guitars
Marcel Jacob – Bass, Rhythm Guitars
Jamie Borger – Drums

Göran Elmquist – Piano, Keyboards, Guitars, Guitar Solo on #4

Producer – Mikael Erlandsson, Marcel Jacob, Claes Andreasson
Producer – Jamie Borger, Marcel Jacob (#4, 9, 10)
Executive Producer – Ulf Wahlberg, Claes Andreasson, Torbjörn Wassenius

Yeah / Radioactive (2003)

0371Yeah









スウェーデンのAORマスターことトミー・デナンダー主宰のプロジェクトRadioactiveの2作目。前作はTOTO周辺のミュージシャン総動員の超豪華なアルバムでしたが、今回はボーカル陣は多彩なものの演奏はほとんどトミー・デナンダー自身が担当しており(ドラムのPat Thernはトミー・デナンダーの変名)、その点では地味な印象があります。しかし中身のほうは前作に勝るとも劣らない出来栄え。前作に比べてグッとハードになっており、極上の楽曲とプレイの詰まった北欧メロハー/AORの傑作と言えると思います。本作オリジナル盤はドイツのMTMから2003年にリリースされていますが、2013年になってRadioactiveの1st~3rdにそれぞれボーナス・トラック2曲(1曲は日本盤ボーナス・トラックだったもの、1曲は未発表曲)ずつを追加したリイッシュー3枚組Legacyが英国Escape Musicから発売されています。

01. Yeah (Tommy Denander, Ricky Delin)
重いグルーヴと分厚いギターが印象的なハードロック。歌うのはミカエル・アーランドソンで、彼の得意なポップな要素や哀愁は皆無ですが、パワフルな歌唱が素晴らしい。何を歌わせても上手いですね~この人は。

02. Demon (Tommy Denander, Ricky Delin)
故ファーギー・フレデリクセンがハリのある歌声を聴かせる、スピーディなメロディアス・ハードロック。ベースはマルセル・ヤコブ。ヴァースの哀愁とブリッジ~コーラスの高揚感への変化がドラマチックです。

03. Don't Give Up (Tommy Denander, Geir Rønning)
筆者の大好きなイエア・ロニングがボーカルを務める、ブルージーなAORハード。ポール・ロジャースやデビッド・カヴァーデイルを思わせるディープ・ボイス、引きずるような歌い回しが堪りません。

04. Lies Feed on Lies (Tommy Denander, Chris Demming)
スティーヴ・オーヴァーランド登場です。この人にピッタリなハードでブルージーな曲。さすがに渋く上手いです。この1曲だけ参加しているトニー・フランクリンのベースも聴き所。

05. I Should Have Known Better (Tommy Denander, Chris Demming)
ボーカルは再びミカエル・アーランドソン。メロディアスですが、途中でリズム・チェンジがあったり、複雑なキメがあったりして、なんとなくプログレ風味も感じさせる曲です。

06. Over You (Tommy Denander, Ricky Delin)
6/8拍子のパワー・バラード。歌うのはイエア・ロニングで、ブルージー&エモーショナルな歌唱が最高です。

07. Fire Within (Tommy Denander, Chris Demming)
イントロのギターがえらくカッコいい!これも凝った編曲が印象に残るプログレハード的なナンバーとなっています。ボーカルはミカエル・アーランドソン、ベースはマルセル・ヤコブ。

08. Not That Innocent (Tommy Denander, Kristoffer Lagerström)
ミドル・テンポで歯切れのいいAORハード。コーラス部分が気持ち良いです。ボーカルはキモ・ブロム。自分のバンドで歌っている時よりパワフルに感じるなぁ。なんだかファーギー・フレデリクセンに似てるような気もするけど。

09. Make It Mine (Tommy Denander, Chris Demming)
これもミカエル・アーランドソンが歌っています。単純なロックン・ロール調のイントロから、歌が始まるとポップでメロディアスになって、間奏はプログレ的という凝った展開。

10. Souls on Fire (Tommy Denander, Geir Rønning)
哀愁溢れるAORハード・ナンバー。イエア・ロニングのタメにタメる歌唱が粘っこくて味わい深い。本当にいいボーカリストです。

11. 7 AM (Tommy Denander, Ricky Delin)
TOTO風のAORハードで、ファーギー・フレデリクセンとキモ・ブロムの突き抜けるようなツイン・ボーカルが爽快。これもやはりアレンジが凝ってます。ベースはマルセル・ヤコブ。

12. Until I Change Your Heart (Tommy Denander, Chris Demming)
ファンキーなリズムが心地よいナンバー。これもTOTOっぽいかな。筆者のお気に入りボーカリストの一人、マッティ・アルフォンゼッティが歌っているのが嬉しいです。ベースはマルセル・ヤコブ。

13. Somewhere, Someday (Tommy Denander, Jörn Lande)
※日本盤&Legacyボーナス・トラック
ミドルテンポのしっとりしたAORナンバー。マッティ・アルフォンゼッティがソウルフルに歌い上げています。

14. Juliet (Tommy Denander, Jeff Paris)
Legacyボーナス・トラック
ファンク調のAORハード。ボーカルはジェフ・パリスです。この人もエモーショナルで上手いですね。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Personnel
Tommy Denander - Guitars,Keyboards, Programming,  Bass (1, 3, 5, 6, 8, 9, 10, 13, 14)
Mikael Erlandsson - Lead & Backing Vocals (1, 5, 7, 9)
Fergie Frederiksen - Lead Vocals (2, 11)
Geir Rønning  - Lead & Backing Vocals (3, 6, 10)
Steve Overland - Lead & Backing Vocals (4)
Kimmo Blom - Lead & Backing Vocals (8, 11)
Matti Alfonzetti - Lead Vocals (12, 13)
Jeff Paris - Lead & Backing Vocals (14)
Marcel Jacob - Bass (2, 7, 11, 12)
Tony Franklin - Bass (4)
Pat Thern - Drums(1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13)
Vinniy Heter - Drums (14)
Chris Demming - Backing Vocals (1, 2, 3, 5, 6, 7, 8, 9, 10, 11, 12, 13)
Kristoffer Lagerström - Backing Vocals (1, 5, 7, 9)
Erkka Korhonen - Backing Vocals (8, 11)

Producer - Tommy Denander

The Gift / Mikael Erlandsson (2002)

0363The Gift









スウェーデンのボーカリスト、ミカエル・アーランドソンのソロ4作目。Last Autumn's Dream(LAD)結成前としては最後の作品ということになります。ソング・ライティングには、LADでもお馴染みのクラエス・アンドレアソンとトルビョン・ヴァッセニウスが加わるようになっており、ソロ活動からLADへの橋渡し的なアルバムとも言えそうです。プロデュースは1作目のThe 1 のマッツ・ペーションが再登板し、ウルフ・ヴァールベリはエグゼクティヴ・プロデューサーということになっています。

中身を見ていくと、過去作と同様のBeatlesやELO、60~70年代のポップスのエッセンスが感じられる音楽性ですが、楽曲の出来が押しなべて良く、これまでの集大成的なアルバムとなっています。懐かしさを感じさせるメロディとコーラス・ワークが印象的な#1"Out of Champagne"、この人としては珍しいR&B風バラード#4"Soul Is My Name"、やはりどこかレトロな#5"This Is Your Life"や#6"Million Dollar Girl"、甘いメロディにうっとりしてしまう#7"I Send You My Heart"、哀愁メロディとワウワウが70年代ロックを思わせる#10"Excuse Me Baby"、ハードポップという言葉そのままの爽快系疾走曲#12"24 Hours"、というように佳曲がぎっしり。蛇足ですが、#3"I Love You"の出だしのギターは早見優ちゃんの"夏色のナンシー"みたいでカワイイ。

ミカエル・アーランドソンのソロ作を聴いていつも思うのは、この人は本質的には「ポップス」をやろうとしているということ。つまりギターの歪み具合とかビートの激しさとか、そういうハードロック的要素は副次的なものに過ぎないということです。主眼を置いているのは、何よりポップでキャッチーな歌メロを作ること、その歌メロを最大限活かすアンサンブル、ハーモニーを組み立てることなのでしょう。彼のこのポップス指向はLADにも引き継がれていきます。2000年代以降に出てきたメロハー・バンドは、80年代に「産業ロック」と揶揄されたようなサウンドを現代風に蘇らせたものが多い中、LADが一味違うのはミカエルあってこそだろうと思います。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Out of Champagne (music : Mikael Erlandson  lyrics : Aymeric Desombre)
02. Stop (Following Me) (music&lyrics : Mikael Erlandson)
03. I Love You (music&lyrics : Torbjörn Wassenius, Claes Andreasson)
04. Soul Is My Name (music&lyrics : Mikael Erlandson)
05. This Is Your Life (music : Mikael Erlandson  lyrics : Aymeric Desombre)
06. Million Dollar Girl (music : Mikael Erlandson  lyrics : Mikael Erlandson, Torbjörn Wassenius, Claes Andreasson)
07. I Send You My Heart (music&lyrics : Mikael Erlandson)
08. My Day (music&lyrics : Torbjörn Wassenius, Claes Andreasson)
09. Stay (music : Mikael Erlandson  lyrics : Mikael Erlandson, Torbjörn Wassenius, Claes Andreasson)
10. Excuse Me Baby (music&lyrics : Mikael Erlandson)
11. Love's Got a Hold on Me (music : Mikael Erlandson  lyrics : Aymeric Desombre, Zanna Gregmar)
12. 24 Hours (music : Mikael Erlandson  lyrics : Aymeric Desombre, Zanna Gregmar)
[Japanese bonus track]
13. It's Gonna Be Alright (music&lyrics : Mikael Erlandson, Torbjörn Wassenius, Claes Andreasson)

■Personnel
Mikael Erlandsson - Lead & Backing Vocals, Keyboards, Acoustic Guitars
Mats "MP" Persson - Guitars, Keyboards, Bass
Jan Eliasson - Lead Guitar
Christer Jansson - Drums
Claes Andreasson - Acoustic Guitar
Torbjörn Wassenius - Acoustic Guitar

Producer - Mats "MP" Persson
Executive Producer - Ulf Wahlberg


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The Very Best of LAD / Last Autumn's Dream (2007)

0331The Very Best of Lad









2007年にリリースされたLast Autumn's Dreamのベスト・アルバム。来日記念盤として日本独自編集されたもので、海外では翌2008年にLive in Germany とカップリング2枚組でEscape Musicからリリースされています。4thSaturn Skyline リリース後の時点での編集ということで、1stから3rdまでそれぞれ3曲、4thから5曲、日本未発表曲が2曲、計16曲収録となっており、バランス的にも内容的にもまず順当な選曲ではないかと思いました。ただし、#16"Skyscraper"はいただけない。ベスト盤に入れるような曲ではないでしょう。オリジナルは日本のバンドの曲ということですが、まさかそれで日本人に受けると判断したのなら大間違いだと思います。気になるのは日本未発表曲の2曲です。未発表曲がなんでベスト曲なんだ?というのはとりあえず措いて、まず#11"Rocket of Love"は4thアルバムのアウトテイクで、可もなく不可もなくといったところ。#15"Doin' Time"は1stのヨーロッパ盤ボーナス・トラックで、このバンドとしては珍しくちょっとオシャレな雰囲気の佳曲です。

それから、1stのリズム・セクションはEuropeのジョン・レヴィン&イアン・ホーグランド、2nd~4thはTalismanのマルセル・ヤコブ&ジェイミー・ボーガーのコンビで、1枚のアルバムでこれを聴き比べできるというのも楽しいポイントです。また、音質的に問題があった2ndアルバムからの収録曲も、低音の音圧不足が改善されて他の曲と違和感なく聴けるのは良かったと思いました。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Again and Again (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
02. Break the Chains (Of Destiny) (R. Brightman)
03. Pages (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
04. Up in Paradisee (R. Brightman)
05. Love to Go (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
06. Going Home (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
07. Winter in Paradise (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
08. Brand New Life (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
09. After Tomorrow´s Gone (J. Borger, M. Levén)
10. Don't Let Our Love Go Down (J. Borger)
11. Rocket of Love (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
12. American Girl (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
13. Domino (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
14. Running (R. Brightman)
15. Doin' Time (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
16. Skyscraper (H. Tanaka, T.Kurashina, M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)

■Personnel
Mikael Erlandsson – Lead Vocals, Backing Vocals, Keyboards
Andy Malecek – Guitars
Ian Haugland - Drums 
Mic Michaeli – Keyboards
John Levén – Bass
Marcel Jacob – Bass, Rhythm Guitars
Jamie Borger – Drums
Thomas Lassar – Keyboards


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Shining Line / Shining Line (2010)

0295Shining Line









メロハー/AORプロジェクトShining Lineのアルバムです。リリースはメロハー/AORに特化したドイツのインディーズ・レーベルAvenue of Alliesから。Shining Lineの作品は今のところこのアルバムのみですが、楽曲面でも演奏面でも非常に充実していて、まさにメロハー/AORの理想形の一つだと感じました。核となるメンバーはピエルパオロ・モンティ(Ds)とアモス・モンティ(B)で兄弟と思われます。この二人にアレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Key)、マルコ・ダンドレア(G)、マリオ・ペルクダーニ(G)が加わり、ベースとなるトラックが制作されているようです。全員イタリア人で数多くのメロハー系バンド、プロジェクトに参加している面々です。更に曲ごとに異なるヴォーカリストとギタリスト等がゲスト参加、実に豪華なメンバーが揃っています。人数が多すぎてタグに収めきれないので、各曲ごとに簡単に記しておきたいと思います。

01. Highway of Love (words&music : P. Monti)
哀愁メロディが印象的なAORハード。ヴォーカルはエリック・モーテンソン(Eclipse)、ギター・ソロはタンクレーディ・パラマラ(The LoveCrave)。

02. Amy (words : P. Monti - Harry Hess / music : P. Monti)
女性の名前をタイトルにしたロマンチックでポップな曲。ヴォーカルはハリー・ヘス(Harem Scarem)、キーボード・ソロはマイケル・T・ロス(Hardline)。

03. Strong Enough (words&music : P. Monti)
タイトルにピッタリなロビー・ラブランク(Blanc Faces)の力強い歌唱が活かされた曲。バック・ヴォーカルにブライアン・ラブランクも参加しています。ギター・ソロはトミー・エルモッリ(Khymera)、キーボード・オーケストラはダグラス・R・ドッカー(Docker's Guild)。

04. Heaven's Paths (music : A. Del Vecchio)
05. Heat of the Light (words&music : P. Monti)
イントロ的な小曲に続いてロビン・ベックが切々と歌い上げるパワー・バラード。ギターはマルコ・ダンドレアが担当。

06. Can't Stop the Rock (words : P. Monti - A. Del Vecchio / music : P. Monti)
どこか懐かしい感じのポップでメロディアスなロックンロール曲。筆者の一番のーお気に入りです。ヴォーカルはミカエル・アーランドソン(Last Autumn's Dream)で、彼のソロ・アルバムの曲と言われても違和感ないほどハマっています。ギター・ソロはマイケル・ヴォス(Mad Max, Casanova)で、これがまたかっこいい。

07. The Meaning of My Lonely Words (words : I. Varsi - A. Del Vecchio / music : I. Varsi)
マイケル・ショットン(Von Groove)が粘っこいヴォーカルを聴かせるソウル・バラード。ギターはイヴァン・ヴァルシ。

08. The Infinity in Us (words : P. Monti / music : P. Monti - A. Re)
ミドル・テンポの哀愁メロハー。リード・ヴォーカルにマイケル・ヴォス、バック・ヴォーカルにカールステン・リザード・シュルツ(Evidence One, Domain)、ギターはヴィニー・バーンズ(Ten)。

09. Still in Your Heart (words : P. Monti / music : P. Monti - A. Re)
ボブ・ハリス(Axe, Edge of Forever)、スー・ウィレッツ(Dante Fox)が歌うパワー・バラード。ギター・ソロはティム・マンフォード(Dante Fox)。

10. Homeless' Lullaby (words&music : P. Monti)
収録曲の中ではハードロック色が強い曲。ウルリッヒ・カールソン(M.ILL.ION)、カールステン・リザード・シュルツがリード・ヴォーカル、ヨハン・バリクイストン(M.ILL.ION)がバック・ヴォーカル。ギター・ソロはマルコ・パヴィック(Pavic)。

11. Follow the Stars (words&music : P. Monti)
AOR風味のゆったりしたバラード。歌うのはフィル・ヴィンセント(Tragik, Legion)、ギター・ソロはマット・フィリッピーニ(Moonstone Project)とマイケル・ヴォス。

12. Unbreakable Wire (words&music : P. Monti)
これもハードロック色の強いアップ・テンポのナンバー。ヴォーカルはブルーノロック(Brunorock)、ジャック・メイエ(Tygers of Pan Tang )、グラツィアノ・デムルタス、ギター・ソロはウォルター・カリアロとイタリア人で固めています。

13. Under Silent Walls - Part I - Blossom: From Night to Dawn (music : A. Re)
14. Under Silent Walls - Part II - Alone (words&music : A. Re / P. Monti)
15. Under Silent Walls - Part III - Overture: Death of Cupid (music : A. Re)
ラストは組曲形式で、ギター・インストに挟まれた本編はマイケル・ボーマン(Jaded Heart, Zeno)が歌っています。極上のメロディのバラードとなっています。イントロの情感豊かなギター・ソロはマルコ・タンシーニ(Moonshine, Shanatoa)。

収録曲のほとんどを書いているピエルパオロ・モンティの才能はすごいですね。楽曲の出来が良い上に、歌い手を決めてから作曲したかのようにそれぞれのヴォーカリストの個性にピッタリです。ヴォーカリストの見本市のようなアルバムなので、どんな歌い手か試しに聴いてみたいというような方にはうってつけの一枚だと思いました。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Personnel
Pierpaolo Monti - Drums & Percussion
Amos Monti - Bass

Alessandro Del Vecchio - Keyboards & Vocals
Marco D'Andrea - Guitars
Mario Percudani - Guitars

Erik Martensson - Lead & Backing Vocals
Harry Hess - Lead & Backing Vocals
Robbie Lablanc - Lead & Backing Vocals
Brian Lablanc - Backing Vocals
Robin Beck - Lead Vocals
Mikael Erlandsson - Lead & Backing Vocals
Michael Shotton - Lead & Backing Vocals
Elisa Paganelli - Backing Vocals
Michael Voss - Lead & Backing Vocals, Guitar Solo
Carsten 'Lizard' Schulz - Lead & Backing Vocals
Bob Harris - Lead & Backing Vocals
Sue Willetts - Lead Vocals
Ulrich Carlsson - Lead Vocals
Johan Bergquist - Backing Vocals
Phil Vincent - Lead & Backing Vocals
Brunorock - Lead & Backing Vocals
Jack Meille - Lead & Backing Vocals
Graziano De Murtas - Lead & Backing Vocals
Michael Bormann - Lead & Backing Vocals
Tank Palamara - Guitar Solo
Tommy Ermolli - Guitar Solo
Ivan Varsi - Guitars
Vinny Burns - Guitar Solo
Tim Manford - Guitar Solo
Marko Pavic - Guitar Solo
Matt Filippini - Guitar Solo
Walter Caliaro - Guitar Solo
Marko Tansini - Lead Guitar
Michael T. Ross - Keyboard Solo
Douglas R. Docker - Keyboard Orchestra

Producer - Alessandro Del Vecchio


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