フロリダ出身のメロディアス・ハードロック・バンドAxeの1stアルバムです。リリース当時はLPでしたが日本盤は発売されず'(後にCD化され発売)、日本ではあまり知名度は高くないようです。1stと2ndはMCA、3rdと4thはATOCOと大手レーベルから出ていることから分かるように、本国ではそれなりに売れているし、日本人好みの音だと思われるのに、日本盤が出なかったのが不思議なくらいです。
本作時点でのラインナップは、中心人物のボビー・バース(G, Vo)、マイケル・オズボーン(G)、エドガー・ライリー・ジュニア(Key)、マイケル・タービン(B)、テディ・ミューラー(Ds)の5人。アメリカのバンドには珍しくウェットで陰りのあるハードロックをやっています。煮え切らないメロディとカラッとしないネクラなサウンドがなんとも魅力的なんです。人によっては「ダサい」で終りそうですが、これはダサカッコいいというべきでしょう。70年代の録音なので音に変な加工がされておらず、ギターはいかにもアンプが鳴っているのが分かるし、ドラムもちゃんと太鼓を叩いている音で録れていて、サウンド的にも好印象です。このバンドの代表作となる3rdOffering、4thNemesisの完成度には及びませんが、メロハー・ファンには本作も聴き逃せないアルバムだと思います。
なお、1993年にBrunetteから発売された日本盤CDの他に、1997年ニュージーランドAxepertise Entertainmentから発売されたCDがあります。こちらにはAxeの前身バンドBabyfaceが1977年にリリースした唯一作から5曲(LPのA面)がボーナスとして収録されており、同じくAxepertise Entertainmenttから出ているAxeの2ndLiving on the EdgeにはB面の5曲が収録されています。筆者が聴いているのはこのニュージーランド盤です。BabyfaceはメンバーがほとんどAxeと同じなのにサウンドはかなり違っていて、ロック、カントリー、ソウル、ファンク等様々な要素がごった煮状態。これはこれで面白いです。Babyfaceのアルバムはおそらく単体ではCD化されておらず、これは非常に貴重なボーナスでしょう。可能ならこちらを入手するのがお薦めです。
本作時点でのラインナップは、中心人物のボビー・バース(G, Vo)、マイケル・オズボーン(G)、エドガー・ライリー・ジュニア(Key)、マイケル・タービン(B)、テディ・ミューラー(Ds)の5人。アメリカのバンドには珍しくウェットで陰りのあるハードロックをやっています。煮え切らないメロディとカラッとしないネクラなサウンドがなんとも魅力的なんです。人によっては「ダサい」で終りそうですが、これはダサカッコいいというべきでしょう。70年代の録音なので音に変な加工がされておらず、ギターはいかにもアンプが鳴っているのが分かるし、ドラムもちゃんと太鼓を叩いている音で録れていて、サウンド的にも好印象です。このバンドの代表作となる3rdOffering、4thNemesisの完成度には及びませんが、メロハー・ファンには本作も聴き逃せないアルバムだと思います。
なお、1993年にBrunetteから発売された日本盤CDの他に、1997年ニュージーランドAxepertise Entertainmentから発売されたCDがあります。こちらにはAxeの前身バンドBabyfaceが1977年にリリースした唯一作から5曲(LPのA面)がボーナスとして収録されており、同じくAxepertise Entertainmenttから出ているAxeの2ndLiving on the EdgeにはB面の5曲が収録されています。筆者が聴いているのはこのニュージーランド盤です。BabyfaceはメンバーがほとんどAxeと同じなのにサウンドはかなり違っていて、ロック、カントリー、ソウル、ファンク等様々な要素がごった煮状態。これはこれで面白いです。Babyfaceのアルバムはおそらく単体ではCD化されておらず、これは非常に貴重なボーナスでしょう。可能ならこちらを入手するのがお薦めです。
評価 ★★★☆☆
★★★★★ 傑作
★★★★☆ 秀作
★★★☆☆ 佳作
★★☆☆☆ 凡作
★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。■Tracks
01. Life's Just an Illusion (Riley Jr.)
02. Hang On (Riley Jr.)
03. Sympathize (Barth)
04. How Come I Love You (Riley Jr.)
05. Forever (Barth)
06. Back on the Streets (Barth)
07. Doin' the Best That I Can (Osborne)
08. You're Out of Line (Osborne)
09. Battles (Barth)
[Bonus Tracks]
[Bonus Tracks]
10. Never in My Life (Barth)
11. How Long Can a Rock and Roll Band Keep Carryin' On (Barth)
12. Angeline (Barth)
13. Songwriter (Barth)
14. Stone Cold (Barth, Turpin)
11. How Long Can a Rock and Roll Band Keep Carryin' On (Barth)
12. Angeline (Barth)
13. Songwriter (Barth)
14. Stone Cold (Barth, Turpin)
■Personnel
Bobby Barth - Guitar, Vocals
Michael Osborne - Guitar, Vocals
Edgar Riley Jr. - Keyboards, Vocals
Michael Turpin - Bass, Vocals
Teddy Mueller - Drums
Producer - Michael Lloyd
Babyface
Bobby Barth - Lead Guitar, Lead Vocals
Edgar Riley Jr. - Keyboards, Background Vocals
Michael Turpin - Bass, Background Vocals
Bob Miles - Drums, Percussion
Producer - Dan R. HolmesMichael Osborne - Guitar, Vocals
Edgar Riley Jr. - Keyboards, Vocals
Michael Turpin - Bass, Vocals
Teddy Mueller - Drums
Producer - Michael Lloyd
Babyface
Bobby Barth - Lead Guitar, Lead Vocals
Edgar Riley Jr. - Keyboards, Background Vocals
Michael Turpin - Bass, Background Vocals
Bob Miles - Drums, Percussion