メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。

ホルスト・マイヤー・ソーン

Fire Works / Bonfire (1987)

0225Fire Works










ドイツのハードロック・グループ、Bonfireの2ndアルバム。Scorpionsの二番煎じ感とB級臭はずいぶん薄れました。要因の一つはDokken、Poison、White Lion、Alice CooperなどHR/HM系、特にLAメタル・バンドを数多く手がけて定評の高い、ドイツ出身のマイケル・ワーグナーによるゴージャスなプロダクション。それから、ジャック・ポンティ、ジョー・リン・ターナーなど外部ライター参加による楽曲の充実。さらに、ゲスト・ドラマーとして名手ケン・メリー(Fifth Angel、House Of Lords、Impellitteri etc)が全曲プレイしていること。この人が叩くと、途端に音がイキイキと躍動するんですよね。もちろんバンドの成長もあるのでしょうが、1stに比べて全体的にクォリティは向上しています。ただ、若気の至りな感じ、どことなく軽佻浮薄な感じが抜けていないのが気になるところ。それから、リード・ギタリストの技量がイマイチなのもHR/HMバンドとしては痛いかな。

楽曲の傾向は当時の耳で聴けばアメリカ指向なのでしょうが、叙情的なメロディはそれでも十分欧州っぽさ、ドイツっぽさが濃厚。#1"Ready 4 Reaction"、#2"Never Mind"、#4"Champion"、#11"Cold Days"など、パワー感と哀愁味が両立した佳曲が目白押しです。特に#6"Sweet Obsession"はキャッチーでメロディアス、文句なしの曲だと思います。この曲、ジョー・リン・ターナーもSecond Hand Life (2007)に収録しています。本作のクレジットはBonfireの4人とジャック・ポンティ、JLTの共作ということになっていますが、Second Hand Life のほうではジャック・ポンティとJLTしかクレジットされていません。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Ready 4 Reaction (H. Maier-Thorn/J. Deisinger/C. Lessmann)
02. Never Mind (H. Ziller/J. Deisinger/C. Lessmann)
03. Sleeping All Alone (J. Ponti/H. Ziller/H. Maier-Thorn/C. Lessmann)
04. Champion (H. Ziller/C. Lessmann)
05. Don't Get Me Wrong (H. Maier-Thorn/C. Lessmann)
06. Sweet Obsession (J. Ponti/J. Lynn-Turner/H. Ziller/C. Lessmann/H. Maier-Thorn/J. Deisinger)
07. Rock Me Now (H. Ziller/C. Lessmann)
08. American Nights (H. Ziller/H. Maier-Thorn/C. Lessmann/M. Ribler)
09. Fantasy (H. Maier-Thorn/C. Lessmann)
10. Give It A Try (H. Ziller/C. Lessmann)
11. Cold Days (H. Ziller/C. Lessmann)

■Personnel
Claus Lessmann - lead and backing vocals
Hans Ziller - lead and rhythm guitar, acoustic guitar, backing vocals
Horst Maier-Thorn - rhythm guitar, backing vocals
Jörg Deisinger - bass, backing vocals

Ken Mary - drums, percussion
Martin Ernst - keyboards

Producer – Michael Wagener



Don't Touch The Light / Bonfire (1986)

0171Don't Touch the Light










ドイツのハードロック・グループ、ボンファイアーの1stアルバム。Cacumen(カクメン?)というバンドの中心メンバーだったクラウス・レスマン(vo)、ハンス・ツィラー(gt)、ホルスト・マイヤー・ソーン(gt)の3人と、ヨルグ・ダイジンガー(b)、ドミニク・ヒュルスホルスト(ds)によってレコーディングされています。どこをどう聴いても、同じドイツのスコーピオンズの影響が濃厚。まず、ボーカルのクラウスさんの声と歌い回しがスコピのクラウスさんにそっくり。哀愁、ほの暗さ、湿り気を感じさせるメロディもよく似ています。スコーピオンズは初期はコク優先、ギターがマティアス・ヤプスに替わった後期はキレ優先となりますが、ボンファイアーはその後期に近いかな。ただし、困ったことにこのボンファイアーはコクが無いのにキレも無い。似てはいるけれど、楽曲、歌唱、演奏、あらゆる点でスコーピオンズには遠く及びません。このバンドを称して凡ファイアーと言った人がいるとか、いないとか。いや、上手いこと言いますな。少なくともこのアルバムに関しては凡作としか言い様がありません。

なお、現行CDは2000年版と2009年リマスター版があり、2009年版にはボーナス・トラックとしてライブ録音7曲が追加収録されています。また、1stDon't Touch The Light と2ndFire Works を1枚にまとめたものも発売されています。

評価 ★★☆☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Intro (C. Lessmann/H. Ziller/H. Maier-Thorn/J. Deisinger/D. Huelshorst)
02. Starin' Eyes (H. Maier-Thorn/C. Lessmann)
03. Hot To Rock (H. Ziller/J. Deisinger/C. Lessmann)
04. You Make Me Feel (H. Ziller/C. Lessmann)
05. Longing For You (C. Lessmann/H. Ziller/H. Maier-Thorn)
06. Don't Touch The Light (H. Ziller/H. Maier-Thorn/C. Lessmann)
07. S.D.I. (C. Lessmann/H. Ziller/H. Maier-Thorn)
08. No More (H. Ziller/C. Lessmann)
09. L.A. (H. Ziller/C. Lessmann)

■Personnel
Claus Lessmann - lead & backing vocals
Hans Ziller - lead & acoustic guitars, backing vocals
Horst Maier-Thorn - lead guitar, backing vocals
Joerg Deisinger - bass, backing vocals
Dominik Huelshorst - drums, percussion, backing vocals

Producer - Bonfire, Dave Hutchins



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