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アメリカン・ハードロック・バンドFireHouseの6thアルバム。ライブ盤を含めると7枚目のアルバムになります。これまでずっとオリジナル・メンバーのラインナップが維持されてきましたが、本作ではベースがペリー・リチャードソンからブルース・ウェイベル(ex-The Gregg Allman Band、2003年死去)にチェンジしています。FireHouseのリズム隊は以前から優秀でしたが、このメンバー・チェンジでリズムがより一層躍動的になったのが1曲目を聴いてすぐ分かります。

本作では、#3"The Dark"でラップを取り入れたり、#7"I'm in Love This Time"ではギタリストのビル・レヴァティがリード・ボーカルを務めたり、新しい試みも見られますが、基本的にはこれまでのFireHouseの音楽性を踏襲しています。横ノリのグルーヴが心地よい#2"Take It Off"、明るく伸びやかなハードポップ#5"I'd Rather Be Making Love"、ハートウォーミングなバラード#9"Loving You Is Paradise"、初期の作風に近いスピーディなハードロック#10"Call of the Night"と、FireHouseらしいメロディアスな佳曲が目白押し。毎度のことながらバラエティ豊富で聴き飽きることはありません。ただ一点だけ残念なのはギターの音が分厚くヘヴィ過ぎること。これまでもディストーションは比較的キツめでしたが、本作では更に歪みまくりで音質もザラザラしていてノイジーに感じます。エフェクターを変えたのかアンプを変えたのか原因は分かりませんが、次作も同じような音なのできっと意図的なものなんでしょうね。しかし筆者としては、これでずいぶんFireHouseサウンドの軽快さ、心地良さが損なわれてしまったと感じます。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Jumpin'
02. Take It Off
03. The Dark
04. Don't Fade on Me
05. I'd Rather Be Making Love
06. What You Can Do
07. I'm in Love This Time
08. Unbelievable
09. Loving You Is Paradise
10. Call of the Night
All songs written by Snare/Leverty

■Personnel
C.J. Snare - lead vocals, keyboards
Bill Leverty - guitars, vocals (lead vocals & keyboards on #7)
Michael Foster - drums, percussion, vocals
Bruce Waibel - bass guitar, vocals

Producer - Bill Leverty