メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。 メロディック・ロックのアルバムをレビューしていくブログです。

ハリー・ヘス

MMVII / Voices of Rock (2007)

0463MMVII









ドイツのミュージシャン、マイケル・ヴォス(Mad Max, Casanova etc)とクリス・ラウスマン(Bonfire, Affair etc)の2人を中心とするプロジェクトVoices of Rockの1stアルバム。この2人とドイツのベテラン・ドラマーであるバートラム・エンゲルで基本オケを作り、そこに10人のボーカリストが歌を乗せるという趣向となっています。個別には曲ごとに触れますが、綺羅星のごとく豪華なメンバーがずらっと並んでいて、メロハー・ファンとしては実に魅力的です。更にゲスト・ギタリストとして、トミー・デナンダーとエンジェル・シュライファーがそれぞれ1曲がつ参加しています。これまた嬉しい限り!

01. Voodoo Woman
一番手のボーカリストはジェイムズ・クリスチャン(House of Lords )。ミドルテンポの歯切れのいいリフと重厚なサウンド、そしてジェイムズ・クリスチャンの風格あるボーカルが素晴らしいの一言。おまけにエンジェル・シュライファーのカッコいいギター・ソロまで!いきなりの名曲・名演です。

02. Wild Thing
ボーカルはジーン・ボーヴァー(Crown of Thorns)。メロディアスでスピード感あふれる曲にジーン・ボーヴァーの伸びのある歌声がピッタリです。Crown of Thornsより良いくらいですね、これは。

03. Nightingale
お次はテリー・ブロック(Strangeways, Giant)。一転してしっとりとしたAOR風バラード。この人もため息が出るほど上手いです。

04. Over and Done
ボーカルはダン・リード(Dan Reed Network)。ミドル・テンポのポップな曲で、本作の中ではやや軽めなサウンドです。昔のDan Reed Networkの頃より声が渋くなっていて味わい深いです。

05. Phoenix Rising
ボーカルはジョニー・ジョエリ(Hardline)です。ミドル・テンポのハードAORといった曲調で、これも歌い手に良く合っていると感じました。

06. Irresistible
ハリー・ヘス(Harem Scarem)登場!ザクザクとしたリフと切ないメロディが最高です。本作中で一、二を争う出来だと思います。

07. China in Your Hands
ヨラン・エドマンが担当するのは軽快でキャッチーなハード・ポップ。どこかにも書いたけれど、おじさんの歌う明るいポップスってのは実にいいもんですな。聴けば聴くほど大好きな曲になりました。

08. Underloved
唯一の女性ボーカル、ロビン・ベックが歌うハード・ポップ。うっすら漂うカントリー・フレイバーがいい感じです。ギター・ソロはトミー・デナンダーで、いつも通り弾きまくっております。

09. Slip Away
メジャー・キーのポップな曲が続きます。ボーカルはスティーヴ・オーヴァーランド(FM)。この人は何を歌わせても味わいがあるというか、曲の味わいを引き出してしまうというか、とにかく上手いですね。

10. Love Is Blind
締めくくりはなんとゲイリー・バーデン(MSG, Silver)です!1曲目と似た感じのリフが引っ張るミドル・テンポのハードロック。ゲイリー・バーデンは色々言われてきましたが、こうやって聴くと(少なくともスタジオ録音では)中々の名ボーカリストですね。

なお、日本国内盤には11曲目にボーナストラックとしてマイケル・ヴォス自身が歌う"Maniac"が収録されているようですが、未聴のため詳細は分かりません。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Voodoo Woman
02. Wild Thing
03. Nightingale
04. Over and Done
05. Phoenix Rising
06. Irresistible
07. China in Your Hands
08. Underloved
09. Slip Away
10. Love Is Blind
Words & Music By Chris Lausmann & Michael Voss

■Personnel
Michael Voss - Lead Guitars, Acoustic Guitars, Backing Vocals
Chris Lausmann - Guitars, Bass, Keyboards

James Christian - Vocals on #1
Jean Beauvoir - Vocals on #2
Terry Brock - Vocals on #3
Dan Reed - Vocals on #4
Johnny Gioeli - Vocals on #5
Harry Hess - Vocals on #6
Göran Edman - Vocals on #7
Robin Beck - Vocals on #8
Steve Overland - Vocals on #9
Gary Barden - Vocals on #10

Bertram Engel - Drums
Angel Schleifer - Lead Guitars on #1
Tommy Denander - Lead Guitars on #8

Producer - Chris Lausmann & Michael Voss

MMVII
ヴォイシズ・オヴ・ロック
マーキー・インコーポレイティド
2007-08-22





 

Rubber / Harem Scarem (1999)

0440Rubber









Harem Scaremの6thアルバム。メンバーは前作Big Bang Theoryから変わらず、ハリー・ヘス(vo)、ピート・レスペランス(g)、ダレン・スミス(ds)、バリー・ドナヘイ(b)というラインナップとなっています。前作でその端緒が見られたパワー・ポップ化が更に進行し、Oasisなどのブリット・ポップやCheap Trickへの接近が顕著となりました。また、カントリーの要素が取り入れられているのも特徴的です。サウンド的には特にギターの変化が目立ち、ディストーションの効いたハードなリフは影を潜め、軽く歪んだ程度のクランチ・サウンドでコードを刻むという場面が多くなっています。また、リズム・セクションもずいぶん軽快になりました。これはこれで嫌いなサウンドではないのですが、肝心の歌メロまでOasisやCheap Trickみたいになってしまったのは痛い。好みのメロディではありません。1stの楽曲こそが最高と思っている筆者にとっては愛聴盤になり得ない一枚です。

なお、この時期Harem Scaremは音楽性を変えると同時にバンド名をRubberに変更しています。Harem Scaremというバンド名が時代遅れのヘアメタル・バンドを想起させ、カナダ本国や米国市場での苦戦の原因となっていると判断したそうです。ただし、日本ではHarem Scaremというバンド名が浸透しており、また従来のサウンドへの支持が根強いため、Harem Scaremのままで活動するということになりました。このアルバムの日本盤ジャケットにはHarem Scaremの文字がありますが、本国盤はRubberのセルフ・タイトル・アルバムという体裁になっています。音楽性の変化もバンド名の変更も他に例はあるものの、地域によってバンド名が違うというのはおそらく前代未聞。Harem Scaremの迷走はまだまだ続く。。。というか、日本でのコンサートのMCで聴衆に皮肉や嫌味を言うほど1stや2ndが元々やりたい音楽じゃなかったのなら、最初から迷走しっぱなしと言えるかもしれません。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. It's Gotta Be (Hess, Lesperance)
02. Who-Buddy (Hess, Lesperance)
03. Coming Down (Hess, Lesperance)
04. Stuck With You (Hess, Lesperance)
05. Sunshine (Hess, Lesperance)
06. Face It (Hess, Lesperance)
07. Trip (Lesperance)
08. Pool Party (Hess, Lesperance)
09. Headache (Hess, Lesperance)
10. Everybody Else (Hess, Lesperance)
[Bonus Track]
11. Enemy (Hess, Lesperance)

■Personnel
Harry Hess – vocals, guitars
Pete Lesperance – guitars, vocals
Barry Donaghy – bass, vocals
Darren Smith – drums, vocals

Producer - Harry Hess, Pete Lesperance
Rubber
Harem Scarem
Wounded Bird
2011-07-26

B-Side Collection / Harem Scarem (1998)

0374B-Side Collection









カナダのハードロック・バンドHarem ScaremのシングルB面(カップリング曲)や、アルバムのボーナス・トラックを集めた企画盤。#1"So Blind (Acoustic Version)"と#10"Good Enough"の2曲はこのアルバム自体のボーナス・トラックです。当初は日本盤のみの発売でしたが、後に海外でもリリースされているようです。アルバムの性格からして、サウンドの統一感だとか、トータルなコンセプトといったものは無いものの、さらっと聴けるいいアルバムになっています。冷蔵庫の余り物で料理したら意外に旨いものが出来ちゃったという感じでしょうか。特にアコースティック・アレンジの曲は、メロディの良さをあらためて感じさせてくれます。一番良かったのは#9"Hard to Love"。なんだかんだ言って結局1stアルバムがやっぱり好きだなぁということで。結論としては、一般のリスナーが手を出すアイテムではないと思いますが、このバンドのファンなら手元に置いておきたい一枚ですね。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. So Blind (Acoustic Version)
 bonus track
02. Climb the Gate (Acoustic Live '98)
 from single "What I Do" B-side track
03. Without You (Acoustic Live '98)
 from single "What I Do" B-side track
04. Cages
 from single "Die Off Hard" B-side track
05. The Mirror
 from single "Die Off Hard" B-side track
06. Surrender (Cheap Trick cover)
 from album "Believe Special Edition" bonus track
07. Change Comes Around (Acoustic Version)
 from album "Live Ones" bonus track
08. Turn Around (Acoustic Live '98)
 from single "Turn Around" B-side track
09. Hard to Love (Acoustic Live '98)
 from single "Turn Around" B-side track
10. Good Enough
 bonus track
11. Wasted Time
 from single "So Blind" B-side track
12. Without You
 from single "So Blind" B-side track
13. Blue (Live '97)
 from single "New Religion" B-side track
14. No Justice (Live '97)
 from single "New Religion" B-side track
15. More Than You'll Ever Know
 from album "Live in Japan" bonus track
All songs written by Harry Hess & Pete Lesperance
expect track 5 written by Harry Hess
track 6 written by Rick Nielsen
track 9 written by Christopher Ward, Harry Hess, Pete Lesperance

■Personnel
Harry Hess - vocals, keyboards, guitars
Pete Lesperance - guitars, backing vocals
Barry Donaghy - bass, backing vocals
Darren Smith - drums, backing vocals

Producer - Harry Hess and Pete Lesperance

B-side Collection (2 Bonus Tracks)
Harem Scarem
Wounded Bird
2010-09-07

Live at the Siren / Harem Scarem (1998)

0335Live At The Siren









1998年リリースのHarem Scaremのライブ盤。当初は日本のみでの発売で、2010年になって米国Wounded Birdからも再発されています。全14曲中ライブ録音は12曲。4thアルバムBelieveリリース後の地元カナダでのライブということで、Believe収録曲中心のセットリストになっています。メンバーはハリー・ヘス(vo)、ピート・レスペランス(gt)、ダレン・スミス(ds)、バリー・ドナヘイ(ba)の4人で1996年のLive in Japanと同じですが、曲が被っているのは"Change Comes Around"だけ。また、Believe(Special Edition)でカバーしていたCheap Trickの"Surrender"を再度取りあげていて、この後のバンドの路線変更の伏線とも受け取れる選曲です。オマケにスタジオ録音の新曲が2曲収録されていますが、"Tables Turning"は5thアルバムBig Bang Theory日本盤、"New Religion"はカナダ本国盤の収録曲。バンドのサイトのディスコグラフィによると、本作よりBig Bang Theoryの方が先のリリースと記されていて、「New Studio Track」という表記には「ん?」となりますが、事情はよく分かりません。

さて内容ですが、このバンドのライブ・パフォーマンスの実力の高さにはぐうの根も出ません。分厚いコーラス、適度にラフで勢いのある演奏、こりゃもう最高です。冒頭から#1"Believe"、#2"Saviors Never Cry"、#3"Die Off Hard"と強烈な3連発でノックアウト。#7"Baby With a Nail Gun"のぶっ飛び具合もスタジオ盤をはるかに凌ぎます。更にスタジオ盤ではいま一つ好みでなかった曲もライブ盤の中では何の違和感もなく楽しめました。ん~む、スタジオ盤にはいつもモヤモヤさせられるけど、やっぱりHarem Scaremはいいバンドだな~。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Believe (H.Hess / P.Lesperance)
02. Saviors Never Cry (H.Hess / P.Lesperance)
03. Die Off Hard (H.Hess / P.Lesperance)
04. Morning Grey (H.Hess / P.Lesperance)
05. Staying Away (H.Hess)
06. Honestly (H.Hess)
07. Baby With a Nail Gun (P.Lesperance)
08. Cages (H.Hess / P.Lesperance)
09. Rain (H.Hess / P.Lesperance)
10. Karma Cleansing (H.Hess / P.Lesperance)
11. Surrender (R. Nielsen)
12. Change Comes Around (H.Hess / P.Lesperance)
13. Tables Turning [New Studio Track] (H.Hess / P.Lesperance)
14. New Religion [New Studio Track] (H.Hess / P.Lesperance)

■Personnel
Harry Hess – vocals, guitars, keyboards
Pete Lesperance – guitars, vocals
Darren Smith – drums, vocals
Barry Donaghy – bass, vocals

Ray Coburn - B3 on "Tables Turning"

Producer - Harry Hess, Pete Lesperance

Live at the Siren
Harem Scarem
Wounded Bird
2010-08-10


Big Bang Theory / Harem Scarem (1998)


0298Big Bang Theory









ハーレム・スキャーレム(Harem Scarem)のスタジオ・フルレンス5作目。メンバーは前作Believeと同じくハリー・ヘス(vo)、ピート・レスペランス(gt)、ダレン・スミス(ds)、バリー・ドナヘイ(ba)の4人です。本作も前作同様、日本盤とカナダ・ヨーロッパ盤とで収録曲が異なります。具体的にはカナダ・ヨーロッパ盤の"Wasted Time"、"Without You"、"What I Do"、"New Religion"の4曲が、日本盤では"Reload"、"Tables Turning"、"Seas of Dissension"、"Never Have It All"に差し替えられており、曲順もかなり違っています。しかし、全10曲中4曲も違うとなると、オリジナル・アルバムの意味ってなんなのだろうかと考えてしまう。たとえばツェッペリンの1枚目、万国共通で"Good Times Bad Times"から始まって"How Many More Times"で終らないとおかしいし、"Black Mountain Side"の後に"Communication Breakdown"が来るからカッコいいわけでしょ?違うかな?収録曲の選択から曲順・曲間時間の設定にまで気を遣って、ベストの答えを出した結果がオリジナル・アルバムなんじゃないの?それが作品というものでしょう。CDの時代だからとか、配信の時代だからとか、そんなことに関係なく、音楽の作り手としてのミュージシャンとはそういうものだと思うけど。各国でより売れそうなバージョンを作るとか、やたらにコンピ盤を作るとか、このバンドの姿勢にはどうしても首を傾げてしまいます。

以下は日本盤を基にしてのレビューですが、各曲ともポップでキャッチー、しかもコンパクトで聴きやすくなっています。ギターの歪み具合がやや浅くなったこともあり全体に軽快な印象。ただメロディの質が微妙に変わって、なんだか少しチープトリックみたいになったかな。なお、#7"Sometimes I Wish"は珍しくバリー・ドナヘイがリード・ボーカルを担当していますが、声がハリー・ヘスに近くて違和感ありません。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. So Blind (Hess / Lesperance)
02. Climb the Gate (Hess / Lesperance)
03. Reload (Hess / Lesperance)
04. Tables Turning (Hess / Lesperance)
05. Turn Around (Hess / Lesperance)
06. Seas of Dissension (Hess)
07. Sometimes I Wish (Hess / Lesperance)
08. Never Have It All (Hess / Lesperance)
09. Lying (Hess / Lesperance)
10. In My State Of Mind (Hess)

■Personnel
Harry Hess – vocals, keyboards
Pete Lesperance – guitars, keyboards, backing vocals
Barry Donaghy – bass, backing vocals, lead vocals on "Sometimes I Wish"
Darren Smith – drums, backing vocals

Producer - Harry Hess, Pete Lesperance
ビッグ・バング・セオリー
ハーレム・スキャーレム
ダブリューイーエー・ジャパン
1998-07-05




Big Bang Theory
Harem Scarem
Wounded Bird
2010-09-07

 

Shining Line / Shining Line (2010)

0295Shining Line









メロハー/AORプロジェクトShining Lineのアルバムです。リリースはメロハー/AORに特化したドイツのインディーズ・レーベルAvenue of Alliesから。Shining Lineの作品は今のところこのアルバムのみですが、楽曲面でも演奏面でも非常に充実していて、まさにメロハー/AORの理想形の一つだと感じました。核となるメンバーはピエルパオロ・モンティ(Ds)とアモス・モンティ(B)で兄弟と思われます。この二人にアレッサンドロ・デル・ヴェッキオ(Key)、マルコ・ダンドレア(G)、マリオ・ペルクダーニ(G)が加わり、ベースとなるトラックが制作されているようです。全員イタリア人で数多くのメロハー系バンド、プロジェクトに参加している面々です。更に曲ごとに異なるヴォーカリストとギタリスト等がゲスト参加、実に豪華なメンバーが揃っています。人数が多すぎてタグに収めきれないので、各曲ごとに簡単に記しておきたいと思います。

01. Highway of Love (words&music : P. Monti)
哀愁メロディが印象的なAORハード。ヴォーカルはエリック・モーテンソン(Eclipse)、ギター・ソロはタンクレーディ・パラマラ(The LoveCrave)。

02. Amy (words : P. Monti - Harry Hess / music : P. Monti)
女性の名前をタイトルにしたロマンチックでポップな曲。ヴォーカルはハリー・ヘス(Harem Scarem)、キーボード・ソロはマイケル・T・ロス(Hardline)。

03. Strong Enough (words&music : P. Monti)
タイトルにピッタリなロビー・ラブランク(Blanc Faces)の力強い歌唱が活かされた曲。バック・ヴォーカルにブライアン・ラブランクも参加しています。ギター・ソロはトミー・エルモッリ(Khymera)、キーボード・オーケストラはダグラス・R・ドッカー(Docker's Guild)。

04. Heaven's Paths (music : A. Del Vecchio)
05. Heat of the Light (words&music : P. Monti)
イントロ的な小曲に続いてロビン・ベックが切々と歌い上げるパワー・バラード。ギターはマルコ・ダンドレアが担当。

06. Can't Stop the Rock (words : P. Monti - A. Del Vecchio / music : P. Monti)
どこか懐かしい感じのポップでメロディアスなロックンロール曲。筆者の一番のーお気に入りです。ヴォーカルはミカエル・アーランドソン(Last Autumn's Dream)で、彼のソロ・アルバムの曲と言われても違和感ないほどハマっています。ギター・ソロはマイケル・ヴォス(Mad Max, Casanova)で、これがまたかっこいい。

07. The Meaning of My Lonely Words (words : I. Varsi - A. Del Vecchio / music : I. Varsi)
マイケル・ショットン(Von Groove)が粘っこいヴォーカルを聴かせるソウル・バラード。ギターはイヴァン・ヴァルシ。

08. The Infinity in Us (words : P. Monti / music : P. Monti - A. Re)
ミドル・テンポの哀愁メロハー。リード・ヴォーカルにマイケル・ヴォス、バック・ヴォーカルにカールステン・リザード・シュルツ(Evidence One, Domain)、ギターはヴィニー・バーンズ(Ten)。

09. Still in Your Heart (words : P. Monti / music : P. Monti - A. Re)
ボブ・ハリス(Axe, Edge of Forever)、スー・ウィレッツ(Dante Fox)が歌うパワー・バラード。ギター・ソロはティム・マンフォード(Dante Fox)。

10. Homeless' Lullaby (words&music : P. Monti)
収録曲の中ではハードロック色が強い曲。ウルリッヒ・カールソン(M.ILL.ION)、カールステン・リザード・シュルツがリード・ヴォーカル、ヨハン・バリクイストン(M.ILL.ION)がバック・ヴォーカル。ギター・ソロはマルコ・パヴィック(Pavic)。

11. Follow the Stars (words&music : P. Monti)
AOR風味のゆったりしたバラード。歌うのはフィル・ヴィンセント(Tragik, Legion)、ギター・ソロはマット・フィリッピーニ(Moonstone Project)とマイケル・ヴォス。

12. Unbreakable Wire (words&music : P. Monti)
これもハードロック色の強いアップ・テンポのナンバー。ヴォーカルはブルーノロック(Brunorock)、ジャック・メイエ(Tygers of Pan Tang )、グラツィアノ・デムルタス、ギター・ソロはウォルター・カリアロとイタリア人で固めています。

13. Under Silent Walls - Part I - Blossom: From Night to Dawn (music : A. Re)
14. Under Silent Walls - Part II - Alone (words&music : A. Re / P. Monti)
15. Under Silent Walls - Part III - Overture: Death of Cupid (music : A. Re)
ラストは組曲形式で、ギター・インストに挟まれた本編はマイケル・ボーマン(Jaded Heart, Zeno)が歌っています。極上のメロディのバラードとなっています。イントロの情感豊かなギター・ソロはマルコ・タンシーニ(Moonshine, Shanatoa)。

収録曲のほとんどを書いているピエルパオロ・モンティの才能はすごいですね。楽曲の出来が良い上に、歌い手を決めてから作曲したかのようにそれぞれのヴォーカリストの個性にピッタリです。ヴォーカリストの見本市のようなアルバムなので、どんな歌い手か試しに聴いてみたいというような方にはうってつけの一枚だと思いました。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Personnel
Pierpaolo Monti - Drums & Percussion
Amos Monti - Bass

Alessandro Del Vecchio - Keyboards & Vocals
Marco D'Andrea - Guitars
Mario Percudani - Guitars

Erik Martensson - Lead & Backing Vocals
Harry Hess - Lead & Backing Vocals
Robbie Lablanc - Lead & Backing Vocals
Brian Lablanc - Backing Vocals
Robin Beck - Lead Vocals
Mikael Erlandsson - Lead & Backing Vocals
Michael Shotton - Lead & Backing Vocals
Elisa Paganelli - Backing Vocals
Michael Voss - Lead & Backing Vocals, Guitar Solo
Carsten 'Lizard' Schulz - Lead & Backing Vocals
Bob Harris - Lead & Backing Vocals
Sue Willetts - Lead Vocals
Ulrich Carlsson - Lead Vocals
Johan Bergquist - Backing Vocals
Phil Vincent - Lead & Backing Vocals
Brunorock - Lead & Backing Vocals
Jack Meille - Lead & Backing Vocals
Graziano De Murtas - Lead & Backing Vocals
Michael Bormann - Lead & Backing Vocals
Tank Palamara - Guitar Solo
Tommy Ermolli - Guitar Solo
Ivan Varsi - Guitars
Vinny Burns - Guitar Solo
Tim Manford - Guitar Solo
Marko Pavic - Guitar Solo
Matt Filippini - Guitar Solo
Walter Caliaro - Guitar Solo
Marko Tansini - Lead Guitar
Michael T. Ross - Keyboard Solo
Douglas R. Docker - Keyboard Orchestra

Producer - Alessandro Del Vecchio

Shining Line
Shining Line
Avenue of Allies
2010-05-14

 

Believe / Harem Scarem (1997)

0199Believe









ハーレム・スキャーレムのスタジオ・フルレンス・アルバムとしては4作目となる作品。メンバーはハリー・ヘス(vo)、ピート・レスペランス(gt)、ダレン・スミス(ds)、バリー・ドナヘイ(ba)となっています。#1"Believe"、#2"Die Off Hard"、ダレン・スミスがリード・ボーカルをとった#4"Staying Away"、ピート・レスペランスのスリリングなプレイが素晴らしいインスト曲#5"Baby With a Nail Gun"と、1stHarem Scarem のキャッチーなメロディアスさ、2ndMood Swings のソリッドでハードなサウンドを併せ持つ曲が前半に集中しています。後半は前作の3rdVoice of Reason に近いかな。裏事情として伝えられているのは、グランジ/オルタナ色が強かった3rdの評判、売れ行きが日本では芳しくなく、レコード会社の意向もあって1st、2nd路線の楽曲を収録したとのこと。実は"Die Off Hard"と"Staying Away"は昔の楽曲を手直ししたもので、元曲はデビュー前のデモを集めたThe Early Years (2003)に収録されています。

本作はカナダ本国ではKarma Cleansing というタイトルで、ジャケットも異なる仕様でリリースされています。日本人が好みそうな"Staying Away"と"Baby With a Nail Gun"が外され、替わりに暗めな"Cages"と"The Mirror"が収められています。曲順も全く日本盤とは違い、一曲目は"Karma Cleansing"です。つまり、日本向けのBelieve は1st、2nd路線に戻ったように聴こえ、カナダ盤(=ワールドワイド盤)は3rdVoice of Reason の路線が続いているように聴こえるというわけです。そのような「工夫」の成果か、本作は日本でもよく売れて、ハーレム・スキャーレムの人気も再び盛り返したようです。しかし、筆者はこれを小手先の「工夫」と感じてしまいます。後のバンド名変更につながる迷走の端緒が見て取れるのです。まあ、言いたいことは色々ありますが、"Die Off Hard"、"Staying Away"、"Baby With a Nail Gun"と極上ナンバーが聴けるし、演奏も充実した好盤であることは間違いありません。

なお、本作は1997年の5月にリリースされ、同年9月にバンドは二度目の来日公演を行ないます。そして10月には"Believe"、"Hail, Hail"、"Staying Away"、"Morning Grey"、"Victim of Fate"の4曲をケヴィン・エルソンによるリミックス・バージョンに、"Rain"をフルバンド・バージョンに差し替え、さらにオリジナル日本盤でカットされていた"Cages"と"The Mirror"、ボーナス・トラックとしてチープ・トリックのカヴァー"Surrender"を収録した全13曲入りBelieve (Special Edition) がリリースされています。コアなファンはこちらを買ってね、というわけでしょう。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Believe (Hess / Lesperance)
02. Die Off Hard (Hess / Lesperance)
03. Hail, Hail (Hess)
04. Staying Away (Hess)
05. Baby With a Nail Gun (Lesperance)
06. Morning Grey (Hess / Lesperance)
07. Victim of Fate (Hess / Lesperance)
08. Rain (Hess / Lesperance)
09. I Won't Be There (Hess / Lesperance)
10. Karma Cleansing (Hess / Lesperance)

■Personnel
Harry Hess – vocals, keyboards
Pete Lesperance – guitars, keyboards, backing vocals
Barry Donaghy – bass, backing vocals
Darren Smith – drums, vocals

Producer - Harry Hess, Pete Lesperance

ビリーヴ
ハーレム・スキャーレム
ダブリューイーエー・ジャパン
1997-05-25

Believe (special Edition) (3 Bonus Tracks)
Harem Scarem
Wounded Bird
2010-09-11

Backwards / Mystery (1994)

136Backwards









ベルギーのハードロック・グループ、ミステリーの2ndアルバム。1stからメンバー・チェンジし、5人のメンバーのうちリーダーでボーカルのピーター・デ・ウィントと、ドラムのクリス・デ・ブローウェルだけが残り4人体制になっています。また本作はハーレム・スキャーレムのハリー・ヘスとピート・レスペランスがプロデュースにあたっており、そこがなんと言っても注目点でしょう。ハリー・ヘスはレコーディング作業とミックスまで手がけ、おまけにハモンド・オルガンで演奏に加わっています。ピート・レスペランスも2曲ほどギターで参加しています。ハーレム・スキャーレムの2人がこれだけ深く関与した結果、ミステリーのサウンドは大幅に変わりました。装飾的キーボードはばっさり削除されて、ソリッドなギター中心の引き締まったサウンドとなっています。曲調もハーレム・スキャーレム風ハードロックになりました。ピーター・デ・ウィントはますます力んで青筋立てており、なんだかハーレム・スキャーレムをバックにグラハム・ボネットが歌ってるみたいな、そんな感じです。

小太りでピラピラ・ゴテゴテした格好をしたダサいけど気のいい兄ちゃんが、しばらく見ないうちにジムに通って肉体改造し、センスのいいスーツを着こなしたイケメンになってた。筆者としては、まあそういう印象です。いや、それは悪いことじゃないんだけど、なんか寂しい。あの微妙に野暮ったいポップさ加減が無くなってしまったのが寂しいのです。。。それはともかく、ミステリーはこのアルバムを最後に解散(消滅?)、ピーター・デ・ウィントはドイツのアフェアーというバンドに加入することになります。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Runaway
02. Burnin Up
03. Call of the Whale
04. Paradise
05. Stranger
06. You and I
07. No More Tears
08. Talk to Me
09. Smile
10. Time
11. Everything to Me
12. Liquid Darkness
13. Sarajevo
All songs written by Mystery

■Personnel
Chris De Brauwer - Drums
Peter De Wint - Lead and backing vocals
Joris Holderbeke - Bass
Claude Cansse - Guitar

Karel Van Marcke - Additional keyboards
Harry Hess - B3 organ
Pete Lesperance - Guitars on "Burnin Up" and "You and I"
H-Square - Backing vocals

Producer - Harry Hess/Pete Lesperance/Peter De Wint 

Backwards
Mystery
Long Island
1997-05-05

   

Live in Japan / Harem Scarem (1996)

133Live in Japan









1995年12月ハーレム・スキャーレムの初来日公演(川崎CLUB CITTA')を収録したライブ・アルバム。彼らにとっては最初のフルレンス・ライヴ・アルバムが日本公演で録音されたあたり、このバンドの日本での人気、あるいはバンドの日本への思い入れが伺えます。メンバーはハリー・ヘス(vo)、ピート・レスペランス(gt)、ダレン・スミス(ds)、そして新ベーシストのバリー・ドナヘイの4人です。

3rdアルバムVoice of Reasonの直後とあって、収録曲のうち6曲がこのアルバムから選ばれています。2ndMood Swingsからも5曲採られていますが、1stからは"Slowly Slipping Away"だけ。しかもテンポを落としたアレンジでオリジナルの軽快さが減退してしまっています。1stの親しみやすさが大好きな筆者としては残念な選曲でした。2nd、3rd中心の選曲なので、全体としてヘヴィでソリッドなサウンドでガンガン攻めまくるライブです。どの曲もスタジオ盤よりカッコよくなっている印象。バンドはやっぱりライブが一番。というか、ライブで本領発揮できないバンドはインチキ・バンドなわけですが。それはともかく、特にピート・レスペランスは素晴らしいギタリストですね。超絶です。秒速幾らで指が動くとかそういう超絶じゃなくて、センスが常人から超絶している。TNTのロニー・ル・テクロとかもそう。ライブだとより一層そのことを感じます。

国内盤にはボーナス・トラックとして、ピート・レスペランスの超絶ギターが楽しめるインスト"Pardon My Zinger"と、しっとりしたバラード"More Than You'll Ever Know"のスタジオ録音2曲が追加されています。さらに、Live & AcousticLive in Japanをカップリングした企画盤Live Ones(邦題「カナダ技巧派集団来日記念盤」)には、"Change Comes Around"のアコースティック・バージョンも入っています。ただ、これはB-Side Collectionにも収録されています。企画盤が多いと選択肢が広がるのはいいのですが、訳分からなくなるのが悩ましい。。。
 
評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Change Comes Around (Hess/Lesperance)
02. Saviors Never Cry (Hess/Lesperance)
03. Warming a Frozen Rose (Hess/Lesperance)
04. Blue (Hess/Lesperance)
05. Candle (Hess/Lesperance)
06. Slowly Slipping Away (Hess/Ribler)
07. Breathing Sand (Hess)
08. Had Enough (Hess/Lesperance)
09. Empty Promises (Hess/Lesperance)
10. The Paint Thins (Hess/Lesperance)
11. Voice of Reason (Hess/Lesperance)
12. No Justice (Hess/Lesperance)
13. Pardon My Zinger [Instrumental/Bonus track] (Lesperance)
14. More Than You'll Ever Know [Bonus track] (Hess/Lesperance)

■Personnel
Harry Hess – lead vocals, guitar
Pete Lesperance – lead guitar, backing vocals
Barry Donaghy – bass guitar, backing vocals
Darren Smith – drums, backing vocals

Producer - Harry Hess, Pete Lesperance

ライヴ・イン・ジャパン
ハーレム・スキャーレム
ダブリューイーエー・ジャパン
1996-04-25
カナダ技巧派集団来日記念盤
ハーレム・スキャーレム
ダブリューイーエー・ジャパン
1997-08-10


Live & Acoustic / Harem Scarem (1994)

0101Live & Acoustic
日本側の企画によって作られたハーレム・スキャーレムのミニ・アルバム。リリースは1994年6月ですので、2ndアルバムMood Swings と3rdアルバムVoice of Reason の間ということになります。ただし日本では Mood Swings がデビュー盤として93年に出ており、1stのHarem Scarem は遅れて94年3月に発売されているので、1stと本作は立て続けのリリースとなっています。このバンドを日本で強力にプッシュしていこうというレーベル側の意気込みが窺われます。

目玉は1994年1月トロントでのライブを収録した3曲でしょう。後にハーレム・スキャーレムは結構な数のライブ・アルバムを出しますが、本作が最初のライブ収録盤です。演奏力が高いという定評に違わぬ、エネルギッシュでありながらどっしり安定したパフォーマンスはさすがです。筆者は特にインスト曲#4"Mandy"がお気に入り。Mood Swings では2分弱の短い曲でしたが、このミニアルバムでは3分強に延長されて、ピート・レスペランスの官能的と言ってもいいほど艶のあるギター・ソロを堪能することができます。このあたりがライブ盤ならではの楽しみでしょうね。#3"No Justice"、#5"Hard to Love"もブ厚いサウンドが見事に再現されていて、熱さと冷静さが同居するハーレム・スキャーレムの音楽を「ナマ」の姿で味わえます。"Honestly"と"Jealousy"のアコースティック・バージョンもあらためて曲の良さが伝わってきて、「聴いてよかったなー」と感じます。

なお、この作品はLive in Japan (1996)とカップリングされ、Live Ones (邦題「カナダ技巧派集団来日記念盤」)というタイトルで1997年に再発されて今でも中古で出回っていますので、そちらのほうがお買い得だと思います。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

 ■Tracks
01. Honestly (acoustic) (Harry Hess)
02. If There Was a Time (edit) (Harry Hess, Pete Lesperance)
03. No Justice (live) (Harry Hess, Pete Lesperance)
04. Mandy (live) (Pete Lesperance)
05. Hard to Love (live) (Christopher Ward, Harry Hess, Pete Lesperance) 
06. Jealousy (acoustic) (Harry Hess, Pete Lesperance)
07. Something to Say (edit) (Harry Hess, Pete Lesperance)

■Personnel
Harry Hess - vocals, guitars
Pete Lesperance - guitars, backing vocals
Mike Gionet - bass, backing vocals
Darren Smith - drums, backing vocals

Producer - Harry Hess, Pete Lesperance and Kevin Doyle
 
Live And Acoustic
ハーレム・スキャーレム
ダブリューイーエー・ジャパン
1994-06-25

カナダ技巧派集団来日記念盤
ハーレム・スキャーレム
ダブリューイーエー・ジャパン
1997-08-10

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