メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。 メロディック・ロックのアルバムをレビューしていくブログです。

トビー・ヒッチコック

The Destiny Stone / Pride of Lions (2004)

0301The Destiny Stone









ジム・ピートリックとトビー・ヒッチコックによるメロハー・プロジェクト、プライド・オブ・ライオンズ(Pride of Lions)の2ndアルバム。1作目と同様ジム・ピートリックとゆかりのあるプレイヤー達がバックを務めています。さて、1作目にもがっかりしましたが本作はそれ以上にがっかりしてしまいました。何度聴いても頭に残らないメロディ、上滑りのアンサンブル。陳腐で薄っぺらで、ロックのパッションがちっとも感じられない。ジミ・ヘンドリックスやジャニス・ジョプリンに繋がる音楽とは思えません。トビー・ヒッチコックの熱唱だけが空回りしています。このバンドを気に入っている方には申し訳ないけど、筆者としては厳しい点を付けざるを得ないです。

評価 ★★☆☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. The Courage to Love Somebody (Jim Peterik)
02. Parallel Lines (Jim Peterik)
03. Back to Camelot (Jim Peterik)
04. Born to Believe in You (Jim Peterik)
05. What Kind of Fool (Jim Peterik)
06. Man Behind the Mask (Jim Peterik)
07. Light From a Distant Shore (Jim Peterik)
08. Letter to the Future (Jim Peterik)
09. The Destiny Stone (Jim Peterik)
10. Second Hand Life (Jim Peterik)
11. Falling Back to Then (Jim Peterik)
12. The Gift of Song (Jim Peterik)
13. Reckless Love [Bonus Track] (Jim Peterik)

■Personnel
Jim Peterik – Lead & Background Vocals, Additional Keyboards, Additional Guitar, Percussion, Piano
Toby Hitchcock - Lead & Background Vocals

Hilary Jones -  Drums
Ed Breckenfeld - Drums & Percussion
Clem Hayes - Bass
Mike Aquino - Guitar
Christian Cullen - Keyboards
Scott May - Hammond B3 Organ
Kurt Howell - Programming
Tom Griffin - Background Vocals

Producer - Jim Peterik
Co-producer – Larry Millas
Executive-Producer – Serafino Perugino


Pride of Lions / Pride of Lions (2003)

0249Pride of Lions









Survivorをはじめとして豊富なキャリアを誇るマルチ・ミュージシャンであるジム・ピートリックと、新人ボーカリスト、トビー・ヒッチコックによるメロハー・プロジェクト、プライド・オブ・ライオンズ(Pride of Lions)の1stアルバム。バックを務めるのは、クレム・ヘイズ(B)、エド・ブレッケンフェルド(Ds)、ヒラリー・ジョーンズ(Ds)、マイク・アキノ(G)、クリスチャン・カレン(Key)など、いずれもSurvivorやWorld Stageなどでもジム・ピートリックをサポートしてきたミュージシャン達です。加えて、1曲だけですがジム・ピートリックの古巣Ides of Marchのトランペット奏者Chuck Soumar(読み方が分からない...)がパーカッションで参加しています。プロデュースはジム・ピートリック自身と、これもIdes of Marchのメンバーだったラリー・ミラス。リリースはメロディック・ロック専門レーベルFrontiers Recordsからとなっています。

さて中身のほうですが、結論から言うと、筆者としてはかなりがっかりさせられたアルバムです。なんだかバラードが多すぎる。しかも陳腐というか薄っぺら。80年代、柔弱なバラード・バンドと化したChicagoやらなにやらをMTVなどで見るたび、「こういうのはフランク・シナトラとかアンディ・ウィリアムズなんかの延長線上の音楽で、ちっともロックじゃないぜ!」とイラついたのを思い出しました。バラード以外の曲もどうもピンと来ない。何度聴いても、いや聴けば聴くほどモヤモヤしてくるんです。妙に手馴れた感じのメロディとサウンドで、そのくせ心に引っかからない。Ides of MarchもSurvivorも、こんなんじゃなかったよなぁと。才人ジム・ピートリックと、歌唱力抜群のトビー・ヒッチコックが組んでいるわけですから、このプロジェクトのポテンシャルはこんなもんじゃないはずです。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. It's Criminal (Jim Peterik)
02. Gone (Jim Peterik, Larry Millas)
03. Interrupted Melody (Jim Peterik)
04. Sound of Home (Jim Peterik)
05. Prideland (Jim Peterik)
06. Unbreakable (Jim Peterik, Stephen Salzman)
07. First Time Around The Sun (Jim Peterik)
08. Turn to Me (Jim Peterik)
09. Madness of Love (Jim Peterik)
10. Love Is on the Rocks (Jim Peterik)
11. Last Save Place (Jim Peterik)
12. Music and Me (Jim Peterik)
13. Surrender to the Night [Bonus Track]
14. Stand by You [Bonus Track]
15. So Deadly [Bonus Track]

■Personnel
Jim Peterik – lead vocals, guitar, keyboards, piano, bass
Toby Hitchcock - lead vocals, background vocals

Ed Breckenfeld - drums
Hilary Jones -  drums
Clem Hayes - bass
Mike Aquino - guitar
Christian Cullen - keyboards, synthesizer
John Melnick - background vocals
Chuck Soumar - percussion

Producer - Jim Peterik
Co-producer – Larry Millas

Mercury's Down / Toby Hitchcock (2011)

0162Mercury's Down









Pride of Lionsのボーカリスト、トビー・ヒッチコックの1stソロ作。とは言うものの、Frontiersレーベルが量産するメロハー/AOR企画ものの一枚。Eclipseのエリック・モーテンソンが制作の指揮を執り、全ての曲作りに関与、ほとんどの楽器とバック・ボーカルを担当、プロデュースもこなすという活躍ぶりです。ボーナス・トラックですが、#13"Strong Enough"ではトビー・ヒッチコックとのデュエットまでやっています。トビー・ヒッチコック自身は作詞作曲・アレンジ等にタッチせず、エリック・モーテンソンの作ったカラオケにリード・ボーカルを吹き込んだだけ。やはりエリック・モーテンソン・チームが制作したジミ・ジェイソンのNever Too Lateと言い、本作と言い、こんなんでソロ・アルバムと言っていいものか若干疑問です。同じチームでジェフ・スコット・ソートがボーカルを担当したW.E.Tのように、プロジェクト名を冠して発表されるべき作品ではないかと思います。

ただし、アルバム自体の出来は大変素晴らしい。W.E.Tと似た雰囲気の歌メロは流麗で美しく、計算しつくされたアレンジとアンサンブルが一曲一曲をドラマチックなものにしています。もう名曲・佳曲のオンパレード状態です。エリック・モーテンソン恐るべし。彼の作る楽曲ももちろん先人の影響を受けているのでしょうが、よくある80年代懐古趣味が不思議と感じられず、「現在進行形のメロディアス・ハードロック」という印象を受けます。あ、トビー・ヒッチコックの歌唱も伸び伸びとしていて気持ちがいいですよ。なお、他の参加ミュージシャンは、ギターにマグナス・ヘンリクソン(Eclipse)とフレドリック・フォルケ(Unleashed)、ドラムにマグナス・ウルフステット(Eclipse/Torch)。バック・ボーカルのミカエル・ぺールソンは、エリック・モーテンソンとコンビを組んでEclipse、First Signal、Giant、W.E.Tなどの楽曲を書いている人。

蛇足ですが"This Is the Moment (Official Video)"で全然別の人がバンドの当てフリしてますけど、せめてPVくらい本物が顔合わせして撮影すればいいのに。さらに蛇足ですが、とてもミュージシャンに見えないトビー・ヒッチコックと対照的に、相手役(?)の女性が超カワイイので何度も見ちゃいました。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. This Is the Moment (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
02. Strong Enough (Erik Mårtensson/Magnus Henriksson/Miqael Persson)
03. How to Stop (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
04. Let Go (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
05. One Day I'll Stop Loving You (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
06. I Should Have Said... (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
07. If It's to Be (It's Up To Me) (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
08. Just Say Goodbye (Erik Mårtensson/Lasse Andersson/Miqael Persson)
09. Summernights in Cabo (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
10. Tear Down the Barricades (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
11. A Different Drum (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
12. Mercury's Down (Erik Mårtensson/Miqael Persson)
13. Strong Enough (Duet with Erik Mårtensson) [bonus track]

■Personnel
Toby Hitchcock - Lead Vocals
Erik Mårtensson - Background Vocals, Rhythm & Lead Guitars, Bass, Keyboards, Drums
Magnus Henriksson - Lead Guitars on 2, 9, 13
Fredrik Folkare - Lead Guitars on 8, 12
Magnus Ulfstedt - Drums on 3, 6, 11
Miqael Persson - Background Vocals on 11

Producer - Erik Mårtensson
Executive Producer - Serafino Perugino 

 
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