メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。

デヴィッド・リードマン

Food For Thought / Pink Cream 69 (1997)

0339Food For Thought










多国籍バンドPink Cream 69の5thアルバム。リリースは1997年です。ラインナップは前作Change と同じく、デヴィッド・リードマン(vo)、アルフレッド・コフラー(gt)、デニス・ワード(b)、コスタ・ツァフィリオ(ds)の4人。ボーカルがデヴィッド・リードマンに変わってからは2作目で、前作同様のダークでヘヴィな作風が継続しています。Change は、HR/HM系バンドがグランジ/オルタナ路線に舵を切った作品群の中では、あまり不自然さを感じさせず結構好きなアルバムでしたが、今回はいけません。もちろんいくつかカッコいい曲もあるし、若干メロディアスさが戻った感じもあるものの、楽曲の平均点としては落ちてしまいました。ドンヨリして退屈な曲が増えた印象が強いです。カバー曲も、前作の"20th Century Boy"は面白かったけれど、今回のQueenの"We Will Rock You"はまったくつまらない。無くてもよかったというより無いほうがよかった。もっとも、デヴィッド・リードマンの歌唱は迫力があるし、バンドの演奏も相変わらずタイトで唸らせられるという点では、十分聴き応えのあるアルバムであることは間違いありませんが。この試行錯誤を経て、Pink Cream 69は次作以降再びメロディアスな方向性に転換することになります。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Snap [Japan-only Special Version]
02. Big Shot
03. Anger
04. Diggin' Through The Past
05. Better Days
06. Until I Wake
07. Fate
08. We Will Rock You
09. Dead Man's Scream
10. Pass You By
11. Other Side
12. Fly On
13. Sorry
14. (Down) My Way
15. Easy [Japan-only Bonus Track]
All songs written by Pink Cream 69 except "We Will Rock You" written by Brian May

■Personnel
David Readman – vocals
Alfred Koffler - guitar
Dennis Ward - bass
Kosta Zafiriou - drums

Achim Reichelt. – keyboards
Peter Eptinger – timpani

Producer - Pink Cream 69

Change / Pink Cream 69 (1995)

0233Change









1995年にリリースされたPink Cream 69の4thアルバム。アンディ・デリスが脱退して、ボーカルはイギリス人のデヴィッド・リードマンに変わっています。ドイツを拠点にしているものの、ドイツ人、アメリカ人、ギリシャ人、イギリス人それぞれ1人ずつという編成で、文字通りの多国籍バンドです。音のほうは、前作で垣間見れた当時流行のグランジ/オルタナへの接近が一層顕著となり、全体に暗く澱んだようなサウンド、曲調となっています。ボーカル兼メイン・ソングライターだったアンディ・デリスが抜けてしまったわけで、当然と言えば当然ですが別のバンドの音のように感じられます。まあ、一般に評価は低いようです。

しかし、筆者としては意外にこのアルバムが好きなんです。全体にシンプルで生々しいサウンドがまず良い。暗く重いけどやっぱりこれはハードロックです。本人たちは意識していないと思いますが、このドンヨリ感はグランジというより70年代のマイナーなハードロック・バンドみたいに聴こえる。#1"Funny Words"、#3"Change"、#5"Two Hours"、#"11. New Control"あたりが典型的ですかね。アンディ・デリスと全く違う、やや泥臭いところもあるデヴィッド・リードマンのボーカルも、この音によく合っていると思います。他にも、Talismanっぽい#6"Something I Said"、#9"Queen Bee"もすごくカッコいい。ちょっと異色ですが、ジャズっぽくてアングラ・プログレみたいな#7"Only the Good"、シタールのような音が入ってる#12"Freakshow"もまるでサイケでグッと来ます。T. Rexのカヴァー#8"20th Century Boy"もこれでもかってくらい重くて、中々に面白いなぁ。

それから、今まではあまり感じなかったけど、このバンドの演奏力の高さも改めて認識することができました。リズム隊の力量はかなりのものだし、アルフレッド・コフラーのギターも地味ながらナイスです。#5"Two Hours"のソロとか、モロ好みです。結論としては、アンディ在籍時のメロディアスで一種独特の物悲しさを湛えたPink Cream 69とは違う音ですが、聴き応えのあるアルバムであることは間違いありません。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Funny Words
02. Light of Day
03. Change
04. Yesterdays
05. Two Hours
06. Something I Said
07. Only the Good
08. 20th Century Boy
09. Queen Bee
10. Stretch the Truth
11. New Control
12. Freakshow
All songs written by Pink Cream 69 except "20th Century Boy" written by Marc Bolan

■Personnel
David Readman – vocals
Alfred Koffler - guitar
Dennis Ward - bass
Kosta Zafiriou - drums

David A. – keyboards
Bateke – percussion

Producer - Shay Baby, Pink Cream 69

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