0179Blue Murder










ジョン・サイクスがホワイトスネイク脱退後に結成したブルー・マーダーの1stアルバムです。このバンド、HR/HMを聴く人なら知らない人は少ないだろうし、今さら感はありますが、メンバーはジョン・サイクスの他、ヴァニラ・ファッジ、カクタス、BBA、キング・コブラなど1960年代から豊富なキャリアを持つドラマーのカーマイン・アピス、ジミー・ペイジとポール・ロジャースのザ・ファームに在籍したトニー・フランクリン。当初ドラムにはコージー・パウエルが参加予定だったものの、ボーカリスト選定に手間取っている間に離脱、結局ドラムはカーマイン・アピス、ボーカルはジョン・サイクス自身が担当し本作はレコーディングされました。アディショナル・ミュージシャンは、キーボードにニック・グリーン、ジョン・ウェブスター、バック・ボーカルに、マーク・ラフランス、デヴィッド・スティール。プロデューサーは、本作以前だとキングダム・カム、以降だとモトリー・クルー、メタリカ、スキッド・ロウなどを手がけているボブ・ロックです。

サウンドはホワイトスネイク+シン・リジィ。ジョン・サイクスのキャリアそのまんまやんけ、という感じなのですが、これは古今東西数あるハードロック・アルバムの中でも屈指の名盤だと思います。雷鳴のごときカーマイン・アピスのドラム、ウネリまくりハネまくる暴風のようなトニー・フランクリンのフレットレス・ベース、そしてジョン・サイクスの集中豪雨的ギター・ソロ。これはまさにハリケーンです。タイフーンです。大変なことになっています。当初誰もが一抹の不安を抱いたジョン・サイクスのボーカルも完璧。なによ、歌すげー上手いじゃん!曲調はどれもブルージーでメロディアス、そして男が言うのもなんですがセクシーですな。音がややこもっているのですが、聴きなれると気になりませんし、ピッキング・ハーモニクスが厚雲の中で光る稲妻みたいで逆に雰囲気いいです。ちなみに筆者が聴いているのはオリジナル盤。リマスター盤だと音は良くなっているのかもしれませんが未確認です。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Riot (John Sykes)
02. Sex Child (John Sykes)
03. Valley of the Kings (John Sykes/Tony Martin)
04. Jelly Roll (John Sykes)
05. Blue Murder (John Sykes/Tony Franklin/Carmine Appice)
06. Out of Love (John Sykes)
07. Billy (John Sykes)
08. Ptolemy (John Sykes)
09. Black-Hearted Woman (John Sykes/Tony Franklin/Carmine Appice)

■Personnel
John Sykes - guitars, lead & background vocals
Tony Franklin - bass guitar, background vocals
Carmine Appice - drums, background vocals

Nik Green - keyboards
John Webster - additional keyboard progrmming
Mark LaFrance - additional background vocals
David Steele - additional background vocals

Producer - Bob Rock