メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。 メロディック・ロックのアルバムをレビューしていくブログです。

チャック・バーギ

Bon Jovi / Bon Jovi (1984)

0299Bon Jovi









今さらの感はありますがボン・ジョヴィ(Bon Jovi)のデビュー・アルバムを取り上げてみます。3rdアルバムSlippery When Wet以降の作品群と比べれば少ないですが、それでも世界中で350万枚を売り上げ、全米チャート43位を記録しています。今聴いてもとてもよくできた「歌謡曲ロック」アルバムだと思います。収録曲はどれもメロディ・ラインが魅力的だし、歌唱・演奏も溌剌としていて気持ちがいい。いや~、やっぱり大したものです。筆者の一番のお気に入りは#6"Breakout"、いつも「ウォー、ウォー、ウォー」と一緒に歌いたくなります。

メンバーはジョン・ボン・ジョヴィ(Vo)、リッチー・サンボラ(Gt)、デヴィッド・ブライアン(デヴィッド・ラッシュバウム)(Key)、アレック・ジョン・サッチ(Ba)、ティコ・トーレス(Ds)。ただし、#1"Runaway"はバンド結成以前にジョン・ボン・ジョヴィとスタジオ・ミュージシャンによって録音されたもので、後にバンド・メンバーとなるヒュー・マクドナルドや、著名なセッション・ギタリストのティム・ピアースが演奏しています。また、Additional musiciansとして、チャック・バーギやアルド・ノヴァなどがクレジットされています。プロデューサーは後にDanger Dangerなども手がけるランス・クインと、ジョン・ボン・ジョヴィの従兄弟トニー・ボンジョヴィです。

なお、オリジナル盤の9曲に加えて、ライブ音源7曲入りの2枚組「1998 Special Edition」、ボーナス・トラックとしてライブ音源4曲を収録した「2010 Special Edition」もリリースされています。
 
評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Runaway (Jon Bon Jovi, George Karak)
02. Roulette (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
03. She Don't Know Me (Mark Avsec)
04. Shot Through the Heart (Jon Bon Jovi, Jack Ponti)
05. Love Lies (Jon Bon Jovi, David Rashbaum)
06. Breakout (Jon Bon Jovi, David Rashbaum)
07. Burning for Love (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
08. Come Back (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)
09. Get Ready (Jon Bon Jovi, Richie Sambora)

1998 Special Edition bonus CD
01. Runaway (Live Le Zenith 1988)
02. Roulette (Live BBC Friday Rock Show)
03. Shot Through the Heart (Live Japan Tour 1985) 
04. Burning for Love (Live Japan Tour 1985)  
05. Get Ready (Live Japan Tour 1985)
06. Breakout (Live Super Rock '84)
07. Runaway (Live Super Rock '84)

2010 Special Edition bonus tracks
01. Runaway (Live Le Zenith 1988)
02. Roulette (Live BBC Friday Rock Show)
03. Breakout (Live Super Rock '84)
04. Get Ready (Live Japan Tour 1985)

■Personnel
Jon Bon Jovi – Lead Vocals, Backing Vocals, Guitar
Richie Sambora – Lead Guitar, Backing Vocals
Alec John Such – Bass, Backing Vocals
Tico Torres – Drums
David Rashbaum – Keyboards, Backing Vocals

Hugh McDonald – Bass on "Runaway"
Roy Bittan – Keyboards on "Runaway"
Frankie LaRocka – Drums on "Runaway"
Tim Pierce – Guitar on "Runaway"
David Grahmme – Backing Vocals on "Runaway"
Mick Seeley – Backing Vocals on "Runaway"
Chuck Burgi – Additional Drums
Doug Katsaros – Additional Keyboards
Aldo Nova – Additional Guitar and Keyboards

Producer – Lance Quinn, Tony Bongiovi
Executive-Producer – Arthur Mann

Subject/Aldo Nova (1983)

0119Subject









カナダのマルチ・ミュージシャン、アルド・ノヴァの2作目。デビュー作はダブル・プラチナを獲得するほど売れましたが、本作はゴールド止まりのようです。サウンドは前作と同じく、いかにも80年代らしいきらびやかでスペーシーなもの。曲調もヴォーカル・スタイルもギターも前作同様です。うーん、曲は悪くないのですが展開が似たり寄ったりだし、この声量のない口先ヴォーカルでは何枚もアルバム聴けないかな。

サポート・ミュージシャンについて触れておくと、ドラムのビリー・カーマッシはこの後Jet Red、Macalpineなどに参加。カール・ディクソン(カナダのメロハー・バンドConey Hatchのメンバーで、#5"Hey Operator"の作者)のアルバムでもドラムを敲いています。1曲だけの参加ですが、チャック・バーギはBent Out of Shapeの頃のRainbowのドラマー。それから、ベースのニール・ジェイソンは裏ジャケの表記でNeal Jasonとなっていますが、もしかしたらNeil Jasonの間違いなんじゃないかな。アルド・ノヴァの3作目TwitchにはNeil Jasonとクレジットされてるし。あらゆるジャンルで数多くのレコーディング・セッションをこなしている名ベーシストです。同じくベースのデヴィッド・サイクスは後にGiuffria、Bostonなどに参加しています。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。  

■Tracks
01. Subject's Theme (Aldo Nova)
02. Armageddon (Race Cars) (Aldo Nova)
03. Armageddon (Aldo Nova)
04. Monkey on Your Back (Aldo Nova)
05. Hey Operator (Carl Dixon)
06. Cry Baby Cry (Aldo Nova)
07. Victim of a Broken Heart (Aldo Nova,Tony Bruno)
08. Africa (Primal Love)  (Aldo Nova)
09. Hold Back the Night (Aldo Nova, Dwight Druick)
10. Always Be Mine (Aldo Nova)
11. All Night Long (Aldo Nova)
12. War Suite (Aldo Nova)
13. Prelude to Paradise (Aldo Nova)
14. Paradise (Aldo Nova)

■Personnel
Aldo Nova - All Instruments & vocals

Billy Carmassi - drums
Chuck Burgi - drums on track 10
Neal Jason - bass on tracks 8, 9, 10, and 12
David Sikes - bass on track 5
Steve Buslowe bass on track 11
Denis Chartrand - acoustic piano on track 7
Kevin Carlson - 2nd guitar Solo on tracks 3 and 12

Producer - Aldo Nova
Executive Producer - Val Azzoli 

Zeno / Zeno (1986)

0032Zeno

ジーノはジーノ・ロートを中心にしたドイツのメロディアス・ハードロック・グループです。ギターのジーノ・ロートは、元スコーピオンズのギタリストである ウリ・ロートの弟、ベースのウレ・リトゲン(現フェア・ウォーニング)はジーノ・ロートの幼馴染で、ウリ・ロートのエレクトリック・サンでもベースを担当 しています。この二人に、ボーカルのマイケル・フレクシグが加わり、ジーノは結成されました。彼らのデモ・テープには複数のメジャー・レーベルが興味を持 ち食指を動かしたようですが、最終的に、100万ドルというドイツのバンドとしては破格の契約金でEMIとレコーディング契約を結び、1986年に本作がリリースされました。

3人のメンバー以外でレコーディングに起用されたミュージシャンでは、元コックニー・レベルで、アラン・パーソンズ・プロジェクトやケイト・ブッシュとのレコーディングで知られるスチュワート・エリオット(Ds)、元レインボー組のチャック・バーギ(Ds)とドン・ エイリー(Key)、そしてバッキング・ボーカルのクリス・トンプソン(Manfred Mann's Earth Band)が有名どころでしょう。プロデュースには、バンドとともにテリー・マニングがクレジットされています。プロデューサー、エンジニアとして、ツェッペリン、ZZ Topなど多くのアーティストと仕事をしてきたベテランです。ただし、ライナーによるとレコーディング途中で降りてしまい、ジョン・マサイアスが仕事を引 き継いだようです。ジョン・マサイアスはマノウォーなどのプロデュースをしている人ですが、このアルバムではアソシエイト・プロデューサー、エンジニア、ミキサーとしてクレジットされています。なお、今回取り上げたCDは、ジーノ・ロート自身によってリマスターされ、デモ音源を5曲追加収録して再発された ものです。

このアルバムは日本のメロハー・ファンの間では名盤中の名盤、傑作中の傑作として絶賛され続けてきました。確かに、他の HR/HM系のグループとは一線を画する唯一無二の美しいメロディは神々しいまでです。しかし、その神々しさに疲れるというか。。。ヨーロッパ的な、あるいはクラシック音楽的なメロディというものに、筆者はそれほど感応しにくいようです。マイケル・フレクシグのハイトーンボイス、ジーノ・ロートのギターはもちろん、全体に高音成分が多いこと、音に隙間がないこと、残響音が深すぎること、これらが重なってどうしても耳が疲れてしまうのです。ジーノさん、ごめ んなさい。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

01. Eastern Sun (Zeno Roth)
02. A Little More Love (Ule Winsomie Ritgen)
03. Love Will Live (Zeno Roth)
04. Signs on the Sky (Zeno Roth)
05. Far Away (Zeno Roth)
06. Emergency (Zeno Roth, Ule Winsomie Ritgen)
07. Don't Tell the Wind (Zeno Roth)
08. Heart on the Wing (Zeno Roth)
09. Circles of Dawn (Zeno Roth)
10. Sent by Heaven (Zeno Roth)
11. Sunset (Uie Winsomie Ritgen)
※bonus tracks
12. Don't Count Me Out (Zeno Roth)
13. Signs on the Sky [Earlier Version[
14. Far Away [Earlier Version[
15. Don't Tell the Wind [Earlier Version[
16. Love Will Live [Earlier Version[

■Personnel
Zeno Roth - All Guitars, Harmony Vocals
Michael Flexig - Lead & Harmony Vocals
Ule Winsomie Ritgen - All Basses, Harmony Vocals

Stuart Elliot - Drums, Percussion
Chuck Burgi - Drums on "Eastern Sun"
Rudy Kae - Drums on "Circles of Dawn"
Carl Marsh - Keyboards
Don Airey - Keyboards
Chris Thompson - Background Vocals
Martin Jay - Background Vocals
John 'Puk' Quist - Background Vocals
David Austin - Background Vocals

Producer - Terry Manning & Zeno

Rescue You / Joe Lynn Turner (1985)

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1984年のレインボー解散後、ジョー・リン・ターナーが初めて制作したソロ・アルバム。レコーディング参加メンバーは、元フォリナーのアル・グリーンウッド、元スターズで数多くのメロハー/AOR系のセッションをこなしているボビー・メッサーノ、ジョーとはファンダンゴ、レインボー時代の僚友であるチャック・バーギ。プロデュースにあたったのは、クィーン、ジャーニー、フォリナー、チープトリックと超メジャーどころの仕事で知られるロイ・トーマス・ベイカー。できたのは予想通り80年代の香りがプンプンする、装飾的なキーボードが前面に出たハード・ポップ。しかし、元レインボーという肩書きがあっても、ロイ・トーマス・ベイカーという超大物がプロデュースしても、あざといまでにゴージャスな80年代的流行を取り入れていても、意外にもこのアルバムは大して売れなかったようです。しかし、時代が一巡りして聴くと中々にいいアルバムですよ、これは。ジョー・リン・ターナーはどんな曲でもソツなく歌いこなしますが、やはりなんだかんだ言っても、ハード・ポップ/メロハーを歌わせると断然ハマります。どの曲も平均点以上の出来だし、バッキングを務める強者たちの演奏も当然ながら手堅い。さすがに名盤とまでは言えませんが、ジョーの関わった作品の中では外すことのできない一枚だと思います。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Losing You (Turner, Greenwood)
02. Young Hearts (Turner, Greenwood)
03. Prelude / Endlessly (Turner, Newman)
04. Rescue You (Turner, Greenwood)
05. Feel the Fire (Turner, Greenwood)
06. Get Tough (Turner, Delia)
07. Eyes of Love (Turner)
08. On the Run (Turner, Greenwood)
09. Soul Searcher (Turner, Greenwood, Newman)
10. The Race Is On (Turner, Greenwood)

■Personnel
Joe Lynn Turner – vocals
Alan Greenwood – keyboards
Chuck Burgi – drums
Bobby Messano – guitars, bass, backing vocals

Producer – Roy Thomas Baker


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