ドイツのミュージシャン、マイケル・ヴォス(Mad Max, Casanova etc)とクリス・ラウスマン(Bonfire, Affair etc)の2人を中心とするプロジェクトVoices of Rockの1stアルバム。この2人とドイツのベテラン・ドラマーであるバートラム・エンゲルで基本オケを作り、そこに10人のボーカリストが歌を乗せるという趣向となっています。個別には曲ごとに触れますが、綺羅星のごとく豪華なメンバーがずらっと並んでいて、メロハー・ファンとしては実に魅力的です。更にゲスト・ギタリストとして、トミー・デナンダーとエンジェル・シュライファーがそれぞれ1曲がつ参加しています。これまた嬉しい限り!
01. Voodoo Woman
一番手のボーカリストはジェイムズ・クリスチャン(House of Lords )。ミドルテンポの歯切れのいいリフと重厚なサウンド、そしてジェイムズ・クリスチャンの風格あるボーカルが素晴らしいの一言。おまけにエンジェル・シュライファーのカッコいいギター・ソロまで!いきなりの名曲・名演です。
02. Wild Thing
ボーカルはジーン・ボーヴァー(Crown of Thorns)。メロディアスでスピード感あふれる曲にジーン・ボーヴァーの伸びのある歌声がピッタリです。Crown of Thornsより良いくらいですね、これは。
03. Nightingale
お次はテリー・ブロック(Strangeways, Giant)。一転してしっとりとしたAOR風バラード。この人もため息が出るほど上手いです。
04. Over and Done
ボーカルはダン・リード(Dan Reed Network)。ミドル・テンポのポップな曲で、本作の中ではやや軽めなサウンドです。昔のDan Reed Networkの頃より声が渋くなっていて味わい深いです。
05. Phoenix Rising
ボーカルはジョニー・ジョエリ(Hardline)です。ミドル・テンポのハードAORといった曲調で、これも歌い手に良く合っていると感じました。
06. Irresistible
ハリー・ヘス(Harem Scarem)登場!ザクザクとしたリフと切ないメロディが最高です。本作中で一、二を争う出来だと思います。
07. China in Your Hands
ヨラン・エドマンが担当するのは軽快でキャッチーなハード・ポップ。どこかにも書いたけれど、おじさんの歌う明るいポップスってのは実にいいもんですな。聴けば聴くほど大好きな曲になりました。
08. Underloved
唯一の女性ボーカル、ロビン・ベックが歌うハード・ポップ。うっすら漂うカントリー・フレイバーがいい感じです。ギター・ソロはトミー・デナンダーで、いつも通り弾きまくっております。
09. Slip Away
メジャー・キーのポップな曲が続きます。ボーカルはスティーヴ・オーヴァーランド(FM)。この人は何を歌わせても味わいがあるというか、曲の味わいを引き出してしまうというか、とにかく上手いですね。
10. Love Is Blind
締めくくりはなんとゲイリー・バーデン(MSG, Silver)です!1曲目と似た感じのリフが引っ張るミドル・テンポのハードロック。ゲイリー・バーデンは色々言われてきましたが、こうやって聴くと(少なくともスタジオ録音では)中々の名ボーカリストですね。
なお、日本国内盤には11曲目にボーナストラックとしてマイケル・ヴォス自身が歌う"Maniac"が収録されているようですが、未聴のため詳細は分かりません。
ボーカルはジーン・ボーヴァー(Crown of Thorns)。メロディアスでスピード感あふれる曲にジーン・ボーヴァーの伸びのある歌声がピッタリです。Crown of Thornsより良いくらいですね、これは。
03. Nightingale
お次はテリー・ブロック(Strangeways, Giant)。一転してしっとりとしたAOR風バラード。この人もため息が出るほど上手いです。
04. Over and Done
ボーカルはダン・リード(Dan Reed Network)。ミドル・テンポのポップな曲で、本作の中ではやや軽めなサウンドです。昔のDan Reed Networkの頃より声が渋くなっていて味わい深いです。
05. Phoenix Rising
ボーカルはジョニー・ジョエリ(Hardline)です。ミドル・テンポのハードAORといった曲調で、これも歌い手に良く合っていると感じました。
06. Irresistible
ハリー・ヘス(Harem Scarem)登場!ザクザクとしたリフと切ないメロディが最高です。本作中で一、二を争う出来だと思います。
07. China in Your Hands
ヨラン・エドマンが担当するのは軽快でキャッチーなハード・ポップ。どこかにも書いたけれど、おじさんの歌う明るいポップスってのは実にいいもんですな。聴けば聴くほど大好きな曲になりました。
08. Underloved
唯一の女性ボーカル、ロビン・ベックが歌うハード・ポップ。うっすら漂うカントリー・フレイバーがいい感じです。ギター・ソロはトミー・デナンダーで、いつも通り弾きまくっております。
09. Slip Away
メジャー・キーのポップな曲が続きます。ボーカルはスティーヴ・オーヴァーランド(FM)。この人は何を歌わせても味わいがあるというか、曲の味わいを引き出してしまうというか、とにかく上手いですね。
10. Love Is Blind
締めくくりはなんとゲイリー・バーデン(MSG, Silver)です!1曲目と似た感じのリフが引っ張るミドル・テンポのハードロック。ゲイリー・バーデンは色々言われてきましたが、こうやって聴くと(少なくともスタジオ録音では)中々の名ボーカリストですね。
なお、日本国内盤には11曲目にボーナストラックとしてマイケル・ヴォス自身が歌う"Maniac"が収録されているようですが、未聴のため詳細は分かりません。
評価 ★★★★★
★★★★★ 傑作
★★★★☆ 秀作
★★★☆☆ 佳作
★★☆☆☆ 凡作
★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。■Tracks
01. Voodoo Woman
02. Wild Thing
03. Nightingale
04. Over and Done
05. Phoenix Rising
06. Irresistible
07. China in Your Hands
08. Underloved
09. Slip Away
10. Love Is Blind
Words & Music By Chris Lausmann & Michael Voss
01. Voodoo Woman
02. Wild Thing
03. Nightingale
04. Over and Done
05. Phoenix Rising
06. Irresistible
07. China in Your Hands
08. Underloved
09. Slip Away
10. Love Is Blind
Words & Music By Chris Lausmann & Michael Voss
■Personnel
Michael Voss - Lead Guitars, Acoustic Guitars, Backing Vocals
Chris Lausmann - Guitars, Bass, Keyboards
James Christian - Vocals on #1
Jean Beauvoir - Vocals on #2
Terry Brock - Vocals on #3
Dan Reed - Vocals on #4
Johnny Gioeli - Vocals on #5
Harry Hess - Vocals on #6
Göran Edman - Vocals on #7
Robin Beck - Vocals on #8
Steve Overland - Vocals on #9
Gary Barden - Vocals on #10
Bertram Engel - Drums
Angel Schleifer - Lead Guitars on #1
Tommy Denander - Lead Guitars on #8
Michael Voss - Lead Guitars, Acoustic Guitars, Backing Vocals
Chris Lausmann - Guitars, Bass, Keyboards
James Christian - Vocals on #1
Jean Beauvoir - Vocals on #2
Terry Brock - Vocals on #3
Dan Reed - Vocals on #4
Johnny Gioeli - Vocals on #5
Harry Hess - Vocals on #6
Göran Edman - Vocals on #7
Robin Beck - Vocals on #8
Steve Overland - Vocals on #9
Gary Barden - Vocals on #10
Bertram Engel - Drums
Angel Schleifer - Lead Guitars on #1
Tommy Denander - Lead Guitars on #8