メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。 メロディック・ロックのアルバムをレビューしていくブログです。

アンディ・マレツェク

Live in Germany / Last Autumn's Dream (2008)

0456Live In Germany









2008年にリリースされたLast Autumn's Dreamの唯一のライブ・アルバム。Live in Germanyのタイトル通り、2007年9月30日ドイツのルートヴィヒスブルクでのライブを収録したものです。ただ、ライブ音源は8曲だけ、加えてスタジオ・テイクの未発表曲が2曲という構成となっています。コンサートの全曲を収録したのかどうか不明ですが、いずれにしてもボリューム的にいささか物足りないのが残念です。バンドと言っても実際にはレコーディング・プロジェクトで中々ライブ演奏の機会も少ないだろうし、マルセル・ヤコブが亡くなってしまったことも考えると、2枚組くらいのライブ・アルバムを残して欲しかったところです。それはそれとして、曲数は少ないながら選曲は妥当なもので、さすがに実力者揃いだけあってライブ・パフォーマンスは圧巻です。特にアンディ・マレツェクのギターがいいですねぇ。リズム・ギターは切れ味があるし、ソロはスタジオ録音よりラフなもののそこがまたいい。いい意味での粗さが勢いにつながっています。やっぱりロック・ギターはこうでなくちゃ。ミカエル・アーランドソンが#4"Heat of Emotion"のソロあけの歌い出しをミスりかけて、後で笑って誤魔化しているのがご愛嬌。いいんです、それが生だから。なお、スタジオ・テイクの#9"When You Love Someone"はいかにもミカエルらしいしっとりとしたバラード、#10"You Won't See Me Cry"はジェイミー・ボーガー作のノリのいいハード・ポップ、オマケとしては2曲とも良い曲だと思います。

※本作は単体では日本盤(Avalon)のみのリリースですが、The Very Best of LADとのカップリング2枚組盤が英国Escape Musicからリリースされていますので、入手の際にはこちらも選択肢の一つとなると思います。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. For the Young tnd the Wild (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
02. After Tomorrow´s Gone (J. Borger, M. Levén)
03. Pages (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
04. Heat of Emotion (U. W. Ritgen)
05. Love to Go (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
06. It's Alright (A.Desombre, M.Erlandsson)
07. Rock'n Roll Is Saving My Soul (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
08. Again and Again (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
09. When You Love Someone (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
10. You Won't See Me Cry (J. Borger)

■Personnel
Mikael Erlandsson – Lead Vocals, Keyboards
Andy Malecek – Guitars
Marcel Jacob – Bass
Jamie Borger – Drums

ライヴ・イン・ジャーマニー
ラスト・オータムズ・ドリーム
マーキー・インコーポレイティド
2008-01-23




Hunting Shadows / Last Autumn's Dream (2007)

0401Hunting Shadows









2007年リリースのLADの5thアルバム。メンバーは前作と同じくミカエル・アーランドソン(Vo, Key)、アンディ・マレツェク(G)、マルセル・ヤコブ(B)、ジェイミー・ボーガー(Ds)の4人ですが、やはりアンディ・マレツェクはリード・パートだけで、リズム・ギターはマルセル・ヤコブが担当しています。また、#4"I'm Not Supposed to Love You Anymore"のキーボードとギター・パートはヨラン・エルムクエスト(Bam Bam Boys, Alfonzetti )が担当しています。国内盤ライナー・ノーツによると、2007年6月にバンド初のライブを日本で行い、その経験・成果を元に制作されたアルバムだそうです。なるほど全体にバンド感が増し、これまでよりハードでエッジの立ったサウンドとなった印象。アップ・テンポの曲が増え、マルセル・ヤコブのテクニカルでメロディックなプレイが前面に出ているのも特色です。

楽曲は概ねこれまで以上に強力で、LADのウリである甘く切ないメロディの魅力を十二分に味わうことができます。アルバム2、3枚でアイディアが枯渇して、メロディの使いまわしやマンネリ化に陥るバンドもあるのに、年1枚のペースでアルバムをリリースして、ほとんどの曲が名曲・佳曲レベルというのは本当に凄いですね。大半がミカエル・アーランドソン、クラエス・アンドレアソン、トルビョン・ヴァッセニウスのチーム作ですが、大したメロディ・メイカーだと思います。全12曲中ジェイミー・ボーガーの曲が3曲と増えましたが、これがまた中々の出来。ただし、ボーナス・トラックの#12"Match Made in Heaven"は、クレジットを見るとおそらく日本のバンドBeagle Hat作だと思いますが、全く好みに合わず感心できません。以前のアルバムでもこのバンドの曲を取り上げていたけれど、自前で良い曲が作れるのに、またアンディ側の曲を全く取り上げていないのに、なんでわざわざこういう面白みに欠ける曲を入れちゃうのかな。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Strange Operation (C. Andreasson, M. Erlandsson, J. Sahlen, T. Wassenius)
02. Rainbow Sky (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
03. My Alibi (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
04. I'm Not Supposed to Love You Anymore (Music : J. Borger  Lyrics : J. Borger, J. S. Soto)
05. Lost in Moscow (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
06. R U Ready to Rock 'N Rol (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
07. Serenity (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
08. War of Your Worlds (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
09. Save Our Love (J. Borger)
10. Every Beat of My Heart (J. Borger)
11. Overnight Sensation (C. Andreasson, M. Erlandsson, J. Sahlen, T. Wassenius)
12. Match Made in Heaven [Bonus Track]  (Music : H. Tanaka, T.Kurashina  Lyrics : C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)

■Personnel
Mikael Erlandsson – Lead Vocals, Keyboards
Andy Malecek – Guitars
Marcel Jacob – Bass, Rhythm Guitars
Jamie Borger – Drums

Göran Elmquist – Piano, Keyboards, Guitars, Guitar Solo on #4

Producer – Mikael Erlandsson, Marcel Jacob, Claes Andreasson
Producer – Jamie Borger, Marcel Jacob (#4, 9, 10)
Executive Producer – Ulf Wahlberg, Claes Andreasson, Torbjörn Wassenius

ハンティング・シャドウズ
ラスト・オータムズ・ドリーム
マーキー・インコーポレイティド
2007-12-19

 

The Very Best of LAD / Last Autumn's Dream (2007)

0331The Very Best of Lad









2007年にリリースされたLast Autumn's Dreamのベスト・アルバム。来日記念盤として日本独自編集されたもので、海外では翌2008年にLive in Germanyとカップリング2枚組でEscape Musicからリリースされています。4thSaturn Skylineリリース後の時点での編集ということで、1stから3rdまでそれぞれ3曲、4thから5曲、日本未発表曲が2曲、計16曲収録となっており、バランス的にも内容的にもまず順当な選曲ではないかと思いました。ただし、#16"Skyscraper"はいただけない。ベスト盤に入れるような曲ではないでしょう。オリジナルは日本のバンドの曲ということですが、まさかそれで日本人に受けると判断したのなら大間違いだと思います。気になるのは日本未発表曲の2曲です。未発表曲がなんでベスト曲なんだ?というのはとりあえず措いて、まず#11"Rocket of Love"は4thアルバムのアウトテイクで、可もなく不可もなくといったところ。#15"Doin' Time"は1stのヨーロッパ盤ボーナス・トラックで、このバンドとしては珍しくちょっとオシャレな雰囲気の佳曲です。

それから、1stのリズム・セクションはEuropeのジョン・レヴィン&イアン・ホーグランド、2nd~4thはTalismanのマルセル・ヤコブ&ジェイミー・ボーガーのコンビで、1枚のアルバムでこれを聴き比べできるというのも楽しいポイントです。また、音質的に問題があった2ndアルバムからの収録曲も、低音の音圧不足が改善されて他の曲と違和感なく聴けるのは良かったと思いました。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Again and Again (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
02. Break the Chains (Of Destiny) (R. Brightman)
03. Pages (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
04. Up in Paradisee (R. Brightman)
05. Love to Go (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
06. Going Home (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
07. Winter in Paradise (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
08. Brand New Life (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
09. After Tomorrow´s Gone (J. Borger, M. Levén)
10. Don't Let Our Love Go Down (J. Borger)
11. Rocket of Love (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
12. American Girl (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
13. Domino (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
14. Running (R. Brightman)
15. Doin' Time (M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)
16. Skyscraper (H. Tanaka, T.Kurashina, M. Erlandsson, C. Andreasson, T. Wassenius)

■Personnel
Mikael Erlandsson – Lead Vocals, Backing Vocals, Keyboards
Andy Malecek – Guitars
Ian Haugland - Drums 
Mic Michaeli – Keyboards
John Levén – Bass
Marcel Jacob – Bass, Rhythm Guitars
Jamie Borger – Drums
Thomas Lassar – Keyboards

インプレッションズ~ザ・ヴェリー・ベスト・オヴ・LAD
ラスト・オータムズ・ドリーム
マーキー・インコーポレイティド
2007-06-06

Live in Japan / Fair Warning (1993)

0268Live In Japan









なんか忘れていると思ったら、Fair Warning(フェア・ウォーニング)の1993年初来日ライブ盤がまだでした。リリース順のレビューという形は崩れますが、取り上げておきたいと思います。

彼らの初来日は93年4月で、14日名古屋、16日大阪、17、18日川崎と4回の公演が行なわれており、アルバムには最終日18日クラブチッタ川崎でのライブが収録されています。また映像収録も行なわれ、VHSビデオ(後にDVD化)が発売されました。1stアルバムをリリースしたばかりで初来日公演、そしてライブ盤収録となったわけで、当初からこのバンドがいかに日本のファンに支持されていたかがよく分かります。あらためてこのライブ盤を聴いてみると、まだ若々しく溌剌としたFair Warningのライブ・パフォーマンスと、心からライブを楽しんでいる日本の観客の反応が感じ取れます。ライブDVDは更にこちらに訴えかけるものがあって、ちょっと感動的ですらあります。もう四半世紀も前のライブなんですが、良いものは何年経っても良いですね。

収録曲は当然1stアルバムからのものが大半ですが、前身バンドとも言えるZenoのレパートリーから#5"Eastern Sun"、#16"A Little More Love"、更にプレスリーの#11"In the Ghetto"、坂本九の#12"Sukiyaki"(上を向いて歩こう)、スモーキー・ロビンソンとミラクルズの#17"Mickey's Monkey"なんていうのまで演っていて楽しませてくれます。全17曲(DVDは19曲)というボリュームで、デビュー間もないFair Warningの圧巻のパフォーマンスを再体験できる貴重なライブ盤だと思います。特にまだ元気なアンディ・マレツェクの情感溢れるプレイはファンにとって涙モノです。

 評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Sunset (Intro) (U. W. Ritgen) 
02. Out on the Run (U. W. Ritgen) 
03. Longing for Love (U. W. Ritgen) 
04. When Love Fails (H. Engelke)
05. Eastern Sun (Z. Roth)
06. Take Me Up (U. W. Ritgen) 
07. Long Gone (U. W. Ritgen) 
08. The Heat of Emotion (Z. Roth)
09. Take a Look at the Future (U. W. Ritgen) 
10. The Call of the Heart (U. W. Ritgen) 
11. In fhe Ghetto (M. Davis)
12. Sukiyaki (H. Nakamura/R. Ei)
13. Hang On (U. W. Ritgen) 
14. The Eyes of Rock (U. W. Ritgen) 
15. One Step Closer (H. Engelke)
16. A Little More Love (U. W. Ritgen) 
17. Mickey's Monkey (E. Holland/L. Dozier/B. Holland)

■Personnel
Tommy Heart – Lead Vocals
Helge Engelke – Guitars, Backing Vocals
Andy Malecek – Guitars
Ule W. Ritgen – Bass, Backing Vocals
C. C. Behrens – Drums

Torsten Lüderwald - Keyboards

Producer – Fair Warning

ライヴ・イン・ジャパン
フェア・ウォーニング
WEAミュージック
1993-12-21

 

4 / Fair Warning (2000)

0221Four









ドイツのメロハー・バンド、フェア・ウォーニングの4thアルバム。世間一般的に評価の高い前作Go! は筆者にとってはモヤモヤの残る作品でしたが、本作に関しては1stに並ぶ傑作だと思っています。どんだけトラック重ねて録ったんだって言いたくなるほど緻密でブ厚いボトム、そこから立ち昇り空を駆け巡るかのようなヘルゲ・エンゲルケのギター(正確にはスカイ・ギターじゃないらしい)、そのハイ・ポジションから繰り出される音色は、もう鈴虫か小鳥の鳴き声か、はたまたオカリナかと錯覚するくらいですが、とにかく心に響きます。そして、どこまでも高く、天に届かんばかりのトミー・ハートのボーカル。やはりこのバンドのサウンドとメロディがもたらす高揚感は半端じゃないです。中でも筆者のお気に入りは#1"Heart on the Run"、#2"Through the Fire"、#4"Forever"、#7"I Fight"、#10"Find My Way"、#12"Wait"。テンション上がりまくりますね。ただ、このアルバムにも瑕疵がないわけではなく、まずスネアがポコポコ軽いのが気になります。それから、またもやウレ・リトゲンが#11"Night Falls"で2ndRainmaker 収録曲"Rain Song"のメロディを使い回しています。本作の楽曲も平均点ではヘルゲ・エンゲルケのほうが上回っていると感じるし、無理してウレ・リトゲンの曲を入れなくてもいいんじゃないかなぁ。

原因不明の全身麻痺という病で、次第に存在感希薄となったアンディ・マレツェクは、本作をもってバンドを脱退、アンディと仲の良かったトミー・ハートもバンドを離れることになります。残ったウレ・リトゲンとヘルゲ・エンゲルケはバンドの活動休止を決断、実質的にここでフェア・ウォーニングは解散状態となるわけで、本作は第一期フェア・ウォーニングの最期を飾るアルバムとなってしまいます。なお、C.C.ベーレンスは既に脱退しているため、#7を除いてドラムはサポート・メンバーだったフィリップ・カンダスが叩いています。また、バック・ボーカルのアンドリュー・マクデルモット、この人はSargant FuryやThresholdのボーカリストで、1stでもクレジットされていましたが、2011年に亡くなっています。

本作の国内盤CDは、2000年オリジナル盤の他、2009年に紙ジャケSHM-CD仕様でリリースされた再発盤が存在します。こちらは2枚組みとなっており、Disc.2には、EPHeart on the RunStill I Believe に収録されていた10曲のうち、"Still I Believe"を除く9曲が収められています。その9曲中7曲はアルバム収録曲のバージョン違いで、"For the Lonely"、"Close Your Eyes"の2曲は未収録曲と、相変わらずの面倒臭さです。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Heart on the Run (Helge Engelke)
02. Through the Fire (Ule W. Ritgen)
03. Break Free (Ule W. Ritgen)
04. Forever (Helge Engelke)
05. Tell Me I'm Wrong (Ule W. Ritgen)
06. Dream (Ule W. Ritgen)
07. I Fight (Ule W. Ritgen)
08. Time Will Tell (Ule W. Ritgen)
09. Eyes of Love (Ule W. Ritgen)
10. Find My Way (Helge Engelke)
11. Night Falls (Ule W. Ritgen)
12. Wait (Ule W. Ritgen)
13. Still I Believe [bonus track] (Helge Engelke)
14. For the Young [bonus track] (Helge Engelke)

■Personnel
Tommy Heart – vocals
Helge Engelke – guitars
Andy Malecek – guitars
Ule W. Ritgen – bass
Philip Candas – drums, percussion
C. C. Behrens – drums (Track 7)

Andrew McDermott - additional backing vocals
Anke Hansen - additional backing vocals
Jürgen Wulfes -  - additional backing vocals

Producer – Fair Warning

フォー
フェア・ウォーニング
キングレコード
2016-08-31

 

Saturn Skyline / Last Autumn's Dream (2006)

0177Saturn Skyline









2006年にリリースされたLADの4作目。メンバーは前作と同じくミカエル・アーランドソン(Vo)、アンディ・マレツェク(Gt)、マルセル・ヤコブ(Ba)、ジェイミー・ボーガー(Ds)の4人です。アンディ・マレツェクは相変わらずギター・ソロのみの参加で、他のギター・パートはマルセル・ヤコブと ヨエル・スタランダーが担当しています。

ジェイミー・ボーガーとマッツ・レヴィン作の#2"After Tomorrow´s Gone"、ボーナストラックの日本のバンドBeagle Hatの書き下ろし作#12"Skyscraper"以外は、全てミカエル・アーランドソン、クラエス・アンドレアソン、トルビョン・ヴァッセニウスのチームの楽曲。3rdで1曲にまで減ったドイツ側(アンディ・マレツェク、リック・ブライトマン)の曲は、この4thではとうとう無くなってしまいました。アーランドソン&マレツェクの2枚看板でスタートしたLADですが、実質ミカエル・アーランドソンのソロ・プロジェクト化したようです。そんなわけで、ミカエル・アーランドソンの元々の好みらしいビートルズやELO、60~70年代ポップスからの影響が顕著なのは前作以上です。ただ、前作でやや鼻についた甘さが「微糖」程度に抑えられているのと、何より曲の出来が良いので、筆者としてはかなり好きなアルバムです。元々このバンドの楽曲は、メロハー/AOR界隈で主流的な位置を占めるJourney、TOTO、Survivor、Bostonといったバンドのフォロワー達とは異なるユニークなもので、その点を高く評価したいと思っています。

名曲・佳曲ぞろいの本作の中でも一番のお気に入りは、#9"American Girl"。初期から中期のビートルズ+ビーチ・ボーイズ+バブルガム・サウンド+ダンヒル・サウンド+ジャパニーズ歌謡曲+ハードロック÷6ですよ。筆者どストライク!こういう曲が聴きたかった!珠玉のメロディ、ミカエル・アーランドソンのロマンチックでセンチメンタルで爽やかで切ないボーカル、アンディ・マレツェクの歌心溢れるギター・ソロ、Talismanコンビの躍動するリズム、まさに完璧です!数あるメロハーの名曲の中でも屈指の名曲ですってば!!あ、曲を聴きながら書いていたらどんどん興奮してしまいますた。。。歌謡曲と言えば、クラエス・アンドレアソン&トルビョン・ヴァッセニウスは、中山優馬というジャニーズ・タレントの曲なんかも書いているんですよね。リッチー・ズィトーやジョン・オバニオンと仕事をしてきたジョーイ・カーボーンも、少年隊、SMAPその他数多くの歌謡曲を手がけているし。このブログに時折書いていますが、やはりメロハーと日本の歌謡曲には相通じるものがあるようです。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. For the Young and the Wild (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
02. After Tomorrow´s Gone (J. Borger, M. Levén)
03. Pages (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
04. Rock´N´Roll Is Saving My Soul (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
05. I Know a Lot About Love (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
06. Critical (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
07. Supersonic (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
08. Frozen Heart (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
09. American Girl (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
10. Domino (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
11. Still on the Run (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
12. Skyscraper [bonus]  (H. Tanaka, T.Kurashina, C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)

■Personnel
Mikael Erlandsson – lead vocals, keyboards
Andy Malecek – guitars
Marcel Jacob – bass, additional instruments
Jamie Borger – drums

Joel Starander - additional instruments
Torbjörn Wassenius - additional instruments

Producer - Torbjörn Wassenius, Claes Andreasson
Executive Producer - Ulf Wahlberg

Saturn Skyline
Last Autumn's Dream
Escape
2007-01-01

 

Live and More / Fair Warning (1998)

0151Live & More









フェア・ウォーニングの1998年の来日公演(渋谷公会堂)を収録したライヴ・アルバムに、未発表曲3曲(再発盤は7曲)入りディスクをカップリングした作品。当時C・C・ベーレンスは脱退しており、Live at Home Go! でバンドをサポートしていたフィリップ・カンダスが代わりにドラムを叩いています。また、アンディ・マレツェクが病気でフルにステージをこなせないため、ショウの後半から登場するという変則的な形となり、代役としてヘニー・ウォルター(Thunderhead/Primal Fear)がサイド・ギターで参加しています。

ライブ盤収録曲は2ndアルバムRainmaker と3rdGo! からそれぞれ5曲ずつ。それから、シングルSave Meに収められていた"Come On"、新曲のギター・インスト"We Used to Be Friends"、計12曲となっています。1st収録曲は93年初来日公演を収録したLive in Japanに入っているので、本作では採られていないということです。こういうライブ盤を聴いて思うのは、やはり安定した演奏力・歌唱力にプラスして、ショウを盛り上げるパフォーマンスができるバンドは強いということ。いわゆるライブ・バンドってやつです。ライブ録音ならではの魅力がなければライブ盤を出す意味がない。その点このバンドはさすがに凄いです。特にラスト近くにアンディ・マレツェクが登場して会場を沸かせ、"Burning Heart"から"Get a Little Closer"へ怒涛のようになだれ込んでいく流れが素晴らしい。ただ、正直なところ1stの名曲を取り混ぜたほうが、このアルバム単体としてはもっと良くなったんじゃないかとは思いました。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
Disc 1
01. Angels of Heaven (Helge Engelke)
02. I'll Be There (Ule W. Ritgen)
03. Man on the Moon (Helge Engelke)
04. Don't Give Up (Helge Engelke)
05. Desert Song (Ule W. Ritgen)
06. We Used to Be Friends (Helge Engelke)
07. Follow My Heart (Ule W. Ritgen)
08. Intro Bach for More ~ Come On (Ule W. Ritgen)
09. Keyboard Solo ~ Save Me (Helge Engelke)
10. Burning Heart (Ule W. Ritgen)
11. Get a Little Closer (Ule W. Ritgen)
12. Stars and the Moon (Helge Engelke)
Disc 2
01. Like a Rock (Ule W. Ritgen)
02. Meant to Be (Ule W. Ritgen)
03. Out of the Night (Helge Engelke)
以上はオリジナルZero盤収録曲
以下は再発Avalon盤収録曲
04. All on Your Own (Different Version)  (Ule W. Ritgen)
05. Give in to Love  (Ule W. Ritgen)
06. Come On  (Ule W. Ritgen)
07. Rivers of Love (Diffrent Version)  (Ule W. Ritgen)

■Personnel
Tommy Heart – vocals
Ule W. Ritgen – bass
Helge Engelke – guitars
Andy Malecek – guitars

Philip Candas – drums
Torsten Lüderwaldt – keyboards
Henny Wolter - guitar, vocals

Producer – Fair Warning 

ライヴ・アンド・モア
フェア・ウォーニング
キングレコード
2016-08-31


Go! / Fair Warning (1997)

0093Go!
ドイツのメロハー・バンド、フェア・ウォーニングの3rdアルバム。日本では押しも押されぬメロディアスハードの第一人者であり、本作も名盤の誉れ高い作品です。しかしながら、世間での高評価とは異なり筆者のこのアルバムに対する印象は前2作より良くありません。1stや2ndで感じられた狂おしいまでの高揚感が薄れ、全体的にテンポもゆったりとして妙に落ち着いた感じになってしまっています。メイン・ソングライターで、本作でも全13曲中9曲を書いているウレ・リトゲンの曲は特にテンションが低くなっているように思います。1stの"Out on the Run"や2ndの"Burning Heart"といった彼の超名曲に匹敵するような曲がこのアルバムには1曲もありません。そして最悪なのは、#10"Eyes of a Stranger"と#13"The Love Song"、この2曲の歌いだしのメロディが過去作"Children's Eyes"(2ndRainmaker ボーナス・トラック)とあまりにも似通っていること。こんな露骨にメロディ使い回すってあんた、アルバム3枚でもう才能が枯渇したんかい!と、ツッコミ入れたくなってしまいます。一方、もう一人のソングライターであるヘルゲ・エンゲルケの曲作りはむしろ充実傾向にあるようで、シングル・カットされたのもヘルゲの書いた2曲、#1"Angels of Heaven"と#2"Save Me"となっています。#11"Sailing Home"も彼の曲ですが、いずれも後年のドリームタイドを思わせるドラマチックなメロディが冴え渡っています。

なお、このアルバムの日本国内盤は3種類のバージョンが出回っていますので、購入には注意が必要です。

(1)1997年にZero Corporationから発売されたもの。13曲入り。

(2)Zeroレーベル閉鎖後、契約の移ったAvalonから2000年に再発されたもの。オリジナル13曲に、以下の4曲のボーナス・トラックが追加されています。
Without You (Different version)
Light in the Dark (For EP only)
Angels of Heaven (Karaoke version)
Follow My Heart (Different version)

(3)2009年、同じくAvalonから紙ジャケット&SHM-CD仕様の2枚組で再発されたもの。2000年盤の4曲を含む全9曲のボーナス・トラックが収録されています。追加された5曲は以下の通りです。
Angels of Heaven (EP version)
I'll Be There (EP version)
All on Your Own (EP version)
Give in to Love (For EP only)
Come On (For EP only) 

これらのボーナス・トラックのうち、"Angels of Heaven"の2バージョン、"I'll Be There"、"Without You"、"Light in the Dark"計5曲はEPAngels of Heaven に収録されています。また、"All on Your Own"、"Give in to Love"、"Come On"の3曲はEPSave Me に収録されています。この3曲はLive and More のAvalon再発盤にも追加ボーナスとして収録されていますが、そこにはGo! の2種類の再発盤には入っていない"Rivers of Love (Different version)"も収録されています。"Follow My Heart (Different version)"は Go! の2種類の再発盤にのみ収録されています。

このグチャグチャぶりはリスナーには全くもって迷惑です。Zeroレーベルの事業撤退という事情もあるのですが、これ以降のアルバム全て同じような複雑な状況となっています。ハーレム・スキャーレムなどもそうですが、フェア・ウォーニングは特にオリジナル盤、再発盤、企画盤、ベスト盤、EPが入り乱れ、どの曲がどのディスクに収録されているかチェックするのが一苦労です。おそらくバンドのメンバーでさえ、全貌は分からないのではないでしょうか。。。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Angels of Heaven (Helge Engelke)
02. Save Me (Helge Engelke)
03. All on Your Own (Ule W. Ritgen)
04. I'll Be There (Ule W. Ritgen)
05. Man on the Moon (Helge Engelke)
06. Without You (Ule W. Ritgen)
07. Follow My Heart (Ule W. Ritgen)
08. Rivers of Love (Ule W. Ritgen)
09. Somewhere (Ule W. Ritgen)
10. Eyes of a Stranger (Ule W. Ritgen)
11. Sailing Home (Helge Engelke)
12. The Way You Want It (Ule W. Ritgen)
13. The Love Song (Ule W. Ritgen)

■Personnel
Tommy Heart – vocals
Ule W. Ritgen – bass
Helge Engelke – guitars
Andy Malecek – guitars
C. C. Behrens – drums

Philip Candas – percussion, additional drum inspiration 

Producer – Fair Warning 

ゴー!
フェア・ウォーニング
キングレコード
2016-08-31

Winter in Paradise / Last Autumn's Dream (2005)

0093Winter in Paradise
2005年リリースのラスト・オータムズ・ドリーム3枚目のアルバム。ミカエル・アーランドソンの甘く切ない歌声と、アンディ・マレツェクの緩急のある巧みなギターが、互いに絡み合い優美なメロディを綴っていくという、このバンドのウリは何一つ変わっていません。また、曲は悪くないものの、厚みのないサウンド・プロダクションのため今一つ勢いの無かった前作に比べ、本作ではリズム隊(マルセル・ヤコブとジェイミー・ボーガーのTalismanコンビ)がものすごい音圧で迫ってきます。タイトル曲#7"Winter in Paradise"の出だしのドラムなどは、心臓がバクバクするほどの迫力です。

1st、2ndは、ミカエル・アーランドソンを中心にしたスウェーデン勢の曲と、アンディ・マレツェク、リック・ブライトマンのドイツ側の曲が大体半々のバランスを保っていましたが、本作では全11曲中リック・ブライトマンの曲はわずか1曲にまで減りました。自身のソロ・アルバム収録曲#4"It's Alright"を含めてミカエルの曲は7曲。後はジェイミー・ボーガーがAlfonzettiに提供していた#2"Don't Let Our Love Go Down"、日本のバンドBeagle Hatのカバー#6"Echoes From the Past"(原題"小高い丘の上")、Final Frontierのムラデン・ヘイズ&ロブ・モラッティ作のボーナス・トラック#11"'Till the End of Time"となっています。また、アンディ・マレツェクは本作ではギター・ソロのみの参加で、リズム・ギターはマルセル・ヤコブが担当しています。元々バンドの主導権はミカエル側にあったのだろうと想像できますが、楽曲面、演奏面共にアンディ側の関与はかなり縮小してしまった印象です。そのせいか、筆者にはこのアルバムの「甘さ」がやや鼻に付きました。ミカエルの甘く切ない声とメロディは魅力的なのですが、度を越すといけません。中でも、日本のバンドの曲#6"Echoes From the Past"は虫歯になりそうなくらい甘くソフトで、筆者にはどうしても受け付けられませんでした。ミカエルのソロならともかく、ラスト・オータムズ・ドリームではあくまでハードな音像の中に甘さを忍ばせる程度にやってほしいなと。

なお、additional instrumentsとクレジットされているヨエル・スタランダーは、スウェーデンのメロハー・バンドKharmaのベーシスト。ヨラン・エドマンがボーカルを務めるKharmaの唯一のアルバムWonderland には、ミカエル・アーランドソンがバッキング・ボーカルでゲスト参加しています。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01 Love to Go (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
02 Don't Let Our Love Go Down (J. Borger)
03 The Way You Smile (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
04 It's Alright (M. Erlandsson, A. Desombre)
05 My Heart Keep Stalling (R. Brightman)
06 Echoes From the Past (H. Tanaka, T.Kurashina, C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
07 Winter in Paradise (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
08 I Don't Want to Hurt You (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
09 All I Want Is Rock N' Roll (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
10 If You're the One (C. Andreasson, M. Erlandsson, T. Wassenius)
11 'Till the End of Time [Bonus Track] (M. Haze, R. Moratti)

■Personnel
Mikael Erlandsson – lead vocals, keyboards
Andy Malecek – guitars
Marcel Jacob – bass, rhythm guitars
Jamie Borger – drums

Joel Starander - additional instruments
Torbjörn Wassenius - additional instruments

Producer - Torbjörn Wassenius, Claes Andreasson
Executive Producer - Ulf Wahlberg 

ウィンター・イン・パラダイス
ラスト・オータムズ・ドリーム
マーキー・インコーポレイティド
2005-12-16

 

Live at Home / Fair Warning (1995)

0055Live at Home

フェア・ウォーニングの2ndアルバムRainmakerリリースに合わせて行われた、1995年6月母国ドイツでのアコースティック・ライブ・ツアーから6曲、Rainmaker収録曲の別バージョンを2曲、計8曲が収められたミニ・アルバム。ライブの曲目は、1曲目の"Hang On"は1stのFair Warning収録曲、それ以外はRainmaker収録曲です。元バージョンがヘヴィな#4"Desert Song"もなんだかあっさりしていて、トミー・ハートがロバート・プラント風なのが意外。アコースティック・バージョンというのは曲メロの良さがよく分かって、これはこれでいいのですが、フェア・ウォーニングの場合やはり元曲が聴きたくなってしまいます。筆者は、続けてオリジナル・アルバムを聴いてしまうというパターンが毎度です。レコーディングのメンバーは、トミー・ハート(Vo)、ヘルゲ・エンゲルケ(Gt)、アンディ・マレツェク(Gt)、C.C.ベーレンス(Ds)、ウレ・リトゲン(Ba)の5人に加え、4thアルバム4 でドラムを担当することになるフィリップ・カンダスがパーカッションでクレジットされています。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Hang On (U. W. Ritgen)
02. Angel of Dawn (U. W. Ritgen)
03. Don't Give Up (H. Engelke)
04. Desert Song (U. W. Ritgen)
05. Burning Heart (U. W. Ritgen)
06. Rain Song (U. W. Ritgen)
07. What Did You Find [acoustic studio mix] (H. Engelke)
08. Rain Song [rain dance mix] (U. W. Ritgen)

■Personnel
Tommy Heart – lead vocals
Helge Engelke – guitars
Andy Malecek – guitars
Ule W. Ritgen – bass
C. C. Behrens – drums

Philip Candas – percussion

Producer – Fair Warning

ライヴ・アット・ホーム
フェア・ウォーニング
ダブリューイーエー・ジャパン
1995-10-25

 
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