メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。 メロディック・ロックのアルバムをレビューしていくブログです。

スイス(Switzerland)

D Frosted / Gotthard (1997)

0362D Frosted









スイスで国民的人気を誇るというハードロック・バンドGotthardのアコースティック・ライブ・アルバムです。メンバーはスティーヴ・リー(vo)、レオ・レオーニ(gt)、マーク・リン(ba)、ヘナ・ハーベッガー(ds)の4人。それに加えてサポート・メンバーとして、マンディ・メイヤー含めギター2本、キーボード、パーカション、合計8人という大編成で、録音はスイス国内3箇所(ルカーノ、チューリッヒ、ベルン)で行なわれています。

メロハー系バンドのアンプラグド物には傑作が多いという印象がありますが、その中でも本作はトップクラスの出来ばえだと思います。まず演奏が上手い。全員が異常に上手いです。もちろんスティーヴ・リーのボーカルもオリジナル以上に心に沁みてきます。熱唱に応える観客の大合唱・大歓声も地元ならではの盛り上がりです。アンサンブルも心憎いばかり。ギターをアコにしましたっていうだけでなく絶妙な再アレンジが施されており、何度聴いても聴き飽きるどころか聴くほどに味わいが増してきます。それから、録音が抜群に良いですね。音質もクリアだし分離もいいしバランスも完璧だし、これ本当にライブ録音なの?と疑いたくなるほど。ライナー・ノートを読むと、バンドはこの時のアンプラグド・ツアーに並々ならぬ意欲で臨んだらしく、そのことがよく伝わってきます。いや~、本当にいいバンドですGotthard!

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Sister Moon (Leoni/Lee/von Rohr)
02. Out on My Own (Leoni/Lee/von Rohr/Vergeat)
03. Father Is That Enough? (Leoni/Lee/von Rohr)
04. Let It Be (Leoni/Lee/von Rohr)
05. Hurry (Leoni/Lee/von Rohr/Vergeat)
06. Hole in One (Leoni/Lee/von Rohr)
07. Angel (Leoni/Lee/Lynn)
08. Love Soul Matter (Leoni/Lee/von Rohr/Vergeat)
09. Sweet Little Rock 'n' Roller (von Rohr/Maurer)
10. Hush (South)
11. Someday (Leoni/Lee/von Rohr/Vergeat)
12. One Life, One Soul (Leoni/Lee/von Rohr)
13. Get Down (von Rohr/Maurer)
14. Mountain Mama (Leoni/Lee/von Rohr)
15. I'm on My Way (Leoni/Lee/von Rohr)
16. Mighty Quinn (Bob Dylan) [Japanese Bonus Track]

■Personnel
Steve Lee – vocals
Leo Leoni – guitars, backing vocals
Marc Lynn – bass, backing vocals
Hena Habegger – drums

Mandy Meyer – guitars
Vic Vergeat – guitars, backing vocals
Andy Pupato – percussion
HP Brüggemann – keyboards

Producer - Chris von Rohr


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Fight for Your Life / Gotthard ‎(1997)



0318Fight For Your Life









1997年にGotthardがリリースした5曲入りのEPです。タイトル曲#1"Fight for Your Life"は、同じスイス出身の空手家・K-1選手アンディ・フグの入場曲として提供されたもので、邦題は「闘え!アンディ・フグ」。アンディ・フグもGotthardもスイスで国民的人気を誇ったヒーローで、これ以上ない強力なタッグですね。曲はもちろんGotthardらしい良い曲なのですが、いかにも入場曲っぽい演出がされていて、一般の曲のように聴くのはちょっと厳しいかな。更に、ラストにアンディ・フグの日本語でのメッセージが被せられているのも、今となっては複雑な心境にさせられます。筆者などは彼がこのあと間もなく白血病で急逝したときの衝撃を覚えているのでしんみりしてしまいます。他の4曲は、#2"Ride On"、#3"In the Name"、#5"Fist in Your Face"が3rdアルバムG. 収録曲、#4"He Ain't Heavy, He's My Brother"はG. のヨーロッパ盤ボーナス・トラックです。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Fight for Your Life (L. Leoni, S. Lee, C. von Rohr, J. Naegeli)
02. Ride On (L. Leoni, S. Lee, C. von Rohr)
03. In the Name (L. Leoni, S. Lee, C. von Rohr)
04. He Ain't Heavy, He's My Brother (Bobby Scott, B. Russel)
05. Fist in Your Face (L. Leoni, S. Lee, C. von Rohr)

Producer - Chris von Rohr 

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Heartcore / Transit (1991)

0279Heartcore









スイスのハードロック・バンド、Transit(トランジット)の2ndアルバム。ブックレットには1994年時点でのメンバーが載っていますが、実際のレコーディング・メンバーは、オリヴァー・フェアー(vo)、ルイス・カスパー(b)、フレディ・コラー(g)、レネ・バイカー(g)、ジョン・ベイラー(ds)。プロデューサーは前作と同じカレ・トラップ。この2ndも前作同様のLAメタル風ハード・ポップ路線ですが、楽曲も演奏も向上しているように感じられます。ギターも上手いしリズム隊も安定しているし、コーラス部分などよりキャッチーになっています。ただ、やっぱり好みからズレてるなあ。文句なしの名曲が1曲でもあれば印象が違うのでしょうが、曲の良さは100点満点で60~80点ほどっていう感じ。もう1枚アルバム出しているので、それも聴いてみようかどうしようか。。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Suicide Queen (M: O. Fehr /  L: M. Knez)
02. Don't Give It Up (M: R. Baiker /  L: R. Baiker, M. Knez)
03. New Generation (M: O. Fehr /  L: M. Knez)
04. Need My Number (M: R. Baiker /  L: O. Fehr, M. Knez)
05. Mr. Big Blow (M: O. Fehr /  L: M. Knez)
06. Can't Hide (M: R. Baiker /  L: M. Knez)
07. Love Shot Honey (M: R. Baiker /  L: M. Knez)
08. No Surrender (M: O. Fehr /  L: M. Knez)
09. Jack of Hearts (M: R. Baiker /  L: M. Knez)
10. Jessica (M: O. Fehr /  L: O. Fehr)
11. Hardcore Rock'n'roll (M: R. Baiker /  L: M. Knez)

■Personnel
Oliver Fehr - vocals, acoustic guitar
Louis Kasper - bass, vocals
Fredy Koller - keyboards, guitars, vocals
John Bayler - drums, vocals
Rene Baiker - guitars, vocals

Producer - Kalle Trapp

The Hamburg Tapes / Gotthard (1996)

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スイスのハードロック・バンド、Gotthard(ゴットハード)のライブEP。The Hamburg Tapes - Special Live Editionと題され、1996年日本でのみリリースされたものです。録音は1996年4月ハンブルグのMarkthalle Hamburg。キャパ1000人程のホールだそうです。ブックレットにはクレジットがありませんが、アルバムG.のリリースに伴うツアーということで、スティーヴ・リー(vo)、レオ・レオーニ(gt)、マーク・リン(ba)、ヘナ・ハーベッガー(ds)のメンバー4人に加えて、マンディ・メイヤー(gt)、ニール・オトゥパッカ(key)がサポートでプレイしています。プロデュースはこれまでのアルバムと同じくクリス・フォン・ローアです。

Gotthardの最初のライブ盤となった本作、3rdG.から3曲、2ndDial Hardから2曲、計5曲しか収録されていないのが非常に残念。演奏も熱いし、客席の盛り上がりもすごい。#5"Hole in One"での、Deep Purpleの"Strange Kind of Woman"みたいなギターとボーカルの掛け合いなんか、ライブならではのカッコよさで思わずニヤニヤしてしまいます。翌年1997年のライブ盤D Frostedもありますがあれはアンプラグドだし。このThe Hamburg Tapesはフルレンスで出して欲しかったなぁ。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. In the Name ( Leoni/Lee/Von Rohr)
02. I'm Your Travellin' Man (Andris/Meyer/Jamison)
03. Mountain Mama ( Lee/Leoni/Von Rohr)
04. Mighty Quinn (B. Dylan)
05. Hole in One ( Leoni/Lee/Von Rohr)

Producer - Chris von Rohr 

Dirty Pleasures / Transit (1989)

0229Dirty Pleasures









スイスのハードロック・バンド、トランジットの1stアルバム。オリヴァー・フェアー(vo、ドイツ人)とルイス・カスパー(b、スイス人)が結成したHushというバンドが前身で、1986年にTransitに改名しています。ブックレットのクレジットはメンバー・チェンジ後のもので、このアルバムの実際のレコーディング・メンバーは、フェアーとカスパーの他、レネ・バイカー(g)、ハンジ・ビューラー(ds)の4人。プロデュースはMad Max、Blind Guardianなどを手がけてきたドイツのカレ・トラップが担当しています。

スイスのバンドというと反射的にGotthardが頭に浮かびますが、このバンドはGotthardとは全然違って、まるっきりのアメリカ風ハード・ポップ。予備知識が無ければ確実にアメリカのバンドだと思ってしまいます。"Let's Go to the Party"だとか"Bad Boy"だとか、タイトルだけでも想像がつくようなバカっぽいLAメタル風の曲や、Danger Dangeを思わせるイケイケの曲が満載です。時代と言ってしまえばそれまでなんですが、この能天気ぶりは今となってはちょっとキツいかなぁ。そんなわけで筆者の好みからはズレているのですが、ところがどっこい時折おやっ?と思うような印象的なメロディが出てくるのです。作曲能力はあるんじゃないかと思うし、演奏もメリハリが効いているし、このバンドのポテンシャルは結構高いと見ました。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Let's Go to the Party (Music : R. Baiker  Lyrics : M. Knez)
02. Running Out of Bad Times (Music : R. Baiker/O. Fehr  Lyrics : M. Knez)
03. Alright (Whose Life Is It Anyway) (Music : R. Baiker/O. Fehr  Lyrics : M. Knez)
04. You Can't Stop the Fire (Music : O. Fehr  Lyrics : M. Knez)
05. Daughter of the Moon (Music : O. Fehr  Lyrics : M. Knez)
06. Bad Boy (Music : R. Baiker  Lyrics : M. Knez)
07. Heartbreaker (Music : R. Baiker  Lyrics : M. Knez)
08. Rock It (Music : R. Baiker  Lyrics : R. Baiker/M. Knez)
09. Take Your Love (Music : R. Baiker/O. Fehr  Lyrics : O. Fehr/M. Knez)
10. Cry for Attention (Music : O. Fehr  Lyrics : O. Fehr/M. Knez)
11. Wild Love (Music : H. Buhler/L. Kasper/R. Baiker/O. Fehr  Lyrics : M. Knez)
12. Good Emotions (Music : R. Baiker/O. Fehr  Lyrics : O. Fehr/M. Knez)

■Personnel
Oliver Fehr - lead vocals, guitar
Rene Baiker - lead guitar, backing vocals
Louis Kasper - bass
Hansi Buhler - drums, backing vocals

Frank Oberpichler - keyboards
Rolf Kohler - additional backing vocals

Producer - Kalle Trapp

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