メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。 メロディック・ロックのアルバムをレビューしていくブログです。

アメリカ(USA)

Holy Man / Joe Lynn Turner (2000)

0333Holy Man









ジョー・リン・ターナー(JLT)の6枚目のソロ作。カバー企画盤を除くオリジナル・アルバムとしては4thアルバムということになります。今回はDeep PurpleやRainbowタイプのハードロックをメインとした趣向になっています。参加したギタリストは全部で7人で、それぞれ持ち味の異なるプレイが楽しめます。特に梶山章は全13曲中7曲と、初登板だった前作Under Cover 2 の3曲を上回る大抜擢に応えて素晴らしいプレイを披露しています。また、ギタリストそれぞれが担当曲の作曲にも関与しているのも興味深いポイント。他のギタリストは、ジョー・ボナマッサ、アンディ・ティモンズ、アル・ピトレリ、カール・コクラン、トム・ティーリー、アラン・シュワルツ。リズム隊はベースにエリック・ツァーとグレッグ・スミス、ドラムにケニー・クラム、それからキーボードにはポール・モリスと、JLTのアルバムではお馴染のプレイヤーが主にクレジットされています。

#1"No Salvation"
冒頭3曲は梶山章が参加したRainbowスタイルの曲。オープニングは、リフからオルガンからとにかくRainbowっぽいスピード・チューンで、JLTものっけから飛ばしまくってます。梶山章のギターソロは、トレブリーなトーンと軽やかなフレージングがリッチー・ブラックモアそのまんま。そういう評価が本人にとって本当に良いか悪いかは別にして、素晴らしい演奏であることは間違いありません。

#2"Holy Man"
タイトル・トラックは少しテンポが落ちてヘヴィになります。なんだかRainbowの未発表曲集を聴いていると錯覚してしまいそう。

#3"Anything"
"Can't Let You Go"に似たメロディアスなバラード曲。梶山章のソロが特にエモーショナルで見事だと思います。擦過音などのノイズが聴こえるのも生々しくて逆に強い印象を受けます。

#4"Honest Crime"
#5"Wolves at the Door"
#6"Angel"
ソロ・デビュー間もない頃のジョー・ボナマッサを起用してのヘヴィなブルース・ロックが3曲続きます。考えてみればこれも大抜擢だったのかもしれません。若さに似合わずコクと粘りのあるギターがいい感じです。本作でのセッションが縁となったのか、エリック・ツァーとケニー・クラムはジョー・ボナマッサのバンドのリズム隊に加わることになります。

#7"Something New"
本作の中では異色なファンキーなグルーヴを打ち出した曲。ソロはアンディ・ティモンズ。

#8"Love Is Blind"
#9"Breaking Away"
ここは残念ながら中だるみですね。捨て曲と言われても仕方のない曲が2曲続きます。歌唱・演奏はもちろん文句無しなんですが。

#10"Midnight in Tokyo"
ラスト4曲は再び梶山氏登板です。ヴァース部分でドラムがオカズ叩きまくっているのは"Burn"と同じ趣向。ギター・ソロが無茶苦茶カッコよくて鳥肌立ちます。蛇足ですがこれ、空耳じゃなく完全に「みんなのトーキヨー」って言ってますね。

#11"Babylon"
タイトルから想像がつくように、"Gates of Babylon"を思わせる中近東イメージの曲。期待に違わぬ梶山氏のアラビアン・フレーズに思わず拍手してしまいました!

#12"Closer"
優しく暖かいメロディが印象的なバラード。JLTのボーカルと梶山章のギターが共鳴している感じ。うーん、この二人は最高のコンビだと思わせますね~。

#13"Too Blue to Sing the Blues"
"Fire in the Basement"や"Lazy"を思い出させる超カッコいいシャッフル・ナンバー。ギターはバッキングもソロもとにかく絶品です。梶山章参加曲は全て出来がいいので、いっそ全曲梶山章でいってくれた方が統一感もあってよかったんじゃないかなぁ。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. No Salvation (J. L. Turner, A. Kajiyama)
02. Holy Man (J. L. Turner, B. Held, A. Kajiyama)
03. Anything (J. L. Turner, B. Held, A. Kajiyama)
04. Honest Crime (J. L. Turner, B. Held, J. Bonamassa)
05. Wolves at the Door (J. L. Turner, B. Held, J. Bonamassa)
06. Angel (J. L. Turner, B. Held, J. Bonamassa)
07. Something New (J. L. Turner, K. Cochran)
08. Love Is Blind (B. Held, T. Teeley)
09. Breaking Away (K. Cochran, R. Young)
10. Midnight in Tokyo (J. L. Turner, B. Held, A. Kajiyama)
11. Babylon (J. L. Turner, A. Kajiyama)
12. Closer (J. L. Turner, A. Kajiyama)
13. Too Blue to Sing the Blues (J. L. Turner, A. Kajiyama)

■Personnel
Joe Lynn Turner - vocals, background vocals on 2, 7, 8, 9, 12
Akira Kajiyama - guitars on 1, 2, 3, 10, 11, 12, 13
Joe Bonamassa - guitars on 4, 5, 6
Andy Timmons -  guitar end solo on 4, guitar solo on 7
Al Pitrelli - addt'l guitars on 6, guitar end solo on 13
Alan Schwartz - guitar end solo on 6, 8
Karl Cochran - guitars on 7, 9
Tom Teeley - guitars on 8, keyboards on 8, background vocals on 2, 7, 8
Paul Morris - keyboards on 1, 2, 3, 4, 5, 9, 10, 11, 12, 13
Eric Czar - bass on 1, 2, 3, 10, 11, 12, 13
Greg Smith - bass on 4, 5, 6, 7, 8, 9
Kenny Kramme - drums
Nancy Bender - background vocals on 2, 7, 8, 12
Tabitha Fair - background vocals on 2, 7, 8, 12

Producer - Bob Held, Joe Lynn Turner
Executive-Producer – Mark Wexler

Standing on the Shoulders of Giants / Tribe of Gypsies (2000)

0329Standing On The Shoulders Of Giants









アメリカのラテン・ロック・バンドTribe of Gypsiesの3作目のフルレンス・アルバム。Tribe of Gypsiesは、HM系アーティストのプロデュースや楽曲提供でも著名なロイ・Zのリーダー・バンドです。メロディアスなラテン・ハードロックの1st、ラテン色が強まり静と動の対比が見事な2ndときて、さて本作はというと2ndより更におとなしくなってハードさが薄れました。70年代末から80年代初頭のピーター・グリーンの一連の作品を思わせる空虚感・浮遊感が漂っています。

印象的な曲をざっと見ていくと、まず#1"The Flower"は曲調といい、ロイ・Zのギター・フレーズといい、聴いていると落ち込みそうなほど哀しさ、寂しさに満ちています。#2"Rays of the Sun"、#3"Admit It"はちょっと元気で、リズムセクションがカッコよくて特にベースがメチャメチャ凄いです。#5"Puro Party"、#6"What Cha Want"、#7"Ange"は本作の中では歌唱と演奏が比較的エネルギッシュでハードな曲。#12"Parisienne Walkways"は言わずと知れたゲイリー・ムーアとフィル・リノットの名曲「パリの散歩道」です。Tribe of Gypsiesにピッタリなカバーだと思います。ロイ・Zのギターもここでやっと本領発揮ですが、できればもっとギンギンに弾きまくって欲しかったなぁ。

アルバム全体の印象としては、ラテン・ロックと言っても、熱狂とか官能とかの言葉からは程遠いサウンドです。2ndのような手に汗握るインプロビゼーションも少ない。一言で言って地味。うーん、地味でも十分カッコいいしこれはこれで好きだけれど、ちょっと抑え過ぎじゃないかと思ってしまいました。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. The Flower (Roy Z, Bruce Dickinson)
02. Rays of the Sun (Roy Z, Gregory Analla, David Ingraham)
03. Admit It (Juan Perez, Roy Z, Gregory Analla)
04. It Don't Bother Me (Ray Rodriguez, Roy Z, Gregory Analla)
05. Puro Party (Eddie Casillas, Roy Z, Mario Q)
06. What Cha Want (Roy Z, Gregory Analla)
07. Angel (Roy Z, Gregory Analla)
08. Up (Roy Z, Gregory Analla, Eddie Casillas, David Ingraham, Elvis Balladares)
09. Better Days (Roy Z, Gregory Analla, Mario Q)
10. Dreams (Roy Z, Mario Q)
11. Puro Party (Reprise) (Eddie Casillas, Roy Z, Mario Q)
12. Parisienne Walkways (Gary Moore, Phil Lynott)
Hidden Track : Over All (Roy Z, Rey Oropeza, Gregory Analla)

■Personnel
Roy Z - guitar, mellotron, bass (#1, #7, #10)
Gregory Analla - lead vocals
David Ingraham - drums,  percussion
Elvis Balladares - percussion
Ray Rodriguez - keyboards
Juan Perez - bass (#2, #3, #4)

Mario Aguilar - additiona percussion
Edward Casillas - bass (#5, #6, #8, #9, #12)

Producer - Roy Z & Joe Floyd
Producer - Richard Podolor (#2, #3, #4 )

Vox Dominatas / Guild of Ages (1999)

0328Vox Dominatas









アメリカのメロハー・バンドGuild of Agesの4thアルバム。バンド改名からは2作目となります。ダニー・マルティネズ(Vo, Gt)、アンツ・トゥルヒーヨ(Gt, Key)、ジェイムズ・ローステッター(Ba)、スティーヴ・スタンツ(Ds)と2ndアルバムHeat of Emotion から同じメンバーで、プロデュースもAxeのボビー・バースで変わらず。同じくAxeのボブ・ハリスがバック・ボーカルで引き続き参加しています。

アメリカン・ハードロックとしては珍しいウェットで叙情的なメロディがこのバンドの魅力。先輩バンドAxeと共通する音楽性です。本作でもその持ち味は変わっていません。時代に合わせてヘヴィな要素が加わっていますが、それも味付け程度でむしろ楽曲の幅を広げる効果が出ているようです。1作ごとに低下傾向だった楽曲のクォリティも少し持ち直したように感じます。中でも、哀愁メロディが秀逸な#2"Change (Hey You)"、#3"Bring the Revolution On"、#9"Waiting for the Dawn"、曲展開がドラマチックな#7"Set Me Free"などは、Guild of Agesの本領発揮の佳曲だと思います。なお、本作にはカバーが2曲収録されています。#6"Wish That I Was There"は、ジョナサン・ケイン(Journey, Bad English)のアルバムBack to the Innocence 収録曲、#10"Hungry Like the Wolf"はDuran Duranの1982年の大ヒット曲です。他の曲と明らかにメロディラインやリズムが違っていて、最初「ん?」となりましたが、聴き慣れると意外にイイ感じで違和感は無くなりました。

ボーナス・トラックの4曲は3rdアルバムOne のヨーロッパ盤にカップリングされているLive Over Germany からの抜粋です。Live Over Germany そのものの入手は難しいようですが、東芝EMIから出ている国内盤1st~4thのボーナス・トラックとして全14曲が分割されて収録されているので、これらを買い揃えれば全曲を聴くことができます。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Let It Go (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
02. Change (Hey You) (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
03. Bring the Revolution On (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
04. Save Me Tonight (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
05. Jump in the Fire (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
06. Wish That I Was There (Cain, Waite)
07. Set Me Free (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
08. When You Run Away (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
09. Waiting for the Dawn (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
10. Hungry Like the Wolf  (Taylor, Taylor, Taylor, Rhodes, Le Bon)
[Bonus Tracks]
11. No Heroes (Live) (Barth, Nazarian)
12. Cold Sweat (Live) (Sykes, Lynott)
13. Life Goes On (Live) (Martinez, Trujillo, Lostetter, Stuntz)
14. Stand or Fall (Live) (Martinez, Barth, Trujillo, Marone, Benson)

■Personnel
Danny Martinez - vocals, guitar
Anthony "Antz" Trujillo - guitar, vocals, keyboards
James Lostetter - bass, vocals
Steve Stuntz - drums,  vocals

Bobby Barth - keyboards, background vocals
Gusty Christensen - keyboards
Bob Harris - background vocals

Producer - Bobby Barth

Millenium / Millenium (1997)

0327Millenium









アメリカのハードロック・バンド、Milleniumの1stアルバム。と言っても中心人物のラルフ・サントーラ(gt)以下、トッド・プラント(vo)、オリヴァー・ハンソン(ds)、ショーン・フィリップス(gt)はいずれもEyewitnessのアルバム・レコーディングに参加していたメンバー。Eyewitnessが2ndアルバムでダーク&ヘヴィ路線に舵を切りファンの不評を買ったため、苦肉の策として、平行して別バンドでEyewitnessの1stのメロハー路線を継続するため結成されたのがこのMilleniumということらしいです。分かったような分からないような話ですが、結果として本筋のEyewitnessは2ndを出したきりで消滅、Milleniumのほうが生き残って4枚のアルバムを残すという皮肉な結末となっています。で、このアルバム、詳細は不明ですがどうやらMilleniumとして新たにレコーディングしたものではなく、Eyewitnessのデビュー前90~93年にかけての古いデモ音源をかき集めてアルバムに仕立て上げたものらしい。というわけで、本作はMillenium名義の1stアルバムですが、実質はEyewitnessの3rdアルバムで、録音時期はEyewitnessの1stと同じ。なんだかな~。。。

そんな訳ありのアルバムにも関わらず、これがまたすこぶる出来がいい。数次にわたる録音でミックスなどもラフなため音響的にはイマイチで統一感もありませんが、楽曲・演奏・歌唱の水準は非常に高いです。トッド・プラントの野太い声、ラルフ・サントーラの丸太ん棒のようにぶっといギター、おまけにメンバーのみなさんの体格まで太くてまあ暑苦しいことこの上ないのですが、それでもとにかく素晴らしい。ヘヴィなリフと対照的なテクニカルで華麗なギターソロが印象的な#1"Together as One"、キャッチーでポップなメロディが気持ちよい爽快系メロハー#2"Believe in Love"、サビの哀愁メロディが最高にカッコいい#3"Marianne"、ギターのクリーン・トーンも用いた繊細なアンサンブルが光る#7"Gabriella"、哀愁メロハーでありながら力強い#8"Gonna Let You Go"と#9"Invincible"など名曲・佳曲のオンパレード!いわばEyewitness1stのアウトテイク集なのに、その1stとなんら遜色ない出来です。中途半端なカバー曲がない分、むしろこちらの方が上かも知れません。恐るべしラルフ・サントーラ!

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
1. Together as One (Lyrics & Music R. Santolla)
2. Believe in Love (Lyrics K. Sterling/R. Santolla/T. Plant, Music R. Santolla)
3. Marianne (Lyrics J.Forte/Todd Plant, Music R. Santolla)
4. Come Back (Lyrics & Music R. Santolla)
5. Almost Made It to Heaven (Lyrics & Music R. Santolla)
6. Hold On (Lyrics & Music R. Santolla)
7. Gabriella (Lyrics J.Forte, Music R. Santolla)
8. Gonna Let You Go (Lyrics J.Forte, Music R. Santolla)
9. Invincible (Lyrics J.Forte, Music R. Santolla)

■Personnel
J. Todd Plant - lead vocals, backing vocals
Ralph Santolla - guitar, bass, keyboards, backing vocals
Oliver Hanson - drums
Wayne Koho - bass
Sean Phillips - rhythm guitar

Steve Gruden - backing vocals
Jesi Forte - backing vocals
Phil Cherry - backing vocals
Billy McKnight - backing vocals
Paul Prator - additional keyboards
Kent Smith - additional keyboards
Brian Benscoter - additional keyboards
Roger Stephan - drums on 7, 8, 9

Producer - Ralph Santolla

Forbidden Colors / Harlan Cage (1999)

0326Forbidden Colors









アメリカのメロハー/AORバンドHarlan Cageの3rdアルバム。前2作ではL.A.グリーン(Vo, G)とロジャー・スコット・クレイグ(Key, Vo)の二人のユニットでしたが、本作ではこれまでサポート扱いだったビリー・リースギャング(G)がメンバーとしてクレジットされています。なお、ライナーノーツによるとベース担当としてクレジットのあるWilhelm Wannabe Remarkableはビリー・リースギャングの変名だそうです。プロデュースはロジャー・スコット・クレイグです。

本作もいつも通り、これでもかっていうほど哀愁たっぷりの路線です。楽曲が似通っていて「聴いたことある」感が半端じゃありません。もう、どの曲がどのアルバムに入っていたのか分からなくなるくらいです。褒め言葉にするなら、それだけ揺るぎない音楽性ということでしょう。前身バンドFortuneのセルフ・カバー#3"Thrill of It All"が収録されていますが、そのFortune時代から音楽性は一貫しています。今回ちょっと異色なのは、#8"Feel the Wheel"、#10"Late Night Escapades"、#13"What a Fool I've Been"とやけにハードな曲が3曲もあること。このバンドにこういう音は求めていないわけで。うるさいからやめてほしい。一方、#2"Chinatown"、#7"A Little Rain"、#11"Before the Night Is Gone"などは洗練されたライトAOR路線で、都会の夜景にピッタリのムードです。やっぱりこっちの方が魅力的。この路線メインで行ってくれたら嬉しいんだけどなぁ。

本作のバッキングを務めるサポート・ミュージシャンをざっと見ておくと、ギターに前2作にも参加していたマイケル・ターナー、ドラムはThe StormやGregg Rolie Bandでプレイしているロン・ウィクソ。それから、バック・ボーカルに前作に引き続きAOR系セッション・ボーカリストのトミー・ファンダーバークが加わっています。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. No Sunday Bride
02. Chinatown
03. Thrill of It All
04. Can't Tame the Raven
05. Hard Yellow Line (You Lied to Me)
06. Last Plane Out
07. A Little Rain
08. Feel the Wheel
09. Making My Way Back to You
10. Late Night Escapades
11. Before the Night Is Gone
12. Two Ships in the Night
13. What a Fool I've Been [Bonus Track]
All songs written by Roger Scott Craig & L. A. Greene

■Personnel
L. A. Greene - Vocals, Guitars
Roger Scott Craig - Keyboards, Vocals
Billy Liesegang - Guitar (except #2)

Ron Wikso - Drums
Wilhelm Wannabe Remarkable - Bass
Michael Turner - Guitar on #2
Tommy Funderburk - Backing Vocals
Chris Julian - Backing Vocals
Judy Mass - Violin on #4
Scott Joss - Fiddle on #4

Producer - Roger Scott Craig

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