レビューの中で★の数により5段階の評価を表示していますが、評価の基準はあくまで主観的なものです。名盤であるかないかを決める、誰もが認める客観的な基準など無いのです。どなたの評価もそうですが、評価なんていうものは結局のところ、その人の「好み」にどれだけ合っているかに過ぎません。10人いれば10人好みは違うわけで、自分の評価=好みが絶対正しいと思い込んで、異なる意見をあーでもないこーでもないと攻撃しても仕方のないこと。このブログのレビューも評価も、筆者と好みが似ている方には参考になるだろうし、似ていない方には全く参考にならないでしょう。というわけで、評価の基準になる筆者の好みを示しておきます。

■音楽性について
音楽は広く浅く聴くほうですが、中でもHR/HMは好きなジャンルの一つです。その中でも、メロディアス・ハードロックとかメロディック・ロックと呼ばれる分野が特に好物です。哀愁系でも爽やか系でも、メタル寄りでもAOR寄りでも、メロディさえ好みに合えばOKです。

■苦手なサウンド傾向
苦手なバンドの筆頭がQueenですので、Queen的な大仰さ、煌びやかさは敬遠します。Steve Perry在籍時のJourneyも苦手です。自己陶酔的に歌い上げられると聴いていられなくなります。アメリカのバンドにありがちな、女性のあえぎ声のSEとか、そういう下品な演出も嫌います。全ての曲がそうではありませんが、Van HalenやExtremeなどのアルバムに見られる余裕カマしたおふざけにも白けます。

■演奏技術・歌唱力全般について
上手いに越したことはありませんが、音楽はテクニックが全てではないと思います。上手い人がつまらない曲をやっているのより、最低限のテクニックであっても良い曲が聴きたいと思っています。

■ボーカリストについて
HR/HMというジャンル、そしてスタジオ録音という条件に限って言えば、音程の不正確な人はダメです。チューニングの合っていない楽器みたいなものですから。もっとルーズな音楽なら、多少ヨレた歌い方もOKですが。声質・歌唱法で言うと、どちらかと言えばハイトーン・スタイルより中低音を活かしたスタイルのほうが好みです。ソウルやブルースも好きなので、そっち系の歌い回しをする人を好む傾向があります。

■ギタリストについて
筆者自身もバンドでギターを弾くので、ギタリストの好き嫌いは結構激しいです。どちらかと言えばピロピロ速弾き系より、ギターでしっかりメロディを歌うギタリストが好みです。過剰にトリッキーな人より、ペンタトニックを基本にオーソドックスでコンパクトなフレーズを組み立てている人が好きです。どんなに速くても、難しい指使いでも、運指の練習みたいなフレーズを延々聴かされるのは苦痛です。ギターの音はハンバッキングでもシングルコイルでも、魅力的な音色であればどちらも好きです。

■曲のバリエーションについて
いくら好物でも、同じような味のものを食わされ続けると飽きます。バラード集やアンプラグド集といった企画物は別として、アルバム通しで聴くには曲調のバラエティがほしい。スピード・チューン、ミドルテンポ、バラードがバランスよく配置されていると最高です。マイナー・キー、メジャー・キーもバランスよく。ただし、組曲のような長尺な曲で、やたらにテンポが変わったり転調したりするのは、曲のイメージがつかめず苦手です。

■サウンドプロダクションについて
基本的によほど悪い録音でなければ評価に影響しません。サウンドプロダクションはプロデューサーやエンジニアの仕事であって、その良し悪しはバンドの責任ではないと思います。いずれにしても筆者はbootlegをコレクションする趣味もないし、普通に市販されている音源は極端に音質が悪いのは稀だと思うので、まあこの点は大きなポイントではないでしょう。

以上思いつくままに書き出してみましたが、後で修正したり付け加えたりするかもしれません。