0223Martie Peters Group










デンマークのハードロック・バンドPushのボーカリストだったマーティ・ピーターズのソロ・プロジェクト第一作。と言っても、バンドのメンツはPushとかぶってたりしてます。やってる音楽は北欧デンマークっぽさはなく、いたってアメリカンな軽い雰囲気ですが、一応メロハーの範疇に入るもの。飛びぬけて優れた楽曲はないものの、まあそこそこ楽しめます。ただ、演奏はイマイチ。躍動感というものが感じられない、ダラ~っとした演奏です。この手のBクラスのバンドは、やりたい曲にアンサンブルも含めて演奏面が追いついていないことがままありますが、この人たちもそのクチです。それから、ボーカルがダメ。舌足らずというのか、舌が長いというのか、子供っぽい声の出し方をするタイプは苦手です。筆者は甘えん坊系と名づけていますが、このマーティ・ピーターズもその系統です。White Lionのマイク・トランプとDanger Dangerのデッド・ポーリーを足して二で割ってパワー感を引いた感じ。マーティ・ピーターズは、同じデンマーク人であるマイク・トランプのアルバムにバック・ボーカルで参加するなどしており、似た声同士仲がいいようです。もちろんクォリティ的にはWhite Lionと比べられるようなレベルではありませんが、マイク・トランプやWhite Lion大好きという人なら、もしかしてこのアルバムも気に入るかもしれません。

なお、本作に参加しているのはPushがらみのミュージシャンが多いのですが、それ以外だとレネ・シェイズは2011年からベーシストとしてPretty Maidsに加入している人。また、マーティ・ピーターズとShades & Peters名義でのアルバムも出しています。それからピアノのモルテン・ウィットロックはデンマークのブルース・ピアニスト。ミキシングとマスタリング、そしてタンバリンでクレジットのあるトミー・ハンセンは、Pretty MaidsやHelloweenなどを手がけているプロデューサーです。

評価 ★★☆☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. The Beast Inside (Peters/Slott/Lledo)
02. Riot on the 5th Floor (Peters/Slott/Lledo)
03. Only Dreaming (Peters/Lledo)
04. Number 1 (Peters/Slott/Lledo)
05. Takes Some Time (Peters/Slott/Lledo)
06. Heart Is an Empty Space (Peters/Slott/Tritico)
07. A World Without You (Peters/Shades/Lledo)
08. Take Me Over the Edge (Peters/Slott/Lledo)
09. Bird on the Wire (Peters/Slott/Lledo)
10. Hard to Choose (Peters/Tritico/Shades/Lledo)
11. Dixie Toot (R. Stewart/R. Wood) 
12. The Will to Survive [Bonus Track]

■Personnel
Martie Peters - All vocals
Jesper Werner - Drums
Martin Slott - Electric Guitar
Anthony Lledo - Electric & Acoustic Guitar, Bass, Keyboards
René Shades - Electric & Acoustic Guitar
Christian Thiesen -  Guitar, Bass
Morten Wittrock - Piano
Bent Jorgensen - Bass
Tommy Hansen - Tambourine

Producer - Anthony Lledo & Martie Peters