0191Two of a Kind










オランダの女性デュオ、Two of a Kind(トゥー・オブ・ア・カインド)のデビュー作です。Frontiers Recordsのセラフィーノ・ベルジーノがTerra Novaのフレッド・ヘンドリックスを起用して仕立てたプロジェクトで、歌っているエスター・ブロウンズとアニータ・クレインメイヤーはオーディションで選ばれたそうです。バッキングはTerra Novaのジェスィーノ・デローザス(Gt)、ロン・ヘンドリックス(Key)、そしてフレッド・ヘンドリックス自身はベースを担当しています。ドラムはハンス・ザント(Vengeance)です。ソング・ライティングとプロデュースもフレッド・ヘンドリックスで、彼もいよいよつんく化するのかと思いましたが、今のところリリースはこの1作のみとなっています。色っぽいジャケットとは対照的に、本人たちの写真はちょっとアレかも。エスターが77年、アニータは68年生まれということなので、「Terra Nova娘。」として売り出すには少々とうが立ち過ぎていたかもしれません。

楽曲・演奏のレベルにはさすがに高いものがあり、Terra Nova的ハード・ポップが聴けるのは想定の範囲内。ただ、Terra Novaがメジャー・キーの爽快系をメインにしているのに対し、このTwo of a Kindはどちらかというと哀愁系の楽曲に重きを置いているようです。哀愁と言っても強烈な「泣き」を発している訳ではなく、うっすら哀愁を感じる程度。#1"Light in the Dark"、#9"Whole Again"といった曲はその哀愁系の佳曲です。また後半部分がNelsonの"After The Rain"を思い起こさせる#7"Into the Fire"も出色の出来ばえ。ジェスィーノ・デローザスのギター・ソロもカッコいいです。全体として女性ボーカルならではの「華」があり、とても聴きやすいアルバムだと思います。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Light in the Dark
02. The Longest Night
03. Little by Little
04. Give Me a Reason
05. Heaven Can Wait
06. Unbearable
07. Into the Fire
08. In Your Arms
09. Whole Again
10. To the Top
11. I Die a Little More Everyday
12. Now I'm Complete [Japan Bonus Track]
All songs written by Fred Hendrix

■Personnel
Esther Brouns - Lead Vocal
Anita Craenmehr - Lead Vocal
Hans In't Zandt - Drums
Gesuino Derosas - Guitar
Ron Hendrix - Keyboards
Fred Hendrix - Bass Guitar

Producer - Fred Hendrix