メロディアス・ハードロック名盤探訪 別館

哀愁・叙情・爽快...メロハー、AOR、ハード・ポップ、メロディック・メタルの傑作との出会いを求めて。

Heavens Edge

Some Other Place - Some Other Time / Heavens Edge (1998)

0195Some Other Place, Some Other Time










アメリカのメロディアスなLAメタル風バンドHeavens Edgeの2ndアルバム。前作が1990年のリリースでしたから、8年ぶりの作品ということになります。このバンドもグランジ/オルタナ・ブームという逆風の中で、レコード会社との契約解消、2ndアルバムに向けたレコーディングに入るものの結局バンドは自然消滅、その後メンバーそれぞれ地道な活動を続けていたようです。本作は、メロハー・レーベルMTMからの誘いがあってリリースされたもので、楽曲のほとんどはお蔵入りとなっていた2nd収録予定のマテリアルだということです。収録曲の内訳を見ていくと、#1が1stのアウトテイクで録音は89年、#2~6、#8~9は2nd用の曲で録音は91年、#11は92年の録音となっています。#7と#10は98年に録音された新曲です。

1stはかなりストレートにDokkenの影響を感じさせましたが、本作ではDokken色は弱まりました。1stの"Find Another Way"のような名曲はないものの、何曲かはかなりいい感じです。1stの雰囲気に近い#1"Rock Steady"(最後のおふざけは×)、#3"Jacky"は良く出来たメロハーだし、アコースティカルなバラード#5"Just Another Fire"の切なさ、キャロリン・ジョーダンという女性ボーカリストとのデュエット#11"Take Me By The Hand (Lean On Me)"の気だるさも秀逸。このバンドは曲の出来に差がありすぎるのが難点ですね。

マーク・エヴァンス(vo)、レジー・ウー(gt)以下、ライナーには前作と同じメンバーが記されています。また、ジョン・コラビのAngoraなどに在籍していたジミー・マルシアーノが一時期メンバーだったようで、ギターでクレジットされていますが、楽曲ごとの参加メンバーは不明です。なお、Heavens Edgeのアルバムは本作以降リリースされていないようですが、2013年のFirefestでのライブ映像がyoutubeにアップされているので、バンドは今でも存続しているものと思われます。

※5曲追加されたRe-Issue盤も出ているようですが、筆者は未聴なので詳細は不明です。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Rock Steady
02. Some Other Place - Some Other Time
03. Jacky
04. Jump On It
05. Just Another Fire
06. Back Seat Driver
07. Cuts Both Ways
08. Call My Name
09. Can't Cry Anymore
10. Roller Coaster
11. Take Me By The Hand  (Lean On Me) [Bonus Track For Japan]
All songs written by Heavens Edge

■Personnel
Dave Rath - drums, backing vocals
Reggie Wu - guitars, keyboards, backing vocals
Mark Evans - lead vocals, guitars
George Guidotti - bass, backing vocals
Steve Parry - guitars, backing vocals

Jimmy Marchiano - additional guitars
Karolyn Jordan - backing vocals on "Take Me By The Hand  (Lean On Me)" 



Heavens Edge / Heavens Edge (1990)

132Heavens Edge










アメリカのHR/HMバンドHeavens Edgeのデビュー・アルバム。見た目も音もLAメタルっぽいのですが、東海岸フィラデルフィアの出身ということです。LAメタルの中でもDokken(全盛時)に一番近い印象です。とりわけギターの刻みやソロの雰囲気なんかは近いというよりマネって感じ。プロデュースが同じニール・カーノンということも影響しているのかもしれません。で、LAメタル、筆者はどうもあの空騒ぎ感が苦手。"欝"もやだけど"躁"も疲れます。このアルバムも半分くらいの曲はLAメタル的バカっぽさが耳につくのですが、半分くらいはかなりイイです。特に#4"Find Another Way"はイントロから名曲の予感がする素晴らしい曲です。ヴァースもコーラスもとにかくメロディが叙情的でハーモニーも美しい。まさにメロディアス・ハードロック!#11"Come Play The Game"も哀愁系メロハーで、アルバムの中ではこの2曲が抜きん出ていると思います。全曲この路線で行ってくれたら良かったのに。他には、ロマンチック&センチメンタルなバラード#6"Hold On To Tonight"、露骨にDokken風ですが#8"Bad Reputation"、#9"Daddy's Little Girl"も悪くないですね。

メンバーはマーク・エヴァンス(vo)、レジー・ウー(gt)、スティーヴン・パリー(gt)、G・C.・ギドッチ(ba)、デヴィッド・ラス(dr)の5人。バッキング・ボーカルにテリー・ブロック(Strangeways、Giant)、ラリー・ボー(Red Dawn、Network)。ネットワークというバンドはいくつもあるのですが、ラリー・ボーがいたネットワークのベースのマーク・エヴァンスは、どうもヘヴンズ・エッジのマーク・エヴァンスと同じ人っぽい。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Intro (Reggie Wu/Mark Evans)
02. Play Dirty (Reggie Wu/Mark Evans/George Guidotti)
03. Skin To Skin (Reggie Wu/Mark Evans)
04. Find Another Way (Reggie Wu/Mark Evans)
05. Up Against The Wall (Reggie Wu/Mark Evans)
06. Hold On To Tonight (Reggie Wu/Mark Evans)
07. Can't Catch Me (Reggie Wu/Mark Evans)
08. Bad Reputation (Reggie Wu/Mark Evans)
09. Daddy's Little Girl (Reggie Wu/Mark Evans)
10. Is That All You Want? (Reggie Wu/Mark Evans/Steven Parry)
11. Come Play The Game (Reggie Wu/Mark Evans)
12. Don't Stop, Don't Go (Reggie Wu/Mark Evans)

■Personnel
Mark Evans - lead & backing vocals, acoustic guitar
Reggie Wu - guitar, keyboards, backing vocals
David Rath - drums, percussion
G. C. Guidotti - bass
Steven Parry - guitar, slide guitar, backing vocals

Terry Brock - backing vocals
Larry Baud - backing vocals
Ray Koob - additional vocals
Mike French - additional vocals
Rob Rizzo - additional keyboard programming

Producer - Neil Kernon 

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