USメロディアスハード・バンドHardlineの3rdアルバム。2ndアルバムから7年ぶりのリリースとなっています。実質的にはジョニー・ジョエリ(Vo)とジョシュ・ラモス(G)のプロジェクトのようで、ブックレットには2人の写真しか載っていません。他のメンバーは、2ndにも参加したマイケル・T・ロス(Key)に加えてジェイミー・ブラウン(B)、アトマ・アナー(Ds)というラインナップです。ジェイミー・ブラウンはRamos - HugoのThe Dreamでベースを弾いており、アトマ・アナーはリッチー・コッツェンやトニー・マカパインといったシュラプネル系ギタリスト御用達のドラマーですが、Two FiresのIgnitionでもドラムを叩いており、それぞれにジョシュ・ラモスとの繋がりがあるミュージシャン。また一曲だけソロを担当している瀬上純は、Crush 40でジョニー・ジョエリと共演しているギタリストです。プロデューサーは2ndと同じくボブ・バーチとなっています。
楽曲は決定的な名曲というものはないものの、概ね良い曲ばかりで平均点はかなり高いです。ヘヴィなヴァースとそこから解放されるように華麗に舞い上がるコーラスが対照的な#1"Voices"、軽やかで明るいメロディが魅力の#2"Falling Free"、畳み掛けるようなリフとボーカルがスリリングな#8"Give in to This Love"、ほのかに寂寞感漂うメロディが心に残る#9"Before This"などは特にお気に入りです。ジョニー・ジョエリのボーカルとジョシュ・ラモスのギターは相変わらず巧みで安定感抜群ですが、今回の注目はドラム。思えば、1stのディーン・カストロノヴォ、2ndのボビー・ロックと、ドラマーは腕達者が続きました。本作のアトマ・アナー、この人もツワモノですね~。グルーヴ感が凄いし、オカズなんかもフュージョンぽいのを叩き込んできたりして、思わず聴き惚れてしまいます。そんなわけで、傑作Double Eclipseには及びませんが、今回も聴き応えのアルバムであることは間違いありません。
楽曲は決定的な名曲というものはないものの、概ね良い曲ばかりで平均点はかなり高いです。ヘヴィなヴァースとそこから解放されるように華麗に舞い上がるコーラスが対照的な#1"Voices"、軽やかで明るいメロディが魅力の#2"Falling Free"、畳み掛けるようなリフとボーカルがスリリングな#8"Give in to This Love"、ほのかに寂寞感漂うメロディが心に残る#9"Before This"などは特にお気に入りです。ジョニー・ジョエリのボーカルとジョシュ・ラモスのギターは相変わらず巧みで安定感抜群ですが、今回の注目はドラム。思えば、1stのディーン・カストロノヴォ、2ndのボビー・ロックと、ドラマーは腕達者が続きました。本作のアトマ・アナー、この人もツワモノですね~。グルーヴ感が凄いし、オカズなんかもフュージョンぽいのを叩き込んできたりして、思わず聴き惚れてしまいます。そんなわけで、傑作Double Eclipseには及びませんが、今回も聴き応えのアルバムであることは間違いありません。
評価 ★★★★☆
★★★★★ 傑作
★★★★☆ 秀作
★★★☆☆ 佳作
★★☆☆☆ 凡作
★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。
■Tracks
01. Voices
02. Falling Free
03. Start Again
04. Pieces of Puzzles
05. Bittersweet
06. She Sleeps in Madness
07. In This Moment
08. Give in to This Love
09. Before This
10. Hole in My Head
11. Leaving the End Open
All songs by Johnny Gioeli/Josh Ramos
except #7 by Johnny Gioeli, #10 by by Johnny Gioeli/Johnny Montgomery
01. Voices
02. Falling Free
03. Start Again
04. Pieces of Puzzles
05. Bittersweet
06. She Sleeps in Madness
07. In This Moment
08. Give in to This Love
09. Before This
10. Hole in My Head
11. Leaving the End Open
All songs by Johnny Gioeli/Josh Ramos
except #7 by Johnny Gioeli, #10 by by Johnny Gioeli/Johnny Montgomery
■Personnel
Johnny Gioeli - Vocals
Josh Ramos - Guitars
Jamie Browne - Bass
Michael T. Ross - Keys
Atma Anur - Drums
Jun Senoue - Solo on #9
Josh Ramos - Guitars
Jamie Browne - Bass
Michael T. Ross - Keys
Atma Anur - Drums
Jun Senoue - Solo on #9
Producer - Bob Burch