0046Change of Heart

イギリスのメロディック・ロック・グループ、チェンジ・オブ・ハートの1stアルバム。HeartlandとThe Distanceのメンバーが全面的に協力しているということです。確かにプロデュースはHeartlandのクリス・ウーズィーとスティーヴ・モリス、この二人はアルバムの一部の曲を共作しているし、バッキング・ボーカルと演奏にも参加しています。また、The Distanceのケニー・ケイオス・ロニー、デイヴ・ホピア、ロブ・カーツライターと、Waxのスティーヴ・ミリントンも演奏に参加しています。って、ボーカルからギター、キーボード、リズム隊までみんな揃ってる。しかもバンド・メンバーより人数多いじゃん。メンバーは何やってるんだろう?

音のほうはHeartlandの影響がかなり濃厚で、英国のバンドらしい湿り気を帯びたサウンドです。ボーカルのアラン・クラークの歌い方は、まんまクリス・ウーズィー。しかし残念ながら彼ほど上手くないし、なんだか腹から声が出てない。歌マネ番組で本物さんが出てきてデュエットしている図よろしく、バッキング・ボーカルにクリス・ウーズィーが入ってくると急に力強くなります。サウンドを引っ張るのは、ありがちな安っぽいシンセ音で、それが筆者には耳障りでした。同じようなキーボードのフレーズが多いのも気になります。歌メロ自体はそれなりに良い曲が多いのに、全体的にパッとしない印象に終わっているのが残念です。#9"All I Need"1曲だけが、Doobie Brothersを思わせるアメリカンなサウンドになっているのが目立ちます。クリーンなギターのカッティングに、ピアノ、オルガンが絡んで、スライド・ギター・ソロまで出てきます。こういう路線を発展させたら面白いのに。

サポート・ミュージシャン以外の、バンド・メンバーとしてクレジットされているのは、アラン・クラーク(vo, gt)、ジョン・フッティ(gt)、ミック・ウェイド(ba)、イアン・トンプソン(dr)、デイヴ・チャップマン(key)の5人。リリースはイギリスのメロハー・レーベルEscape Musicから。エグゼクティヴ・プロデューサーのカリル・タークはEscape Musicの経営者です。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Sweat It Out
02. The Fire Is Gone
03. A Place in Your Heart
04. When It's Love (Alan Clark, Chris Ousey)
05. Someone Else
06. Always Be the One
07. Until the End of Time (Alan Clark, Chris Ousey)
08. Don't Walk Away
09. All I Need (Alan Clark, Steve Morris, Chris Ousey)
10. Stranger (Alan Clark, Steve Morris)
11. Somebody to Love

■Personnel
Alan Clark - lead vocals, guitar
John Footit - lead guitar
Mick Wade - bass
Ian Thompson - drums
Dave Chapman - keyboards

Chris Ousey - all backing vocals
Steve Morris - guitars, bass, keyboards
Steve Millington - keyboards
Kenny Kaos - guitars
Dave Hopia - bass
Rob Kurzreiter - drums

Producer - Chris Ousey, Steve Morris
Executive Producer - Khalil Turk