0018Blanc Faces

アメリカのロビー・ラ・ブランクとブライアン・ラ・ブランクの兄弟によるメロハー/AORユニットの1st。実はこのラ・ブランク兄弟は1985年にFuryというバンドでアルバムを1枚発表しているんですね。20年ぶりの復活と言うわけです。サウンドはAORよりのメロディアス・ハードそのもの。とにかく歌メロが素晴らしいです。マイナー・キーの哀愁系も良いのですが、明るく前向きな曲調のものが特に良い。ブックレットの写真を見ると、兄弟ともとても「ロック・ミュージシャン」には見えない地味すぎるオッサンで、この人たちがこんなに溌剌としたポジティブな音楽を作っているかと思うと、感慨ひとしおです。もっとも、80~90年代に出てきた人たちはもうみんなオッサンなわけですが。

ボーカルはややガナリ気味、演奏も結構ハードで、ジャケットデザインやAORという言葉から連想される「軟弱さ」はありません。兄弟が20年温め続けたロック魂みたいなものをすごく感じます。悩んだり、気持ちが少し弱っているときに、さりげなく力を貸してくれそうなアルバムです。

リリースはイタリアのメロハー/AORレーベルFrontiers Records、例によってセラフィーノ・ペルジーノ社長がエグゼクティヴ・プロデューサーとしてクレジットされています。また、ミキシングとマスタリングはピンク・クリーム69のデニス・ワードが手がけています。なお、ラ・ブランク兄弟は、メロハー・プロジェクトShining Lineに参加したり、Ambitionに曲を提供するなどの活動もおこなっています。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Here's To You (Brian La Blanc)
02. Edge Of The World (Brian La Blanc)
03. We'll Make The Best Of It (Brian La Blanc)
04. Stranger To Love (Brian La Blanc)
05. Turn This World Around (Brian La Blanc)
06. It's A Little Too Late (Robbie & Brian La Blanc)
07. Staying Power (Robbie & Brian La Blanc)
08. Where Do I Go From Here (Brian La Blanc)
09. Beneath This Heart (Brian La Blanc)
10. Pray For Me (Brian La Blanc)
11. Sorry For The Heartache (Brian La Blanc)
12. We Will Rise (Robbie & Brian La Blanc)

■Personnel
Robbie La Blanc - Lead Vocals, Backing Vocals, Rhythm Guitars
Brian La Blanc - Bass, Rhythm Guitars, Backing Vocals, Percussions, B4 Organ, Keyboards
Kyle Woodring - Drums
Butch Taylor - Lead Guitars
Jeff Batter - Keyboards, Organ, Piano
Tony Archer - Drums on 08, 10
Alan Friedman - Additional Guitars on 06

Producer - Brian & Robbie La Blanc
Executive Producer - Serafino Perugino