0403Surface Of Pain









スウェーデンのハードロック・バンドMasqueradeの2ndアルバム。1stは全盛期TNTそのまんまの透明感溢れる北欧メタル/ハードポップをやっていましたが、本作は一転してグランジ/オルタナ路線に舵を切り、ヘヴィで濁った音の洪水となってしまいました。トニー・ハーネルばりのハイトーン・ボーカルもやけにワイルドなものに変わりました。当時賛否両論の意見があったようですが、筆者は完全に否の方です。音の好みということもさることながら、このバンドの姿勢に首を傾げざるを得ません。TNTの物真似でデビューして、そのTNTが解散すると今度は時流に乗ってグランジ化するという主体性の無さ、節操の無さには呆れてしまいます。同時代・同世代のバンドの物真似という点ではEmerald Rainと共通していますが、あちらは本家のHarem Scaremが音楽性をいろいろ変えても最後まで同じ路線を貫くという潔さがあるだけマシでした。Masqueradeは本作の後に3rdも出しているようですがもう聴く気はしません。

評価 ★★☆☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。 

■Tracks
01. Judas Kiss
02. Say Your Prayer
03. State Of Grace
04. Suffering
05. End Of Nothing
06. America
07. God Of Man
08. Violation
09. Feels Good
10. Wasteland
11. Mercy Me
12. Free My Mind
All songs written by G:son, Yoanson

■Personnel
Tony Yoanson - Voice, Additional Acoustic Guitars, Tambourine, Backing Vocals
Thomas G:son - Guitars, Keyboards, Hammond Organ, Backing Vocals
Marco Tapani - Drums, Jews Harp
Henrik Lundberg - Bass

Magnus Strömberg - keyboards
Bengan - sampling and programming
U. Andersson - backing vocals
P.O. Pettersson - backing vocals
Y. Frank - additional programming
R. Lahti - tape recorder keyboard

Producer - Thomas G:son, Tony Yoanson