0393The Roaring Of Dreams









ジム・ピートリックとトビー・ヒッチコックによるメロハー・プロジェクトPride of Lionsの3rdアルバムです。1st、2ndと聴いてきて、メロディとアレンジのわざとらしさ、トビー・ヒッチコックの「歌わされてる」感、全体に感じられる通俗臭、これらが鼻についてどうも好みに合わないと感じていました。3rdまで聴いてダメならもう買うのはやめようと思っていたところ、これが意外にも中々にいい感じです。先に挙げたような点は完全に無くなってはいませんが、それほど気にならないレベルだし、何より曲の出来がいいです。トビー・ヒッチコックの文字通りの熱唱も今回はストレートに心に届きました。

気に入った曲をピックアップしてみます。

#3"Love's Eternal Flame"
ミドルテンポのメロハー/AOR。センチメンタルでロマンチックなヴァースも、力強くポジティヴなコーラスも、メロディが良く出来ているし、インスト・パートのアンサンブルも心憎い仕上がりです。

#4"Language of the Heart"
高揚感に満ちたスピード・チューン。やはりメロディがいいですね~。

#5"Let Me Let You Go"
躍動的なリズムが心地良いミドル・テンポのナンバー。マイナー・キーですが、哀愁感より力強さが前面に出ています。

#7"Defying Gravity"
ドラマチックなメロディが印象的なスピード・チューン。マイク・アキノのギター・ソロも華麗でカッコいいです。

#9"Secret of the Way"
爽やかでオシャレなAORナンバー。メロディがちょっとバート・バカラックを思わせます。文句無しにいい曲です。

#10"Astonish You"
哀愁メロディが絶品のAORナンバー。アンサンブルも素晴らしく、これはもう名曲レベル。このアルバムで一番好きな曲です。

#11"Tall Ships"
これもドラマチックで高揚感あるメロディが素晴らしく、本作のハイライトとなる一曲でしょう。珍しくホルンの音が入っていますが、これがワクワク感をかき立ててくれます。最高!

#12"Turnaround"
いわゆるパワー・バラードなんですが、トビー・ヒッチコックの熱いボーカルがとにかく凄い!途中で絡んでくる女性ボーカルは、トーリ・ヒッチコックという人で、奥さんかと思ったら妹ということでした。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Heaven on Earth
02. Book of Life
03. Love's Eternal Flame
04. Language of the Heart
05. Let Me Let You Go
06. Faithful Heart
07. Defying Gravity
08. The Roaring of Dreams
09. Secret of the Way
10. Astonish You
11. Tall Ships
12. Turnaround
13. I Am My Father [Bonus Track]
All songs written by Jim Peterik

■Personnel
Toby Hitchcock - Lead Vocals
Jim Peterik – Lead Vocals, Guitar, Keyboards
Ed Breckenfeld - Drums
Clem Hayes - Bass
Mike Aquino - Guitar
Christian Cullen - Keyboards

Greg Flint - French Horn on #11
Thom Griffin - All Background Vocals
Tori Hitchcock - Vocals on #12

Producer - Jim Peterik
Co-producer - Larry Millas
Executive-Producer - Serafino Perugino