0392Prime Time









アメリカのメロディアス・ハードロック・バンドFireHouseの通算8枚目のアルバムです。前作で加入したベースのブルース・ウェイベルは脱退(間もなく死去)しており、後にGoodbye Thrill、Takara、Crown of Thornsなどでプレイするブラジル人ベーシスト、ダリオ・セイシャスがレコーディングに参加していますが、正規メンバーではなくて助っ人扱いのようです。

内容のほうは、グルーヴィなリズムの#1"Prime Time"、#6"Body Language"、メロディアスなハードロック・ナンバー#2"Crash"、#4."Perfect Lie"、柔らかなメロディに心温まる#10"Let Go"など、これまで通りのFireHouseらしい佳曲が聴ける好盤となっています。しかしながら、前作初めてビル・レヴァティ(g)が歌う曲が1曲入っていましたが、今回はビル・レヴァティが2曲、さらにマイケル・フォスター(ds)が1曲歌っているのはいかがなものか。曲は悪くないし、2人とも別に下手じゃないけれど、C.J.スネアというリード・ボーカリストがいるのに、収録曲全10曲中3曲も歌わせないのはおかしいでしょう。C.J.スネアが歌ってこそのFireHouseなんじゃないの。それから、前作同様ギターが歪み過ぎでノイジー、リフもヘヴィ過ぎなのはやはり気になります。

次作Full Circleは代表曲のリレコーディング盤なので、今のところFireHouseのオリジナル・アルバムとしては本作が最後となっています。このPrime Timeというアルバムは、決して駄作・凡作ではないけれど、バンドの行き詰まり状況が感じられて、聴いているとなんだか複雑な心境になってしまいます。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Prime Time (Foster, Leverty, Snare)
02. Crash (Foster, Leverty, Snare)
03. Door to Door (Foster, Leverty)
04. Perfect Lie (Leverty, Snare)
05. Holding On (Leverty)
06. Body Language (Leverty, Snare)
07. I'm the One (Leverty)
08. Take Me Away (Leverty, Snare)
09. Home Tonight (Foster, Leverty, Snare)
10. Let Go (Snare)

■Personnel
C.J. Snare - lead vocals, keyboards
Bill Leverty - guitars, vocals (lead vocals & keyboards on #5, #7)
Michael Foster - drums, percussion, vocals (lead vocals on #3)
Dario Seixas - bass, vocals

Preston Fulcher - additional percussion on #1

Producer - Bill Leverty