0387Shine









アメリカのハードロック・バンドTykettoの3rdアルバム。リーダーでボーカリストのダニー・ヴォーンは奥さんが癌を発症したためバンドを離れ、新たに元Tall Storiesのボーカルで後にJourneyに参加するスティーヴ・オージェリーが迎えられています。

サウンド的には#2"Rawthigh"に典型的なように、Led Zeppelinの影響が色濃いものに変化しました。スティーヴ・オージェリーの声の出し方や歌いまわしも、ここではスティーヴ・ペリーというよりロバート・プラントに類似しています。#6"The Ballad of Ruby"の歌詞にはジミー・ペイジが出てきたりもします。しかしまるっきりLed Zeppelinというわけでもなく、サザン・ロック的な要素もあって、ブルースやロックン・ロールに根ざした土臭いアメリカン・ハードロックという感じ。同時代のバンドだとBlack Crowesに近いでしょうか。そう言えばBlack Crowesもジミー・ペイジと共演したりしていましたね。

"Forever Young"のような曲は無いにしても、収録曲は全て出来が良いし、バンド・メンバーはみんな相変わらず腕利きで演奏はタイト、スティーヴ・オージェリーももちろん抜群に上手いです。しかしながら、やっぱりTykettoと言えばダニー・ヴォーン。あの歌声があってこそのTykettoなんです。いくらこのアルバムがカッコよくても、なんか違うな~という印象が拭えません。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Jamie
02. Rawthigh
03. Radio Mary
04. Get Me There
05. High
06. The Ballad Of Ruby
07. Let It Go
08. Long Cold Winter
09. I Won't Cry
10. Shine
All songs written by Augeri, St. James, Scott, Arbeeny

■Personnel
Steve Augeri - Vocals
Michael Clayton Arbeeny - Drums
Jaimie Scott - Bass
Brooke St. James - Guitars, Backing Vocals

Kristin Mooney - Backing Vocals
G.Scott McKelvey - Backing Vocals
Tom Brennan - Keyboards

Producer - Tykett, Steve Marinaccio