0322Brother's Keeper









解散状態だったFair Warningの復活第一作。残念ながらアンディ・マレツェク(Gt)は再結成に加わっていませんが、トミー・ハート(Vo)、ヘルゲ・エンゲルケ(Gt)、ウレ・リトゲン(Ba)、C.C.ベーレンス(Ds)とオリジナル・メンバー4人が顔を揃えました。

久しぶりのFair Warningの新作ということで、期待は大きく膨らんでいましたが、#1"Don't Keep Me Waiting"を聴いた途端、その期待が裏切られなかったことを確信して嬉しかったです。今まで通りの分厚いサウンド、ドラマチックなメロディ、そして天空から降りそそぐギターの音色、全てにうっとりしてしまいます。これは文句なく名曲ですね。残りの楽曲も概ね出来が良く、アルバムを通してFair Warningらしさを十分に堪能できます。しかしながら、「あれ?なんか前に聴いたことがあるような」と感じる場面が少なからずあり、その点はちょっと失望を禁じえません。このバンドはメロディやフレーズの使い回しが以前からありました。本作ではそれがさらに増えています。過去作からか、DreamtideかはたまたZenoからか、一々確認はしていませんがあまり印象は良くありません。マンネリという声も聞かれますが、マンネリとはちょっと違うような気がします。作風や路線を大きく変えないという意味では、マンネリが必ずしも悪いとは言えないけれど、過去の楽曲のパーツのつぎはぎで曲を仕立てるのはミュージシャン・シップのレベルが低いことの表れだと思うのです。うーむ、この作品で初めてFair Warningを聴いたのなら間違いなく名盤と認定しただろうなぁ。。。なんとも複雑な感想を抱いてしまいました。

なお、本作の国内盤CDは、2006年オリジナル盤(13曲収録)が2種(ドキュメンタリー映像を収録したDVD付き初回限定盤とCDのみの通常盤)、2009年紙ジャケSHM-CD仕様(15曲収録で曲順も異なる)、2016年リマスター盤(12曲収録)が流通しています。毎度のことながら、あー、めんどくさ。。。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Don't Keep Me Waiting (Ule W. Ritgen)
02. Tell Me Lies (Helge Engelke)
03. In the Dark (Ule W. Ritgen)
04. Wasted Time (Ule W. Ritgen)
05. No Limit (Ule W. Ritgen)
06. Generation Jedi (Helge Engelke)
07. The Way (Ule W. Ritgen)
08. All of My Love (Ule W. Ritgen)
09. Once Bitten Twice Shy (Ule W. Ritgen)
10. The Cry (Ule W. Ritgen)
11. All I Wanna Do (Ule W. Ritgen)
12. Rainbow Eyes (Ule W. Ritgen)
13. Push Me On (Ule W. Ritgen)

■Personnel
Tommy Heart – vocals
Helge Engelke – guitars
Ule W. Ritgen – bass
C. C. Behrens – drums

Producer – Fair Warning