0287Say Yeah










オランダのメロハー・バンドAquila(アクイラ)の1stアルバム。リーダーでボーカリストのフレッド・ヘンドリックス自身が書いたライナー・ノーツによれば、レコード会社との間にトラブルがあってTerra Nova(テラ・ノヴァ)の新作作りが困難となり、一旦Terra Novaは解散。フレッド・ヘンドリックスのソロ・プロジェクト的なバンドとしてAquilaを始動させたとのことです。しかし、フレッドが曲を書いて歌い、弟のロン・ヘンドリックス(Key)とジェスィーノ・デローザス(Gt)というTerra Nova中核メンバーが録音に参加しているわけで、実質的にはTerra Novaの別名義での作品です。リズム・セクションはセッション・プレイヤーとのことですが、日本盤と海外盤とで表記が異なるらしく、アディショナル・ミュージシャンにも複数のドラマー、ベーシストが記載されていて、実際に誰がどの曲でプレイしているのか不明です。

というわけで、本作もTerra Nova同様の明るいメロディが特徴のハード・ポップが詰め込まれています。Terra Nova4作目用のマテリアルも含まれており、メロディの素性は当然Terra Novaと同じ。ただ、Terra Novaのサウンドがハードロック然とした分厚いものだったのに比べて、アコースティック・ギターが多用され、エレキもクランチ・サウンド、リズム・セクションもゆったりとしており、全体としてライトでカジュアルな印象。ミカエル・アーランドソンのソロ作やNelsonに通じる心地良いサウンドです。筆者のお気に入りは、リラックス・ムードの#2"Wide Open"、#3"Forgive Me"、#8"Sometimes"、#12"I Run"、#13"The End"、溌剌とした#4"Young And Restless"、#6"Everyday"、#7"Here I Am"、#10"Say Yeah"。パンキッシュな#11"The Kids Wanna Rock"もいいですね。ほとんど全部だな。ただ、一番地味で面白みのないバラード"Cecelia"をオープニングにもってきたのはいかがなものか。これでアルバムの印象が地味になってしまったのがもったいない限りです。。。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks (All songs written by Fred Hendrix)
01. Cecelia
02. Wide Open
03. Forgive Me
04. Young And Restless
05. Nothing's Impossible Now
06. Everyday
07. Here I Am
08. Sometimes
09. I Share It With You
10. Say Yeah
11. The Kids Wanna Rock
12. I Run
13. The End
14. Where Is The Sun

■Personnel
Fred Hendrix - Lead Vocal, Guitar
Ron Hendrix - Organ, Keyboards, Backing Vocals
Gesuino Derosas - Guitar, Backing Vocals
René Creenmers -  Drums
Pieter Douma - Bass

Additional Musicians
Eric Coenen, Roiger van Wegberg, Arthur Lijten, Ad de Jong, Cor Muysers, Eric Derix, Lars Beuving,

Producer - Fred Hendrix