0277HardlineⅡ









1992年にアルバム1枚残して消滅したHardline(ハードライン)の、10年ぶりの復活作。結成時のメンバーはジョエリ兄弟以外は全員いなくなっています。元々ジョエリ兄弟のバンドBrunetteに、Bad Englishを脱けたニール・ショーンとディーン・カストロノヴォが合流してHardline結成となったわけで、看板だったニール・ショーン抜きなら実際はBrunette再結成なんじゃないか?などと考えてしまいますが、Hardlineのほうがネーム・バリューもあるだろうし、堅いこと言うのは野暮でしょう。

この再結成Hardlineのメンバーですが、ジョニー・ジョエリ(Vo)とジョーイ・ジョエリ(Gt)の他には、まずリード・ギターにジョシュ・ラモス。The Storm、Two Firesなどで何故かニール・ショーンの代替要員的扱いの多い人。収録曲のクレジットに名前があるシュラプネル系ギタリストのジョーイ・タフォーラが元々は加入予定でしたが、都合がつかずにジョシュ・ラモスにバトン・タッチしたようです。リズム・セクションは、ドラムにVinnie Vincent Invasion、Nelsonのボビー・ロック、彼は一時期Brunetteでドラムを叩いたこともあったようです。ベースにはセッション・ベーシストのクリストファー・マロニー。キーボードは後にAngelに加入するマイケル・T・ロス。ジョニー・ジョエリのボーカルはもちろん素晴らしく、新たなメンバーも腕達者ばかり揃っており、演奏面ではこの2ndアルバムも1srに全くひけをとりません。特に筆者のフェイバリット・ドラマー、ボビー・ロックの小気味良いプレイは最高です。

演奏面での充実振りの一方、楽曲面では前作より平均点は下回る印象ですが、それでも良い曲はたくさんあります。ヘヴィなリフがカッコいい#1"Hold Me Down"、リリカルなサビ・メロが印象的な#2"Y"、Nelsonでおなじみのマーク・タナー、ポール・マーコビッチが作曲に加わった#3"Paralyzed"、Gotthard風バラード#4"Face The Night"、Brunette時代のレパートリーでメロハーど真ん中、各パートの名演が聴き応えのある#5"Do Or Die"、レトロなポップ感溢れる#7"Only A Night"といったところは名曲・佳曲といって差し支えないでしょう。ニール・ショーンがゲストで参加している#11"This Gift"は、ギター弾きまくりというわけではなく、夢幻的な小品ですがこれも中々に良いです。
 
評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Hold Me Down (Gioeli/Burch)
02. Y (Gioeli/Burch)
03. Paralyzed (Tanner/Mirkovich/Gioeli)
04. Face The Night (Gioeli/Gioeli)
05. Do Or Die (Gioeli/Gioeli/Burch)
06. Hey Girl (Gioeli/Gioeli/Burch)
07. Only A Night (Gioeli/Gioeli)
08. Your Eyes (Gioeli/Gioeli/Burch)
09. Weight (Tafolla/Gioeli)
10. Way It Is, Way It Goes (Gioeli/Burch/Tafolla)
11. This Gift (Schon/Gioeli)
12. Only A Night (acoustic version) [Japanese bonus track]

■Personnel
Johnny Gioeli - Vocals
Joey Gioeli - Guitars
Josh Ramos - Lead Guitars
Christopher Maloney -  Bass Guitar
Michael T. Ross - Keyboards
Bob Rock - Drums

Neal Schon - Guitar on "This Gift"

Producer - Bob Burch
Executive Producer - Johnny Gioeli, Michael S. Robinson