0257Crimes in Mind









元Kansasのスティーヴ・ウォルシュと元City Boyのマイク・スラマーが結成したStreets(ストリーツ)の2ndにしてラストのスタジオ・アルバムです。路線的には前作と変わらず、メロディアスなハードロック+隠し味的プログレ風味というもの。ただ、前作ではスティーヴ・ウォルシュ単独で書かれた曲の比率が高かったのに比べて、ほとんどマイク・スラマーとの共作曲となっています。また、70~80年代に売れっ子コンポーザーだったランディ・グッドラムが、いくつかの曲作りに参加しているのも前作と異なる点です。そのせいか曲はよりメロディアスに、よりキャッチーになっており、また平均して曲の長さが短くなっています。あえて言うなら、前作は演奏を聴かせる方に、本作は曲を聴かせる方に重点が置かれているような印象。リズム隊の見せ場が減ってしまったのは残念ですが、マイク・スラマーのギターは、スリリングさが増して非常にカッコいい。こんなギターを弾きたいと思わせるギタリストです。

プロデューサーは前作のニール・カーノンからボー・ヒルにチェンジしていますが、サウンドは前作と変わらず80年代の典型的な音。今でもこういうの好きな人は好きなんでしょうね。筆者は苦手なので、大浴場で叩いているようなドラム、特にトコトコトコトコとわざとらしいタムとか多少イラっとします。まあ、そういう時代だったんだから仕方ない。

なお、本作も前作同様CD化が遅く、2002年Wounded Bird Recordsが最初にCD化、次いで2013年Rock Candyからリマスター盤が再発されています。

評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Don't Look Back (Slamer/Goodrum/Walsh)
02. The Nightmare Begins (Slamer/Goodrum/Walsh)
03. Broken Glass (Walsh/Slamer/Goodrum)
04. Hit 'N Run (Walsh/Slamer)
05. Crimes in Mind (Walsh/Slamer)
06. I Can't Wait (Walsh)
07. Gun Runner (Walsh/Slamer)
08. Desiree (Walsh/Slamer)
09. Rat Race (Slamer/Goodrum/Walsh)
10. Turn My Head (Walsh/Slamer)

■Personnel
Steve Walsh - vocals, keyboards
Mike Slamer - guitars
Billy Greer - bass guitar, vocals
Tim Gerht - drums, percussion, vocals

Producer - Beau Hill