0236Runway To The Gods









ジーノ・ロート率いるメロディアス・ハードロック・グループ(プロジェクトか)、Zenoの通算5枚目のアルバム。ZenologyZenology II は未発表音源集だったので、オリジナル・アルバムとしては1998年のListen to the Light 以来8年ぶりの第3作目ということになります。そうそう、ジャケットのイラストを描いたのは、お仲間だったFair Warningのウレ・リトゲンなんだそうです。

これまでリード・ヴォーカルを勤めたマイケル・フレクシグと袂を分かち、本作では新たにマイケル・ボーマン(Jaded Heart、Charade etc)がヴォーカリストとして迎えられています。筆者はマイケル・フレクシグが苦手だったので、この交代人事は大歓迎。マイケル・フレクシグのクリアーなハイトーン・ボイスに比べて少し濁った声質のマイケル・ボーマンが歌うことにより、Zenoの過剰なまでの神々しさが抑えられて、なんかこう俗っぽくなった分聴きやすくなりました。今までは、ヴォーカルとリード・ギターに同じような調子で攻められて、自分としてはちょっと聴き疲れする音楽だったんですよね。歌メロの出来も今までで一番良いんじゃないでしょうか。一曲一曲にドラマがあります。まるっきり歌謡曲のような#1"Fanfares of Love"、#3"Land of Illusion"、#7" Refugees"なんかは、特に日本人の心ワシづかみですな。もちろん、ジーノ・ロートのギターも相変わらずの素晴らしさなのは言うまでもありません。隅々まで神経の行き届いたフレーズの洪水に息が詰まりそうになります。まさにパーフェクト。

ところで、このアルバムからすでに11年。2枚目から3枚目の間の8年のブランクをすでに大幅に越しています。4枚目はいったいいつになるのか、少しばかり心配になります。

評価 ★★★★★
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Fanfares of Love
02. Climb the Sky
03. Land of Illusion
04. Shades of Blue
05. Runway to the Gods
06. Sogno Di Angelo
07. Refugees (Longing For Paradise)
08. I Feel - I Live
09. Purify (Pilgrims Of Remembrance)
10. Do You Feel the Time
11. Sunset Birds Flying Home (Celestial Touchdown)
all songs by Zeno Roth except  "Sogno Di Angelo" by Pietro Mascagni

■Personnel
Zeno Roth - guitars, all other instruments, harmony vocals
Michael Bormann - lead vocals, harmony vocals

Producer - Zeno