0214Midnight Madness










1983年リリースのナイト・レンジャーの2ndアルバム。シングル・カットされた3曲のうち、"Sister Christian"が全米チャート2位、アルバム自体も15位を記録し、プラチナ・ディクスを獲得するヒット作となりました。前作Dawn Patrol 、次作7 Wishes と並んでナイト・レンジャー全盛期のアルバムであり、80年代初頭のアメリカン・ハードロックを代表する作品です。メンバーは1stと変化なく、ジャック・ブレイズ(ba)、ブラッド・ギルス(gt)、ジェフ・ワトソン(gt)、ケリー・ケイギー(dr)、アラン・フィッツジェラルド(key)の5人。プロデュースも同じくパット・グラッサーです。

作風は前作の延長線上の、80年代らしい明るく華やかなアメリカン・ロック。一般的には名盤という評価が高いと思いますが、筆者にはどうもピンと来ません。シングル・カットされバンドの代表曲ともなった#1"(You Can Still) Rock in America"は、あまりにあっけらかんとし過ぎて好みではないし、最大のヒット曲#4"Sister Christian"もそんなにいい曲だと思わない。まあ、感性は人それぞれですから。それにしても、アメリカ人のバラード好きも困ったもので、"Sister Christian"が大ヒットしたためにレコード会社から同じようなバラードを求められ続け、バンドの失速の一因となってしまいます。哀愁味が濃厚でギターのハモりもカッコいい#3"Why Does Love Have to Change"、ガツンとハードなリフの#5"Touch of Madness"、メロハーそのものの#6"Passion Play"や#8"Chippin' Away"、アメリカン・ロックの伝統を感じさせるアコースティカルな#9"Let Him Run"など、他にいい曲がたくさん入っているのになぁ。。。ビジネスとして成り立たなければバンド活動が続けけられないし、ビジネスを優先し過ぎればバンドの音楽表現に歪が出る。ロック・バンドも苦労が多いものだと思います。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. (You Can Still) Rock in America (Blades, Gillis)
02. Rumours in the Air (Blades)
03. Why Does Love Have to Change (Blades)
04. Sister Christian (Keagy)
05. Touch of Madness (Blades)
06. Passion Play (Blades)
07. When You Close Your Eyes (Blades, Fitzgerald, Gillis)
08. Chippin' Away (Blades, Gillis)
09. Let Him Run (Blades, Keagy, Watson)

■Personnel
Jack Blades - Bass, Lead Vocals
Jeff Watson - Guitars
Brad Gillis - Guitars, Vocals
Alan Fitzgerald - Keyboards, Vocals
Kelly Keagy - Drums, Lead Vocals

Glenn Hughes - Backing Vocals on "(You Can Still) Rock in America"

Producer - Pat Glasser