0198Slam










人種混合のファンキーなメロディック・ロック・バンド、ダン・リード・ネットワークの2ndアルバム。本作ではなんと言ってもプロデューサーにナイル・ロジャースが起用されているのが注目点です。シックのギタリスト、ソングライターであると同時に、マドンナの"Like a Virgin"、デヴィッド・ボウィの"Let's Dance"など、誰でも知っているようなビッグ・ヒット作を連発してきた大物プロデューサーです。楽曲的には1stの"Ritual"のような強力なものはないのですが、ナイル・ロジャースの隅々まで行き届いたプロダクションのせいか、非常に聴き応えのある作品となっています。

ナイル・ロジャースが手がけたということで、路線的にはよりファンク化が進むだろうという予測を裏切って、むしろハードロック色が強まっているのが意外です。タイトル曲#2"Slam"、#5."Doin' The Love Thing"などに顕著ですが、1stでは控え目だったブライオン・ジェームスのギターがリフ、ソロともに前面にフィーチャーされていて、これがまたとにかくカッコいいんです。バラード曲#6."Stronger Than Steel"の情感豊かなソロも素晴らしい。もちろんこのバンドの唯一無二の個性である16ビート+メロディアスな歌唱+メッセージ性はそのままです。筆者としては1stよりこちらの方が好きですね。ネイティヴ・アメリカンのダン・リード(vo)、日系人のブレイク・サカモト(key.)、黒人のブライオン・ジェームス(gt.)とメルヴィン・ブラノン(b.)、白人のダニエル・プレッド(dr.)とメンバーは1stと同じです。
 
評価 ★★★★☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Make It Easy
02. Slam
03. Tiger In A Dress
04. Rainbow Child
05. Doin' The Love Thing
06. Stronger Than Steel
07. Cruise Together
08. Under My Skin
09. Lover
10. I'm Lonely, Please Stay
11. Come Back Baby
12. All My Lovin'
13. Seven Sisters Road
All songs written by Dan Reed Network

■Personnel
Dan Reed - vocals, guitars
Brion James – guitars, vocals
Dan Pred – drums
Melvin Brannon II – bass, vocals
Blake Sakamoto – keyboards, vocals

Producer - Nile Rodgers, Dan Reed