0153Dawn Patrol










アメリカのハードロック・グループ、ナイト・レンジャーの1stアルバムです。このグループの中核はルビコン(Rubicon)というファンク・バンドに在籍したジャック・ブレイズ(ba)とブラッド・ギルス(gt)、ツアー・メンバーのケリー・ケイギー(dr)。筆者は1978年のカリフォルニア・ジャム2をTVで見たとき、ルビコンのカッコよさにシビれ思わずLPを買ってしまいました。しばらくしてブラッド・ギルスがオジー・オズボーンのバンドでギターを弾いているのを知り、なんでファンクやってた人がオジーのギターなの?と興味津々であんまり好きじゃないオジーのライヴ・アルバムを手に入れ聴くと、これがえらくカッコいいギターなので驚きました。更にあれよあれよという間に人気バンドとなったナイト・レンジャーが、ジャック・ブレイズとブラッド・ギルスのバンドだったのを知り、これまた驚いた記憶があります。

1stアルバム時のメンバーは、元ルビコン組3人に加え、元モントローズ(Montrose)のアラン・フィッツジェラルド(key)と、その友人ジェフ・ワトソン(gt)。アーミングを駆使した情熱的なプレイのブラッド・ギルスと、エイトフィンガー奏法(タッピング)と速弾きをクールに聴かせるジェフ・ワトソンという、キャラクターの異なるギタリストが看板となり話題を呼びました。リード・ボーカルもジャック・ブレイズとケリー・ケイギーの二人で歌い分け、これも特徴となっています。デビュー作といってもメンバー各人にキャリアがあるので、演奏・歌唱ともに安定しています。楽曲のほうは、シングルカットされてヒットした#1"Don't Tell Me You Love Me"に代表されるように、ハード過ぎずソフト過ぎず、メロディアスでポップな万人受けしそうなもの。今の耳で聴くと多少古臭い感じはするものの、さすがによく出来たアルバムだと思います。プロデュースにはこの後3作目までナイト・レンジャーを手掛けるパット・グラッサーが起用されています。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Don't Tell Me You Love Me (Jack Blades)
02. Sing Me Away (Kelly Keagy/Jack Blades)
03. At Night She Sleeps (Kelly Keagy/Jack Blades)
04. Call My Name (Jack Blades)
05. Eddie's Comin' Out Tonight (Jack Blades)
06. Can't Find Me A Thrill (Jack Blades)
07. Young Girl In Love (Kelly Keagy/Jack Blades)
08. Play Rough (Jack Blades)
09. Penny (Jack Blades)
10. Night Ranger (Jack Blades)

■Personnel
Jeff Watson - guitars
Alan Fitzgerald - keyboards, vocals
Kelly Keagy - drums, lead vocals
Jack Blades - bass, lead vocals
Brad Gillis - guitars, vocals

Producer - Pat Glasser