126Dawn









なんと今年(2014年)9月にオリジナル・メンバーで来日ツアーを行なうことがアナウンスされたデンジャー・デンジャー。アンディ・テイモンズも来るのか~。行きたいな~。

このDawnはリリースされたのは1995年で彼らの3枚目のアルバムとなります。実はCockroachというアルバムがこれより前に完成していたのですが、諸々の事情があってお蔵入りとなり、Dawnの方が先にリリースされたのです。だから制作順から言えば4枚目ということになります。2ndアルバムScrew It!(1991)発表以降、バンドを取り巻く環境もバンドの状況も大きく変わりました。92年にはキーボードのケイシー・スミスが解雇され、93年録音を終えたCockroachの発売が何故か延期。ゴタゴタの中で今度はボーカルのテッド・ポーリーが脱退(解雇)。バンドは知り合いだったカナダ人ボーカリスト、ポール・レインを新メンバーに迎えてCockroachを録り直すものの、テッド・ポーリーとの間で訴訟が持ち上がりアルバムは発表できず、嫌気がさしたギターのアンディ・ティモンズまでがバンドを離れソロ活動を始めてしまいます。心機一転を図るバンドは、1stでギターを弾いていた旧知のトニー・ブルーノ・レイを共同プロデューサーに迎えてアルバム制作を開始、1995年にようやく3rdアルバムDawnを発表することとなりました。

このアルバムを初めて手にしたとき、デンジャー・デンジャーの激変ぶりには驚かされました。音はダーク&へヴィとしか言い様がない、歌詞もジャケットもシリアス、ついこの前まで能天気なパーティ・ロックで大騒ぎしていたバンドとは信じられません。ボーカルも交代しているので、予備知識無しで聴いたら全然違うバンドだと思うでしょう。曲作りも含めこのバンドの中核はリズム隊のブルーノ・ラヴェルとスティーヴ・ウェストの二人なので、よく聴けばそこかしこにデンジャー・デンジャーらしいメロディが見え隠れしているのですが、それにしても過去の作品とはあまりにもイメージが違いすぎます。じゃあ、あなたはこのアルバムはつまらないと思うかと聞かれれば、決してそんなことはありません。全ての虚飾を取り去ったような生々しい音(特にドラムとベース)は魅力的ですし、ポール・レインのボーカルも迫力あるし、ブルーノ・ラヴェルのギターも代役とは思えないほど達者だし。ただ、あなたはデンジャー・デンジャーにこの音を求めるかと聞かれれば、答えは否です。

評価 ★★★☆☆ 
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
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■Tracks
01. Helicopter
02. Crawl
03. Punching Bag
04. Mother Mercy
05. Sorry
06. Drivin' Sideways
08. Goodbye
09. Wide Awake and Dead
10. Nobody Cares
11. Heaven's Fallin'
12. Hard
All songs written by Bruno Ravel, Steve West, Paul Laine

■Personnel
Paul Laine – lead vocals, guitar, B-3, percussion
Bruno Ravel – lead & rhythm guitars, bass, vocals, keys
Steve West – drums, percussion

Producer - Bruno Ravel, Steve West, Paul Laine
Co-Producer - Tony "Bruno" Rey