0115Listen to the Light
1998年にリリースされたジーノのアルバム。95年リリースのZenology は録音時期がバラバラな未発表音源集なので、バンドの本格的復活作である本作を2ndと考えるのが妥当でしょう。しかし、バンドと言ってもメンバーはジーノ・ロートとボーカルのマイケル・フレクシグの2人のみになってしまいました。ジーノ・ロートが全ての楽器を担当しています。結果として、打ち込みドラムとシンセサイザーの多用で、サウンド的にはやや残念な仕上がりと言わざるを得ません。

さて本作の内容ですが、さすがジーノらしい高揚感と美しさに満ちたメロディアスなハードロック、凡人が束になっても敵わない超Aクラスのギタープレイを聴かせてくれます。しかし、どうも筆者はジーノのオリエンタリズムとか、神がかった雰囲気とかが苦手です。#1"Goddess Of Sunrise"から、1stのオープニング曲"Eastern Sun"の焼き直しのような中華風メロディでガックリしました。#5"Light Of The Morning"や#7"Listen To The Light"の大袈裟な荘厳さも疲れます。チープな映画音楽のようなおもしろくもなんともないインスト曲や、天然ものか合成か分かりませんが小鳥の鳴き声とか長々と挿入されているのも無駄です。#2"Love In Your Eyes"、#4"Meet Me At The Rainbow"、#6"Follow The Wind"、#10"Eden On Fire"、この4曲に関しては、ジーノがフェア・ウォーニングやドリームタイドの母胎となったことをよく示す極上メロハーだと思います。全曲この調子でやってくれたらいいのに。

#9"Some Rocks Don't Roll"は、ジミ・ヘンドリックスとボブ・ディランに捧げられている曲。この人も兄貴のウリ・ロートに負けず劣らずのジミの信奉者で、ジミの恋人で後にウリと一緒になった故モニカ・ダンネマンと共にジミに関する本まで書いています。曲のほうはジミヘン風のサウンドにディラン風のハーモニカが意外によく合っていてカッコいいです。ギターももちろん言うことなしです。

評価 ★★★☆☆
 ★★★★★ 傑作
 ★★★★☆ 秀作
 ★★★☆☆ 佳作
 ★★☆☆☆ 凡作
 ★☆☆☆☆ 駄作
評価の基準(筆者の好み)については評価の基準についてをご覧ください。

■Tracks
01. Goddess Of Sunrise
02. Love In Your Eyes
03. I Would Die For You
04. Meet Me At The Rainbow
05. Light Of The Morning (For The Children Of This World)
06. Follow The Wind
07. Listen To The Light
08. Luna and Mercury
09. Some Rocks Don't Roll (For Jimi And Bob)
10. Eden On Fire
11. Tomorrow Arise
12. Rainforest Tears
13. Sunset in Paradise
14. Walking on a Thin Line [bonus]
all songs by Zeno Roth except lyrics "Walking on a Thin Line" by Michael Flexig

■Personnel
Zeno Roth - all guitars, all other instruments, choir & backing vocals
Michael Flexig - lead vocals, choir & backing vocals

Andrea Schwarz - choir & backing vocals
Keith Ellis - choir & backing vocals
Naoko Goto - choir & backing vocals
C. C. Behrens – drums on 14

Producer - Zeno Roth